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第51回鳥取県サッカー選手権決勝大会 決勝戦 8/31(とりぎんバードスタジアム
口口得点経過口口
口口得点経過口口

ガイナーレ鳥取

SC鳥取ドリームス

59分:ハメド
64分:ハメド
37分:山根 伸

SH
GK
CK
FK
PK
19
4
7
3
0
PK
FK
CK
GK
SH
0
6
3
17
4
スタメン
 サ ブ 
 交 代 
アシスト()内は得点者

26田村  7戸田

17鶴見      6小井手


14吉野  10実信

2吉瀬 16小原 3加藤 20冨山

23太田

G K 21 修行
D F 32 水本
M F 4 アドゥール
M F 27 釜田
M F 28 山本
F W 9 ハメド
F W 11 秋田
35分
釜田(鶴見)
35分
ハメド(戸田)
H T
秋田(吉瀬)
59分
釜田(ハメド)
64分
秋田(ハメド)
警 告
■:なし ■:なし


 第51回 鳥取県サッカー選手権決勝大会決勝は、ガイナーレ鳥取 対 SC鳥取ドリームスという魅惑の対戦になった。SC鳥取ドリームスは、準決勝で米子北高校を3-0で退けての決勝進出。ガイナーレは、スーパーシードで決勝からの登場になる。

 前半、ドリームスはDFの裏を積極的に狙う作戦。ボールポゼッションはガイナーレだが、前線へのロングボールの精度が著しく低くチャンスに結び付ける事が出来ない。拮抗した展開の中、12分に左サイドでボールを受けたドリームスの山根伸が、中央の堀へパスを送る。堀はダイレクトでDFの裏へボールを叩くと、上手く抜け出したドリームスのキャプテン太田がGKと一対一になる。ここは、ガイナーレのGK#23太田が飛び出してピンチを救ったが、ドリームスのシンプルでスピードのある攻撃を目の当たりにしてイヤな予感が過った。ガイナーレも#7戸田の飛び出しや#26田村のヘッドなどでドリームスゴールを脅かすものの、ドリームスのGK清水の好守の前に先制点を奪う事が出来ない。すると35分、ガイナーレは#17鶴見と#7戸田を下げて#27釜田と#9ハメドを早くも投入する。しかし直後の37分、#9ハメドのクロスボールのクリアからドリームスのカウンター。ドリームスは左サイドに展開すると、ボールを持っていた山根伸が畑野(弟)にボールを預けると、絶妙なタイミングで裏へ抜け出す動きを見せる。畑野(弟)もDF4人に囲まれながらも、山根伸の動きにつられる様に#16小原の股の間を通す見事なスルーパス。山根伸は、飛び出したGK#23太田を抜き去ると無人のゴールへ流し込むだけ。目の覚める様な速攻にやられてドリームスに先制点を与えてしまう。

 後半からガイナーレは、#2吉瀬を下げて3バックにすると共にFWに#11秋田を投入。#9ハメドをトップ下に置いた3-5-2のシステムにチェンジする。ガイナーレは、早い時間での同点ゴールを狙い積極的にサイドから崩そうとするのだが、エリア内に人数を掛けて守るドリームスを崩す事が出来ない。もっとミドルレンジからシュートを狙うなどDFをつり出すプレーが出てこないと厳しい。得にCBの山村は、一対一やハイボールの競り合いには滅法強い。ただ、スピードで振り切られる事が多々あるので、ガイナーレとしては上手くつり出してスピードで勝負しないとなかなか崩せないだろう。ようやくガイナーレが同点に追い付いたのは59分。左サイドの#27釜田が中央の#26田村へパスを送る。#26田村がダイレクトでマイナスに叩くと、中央でフリーでになっていた#9ハメドが豪快に左足を振り抜き、ミドルシュートをゴール右上に突き刺した。さらに64分、#11秋田のパスに抜け出した#9ハメドのゴールでガイナーレが逆転。シュート数を確認すればわかるが、その後もガイナーレが攻め込むも尽くシュートが枠を捕らえる事が出来ず駄目押しゴールを奪えない。結局、このまま2-1でガイナーレが競り勝ったのだが、試合自体はドリームスの試合だったように思えた。


  〜戯 言〜


 ドリームスの良さが目立った試合だった。ドリームス側の立場で観戦した方は非常に面白いゲームだったのだろうが、ガイナーレ側で応援した者としては非常にストレスの溜まる試合だった。先制点のシーンは、伸にボールが渡った瞬間に『やられた...』と思ってしまった。やっぱり山根伸って選手は一対一に滅法強い。流石としか言い様がない。ガイナーレは、新加入の田村がねぇ...。運がないって言うのか? ゴールに向かう姿勢は素晴らしいと思うし「得点したいんだ」って気持ちも感じられるんだけど、 後一歩の所でゴールに結びつかない。1点決まるとゴールラッシュなんて事もあるかも知れない。だから、早く1ゴール欲しいね。

 とまぁ、これで9年連続11回目の天皇杯出場決定。1回戦は香川県営サッカー・ラグビー場で、香川県代表の カマタマーレ讃岐と対戦。とにかく勝ち進んで、県民にアピールしたい所だ。