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2009 JFL 開幕戦 3/15()とりぎんバードスタジアム
得点経過
得点経過

ガイナーレ鳥取

MIOびわこ草津
88分:ハメド
-
SH
GK
CK
FK
PK
8
14
7
27
1
PK
FK
CK
GK
SH
0
27
1
11
2
スタメン
 サ ブ 
交 代
c a r d
小原一展 鶴見聡貴
c a r d
-
次節出場停止
-
今節獲得強化費
¥ 60.000
通算獲得強化費
¥ 60.000
観 客 数
3.187人

11阿部   18田村

29小澤
19林       17鶴見

14吉野

22 3加藤 6小原 20冨山

15シュナイダー

G K 21 太田
D F 4 柴村
D F 23 水本
M F 10 実信
M F 24 鈴木
F W 7 小井手
F W 9 ハメド
31分
小井手(小澤)

57分

ハメド(田村)
84分
実信(鶴見)
アシスト()内は得点者
-
r e p o r t


 JFL初制覇、そして悲願のJリーグ入りを目指すリーグが開幕する。大々的に招待券を配付しなかった影響もあってか、待ちに待った開幕戦にしては少々少ないかな?とも思うが、それでも平均ノルマの三千人を越える「3.187人」の観客がとりぎんバードスタジアムに集結した。

 試合開始から硬さの見えるガイナーレは、視野が狭く左右両サイドにフリーの選手が居てもそこをを効果的に使える事が出来ず攻撃が組み立てられない。また、#11阿部をターゲットにロングボールを入れようとするのだが相手DFのマークとパスの精度の無さが影響してチャンスが作れない。対するMIOびわこ草津は、中盤での寄せが早くボールを奪うと少ないタッチでパスを繋いで攻撃を組み立てて来た。ガイナーレは、序盤こそサイドを基点にチャンスを作り#19林が中盤から飛び出して来たり、#22森がミドルシュートを放つなど、少ないながらも良い形の攻撃もあった。しかし、試合は互いに決め手が無く時間だけが過ぎる面白味の無い展開となる。そんな中ガイナーレの見せ場が訪れたのは28分過ぎ。#17鶴見からの縦パスに抜け出した#20冨山がダイレクトで中央に折り返すと、MIOびわこ草津のDF陣が全員ボールウォッチャーとなりDFの背後でフリーとなった#11阿部がダイレクトボレ−を放つ。ゴールこそ奪えなかったが、直前でバウンドした難しいボールに合わせる#11阿部の能力の高さを垣間見れた。この日のガイナーレは、#14吉野が下がり目なポジションをとり、トップ下の#29小澤がやや上がり目なポジションをとっていた為に中盤に大きなスペースが生まれ、そこを自由に使われていたのが気になった。そして31分、流れを変えようとガイナーレベンチが動く。#29小澤を下げて#7小井手を投入する。この交代に賛否両論有ると思う。個人的には、前半30分過ぎというのは決断が早すぎたかと思うが、#7小井手が準備を始めたのを見た時、下げられるのは#29小澤かな?と思ったのも事実。俺の目にもこの日の#29小澤の動きに迷いを感じていた。しかし、この交代劇がベンチの期待通りの効果をもたらす事は無かった。
前半はこのままスコアレスで終るのだが、終了間際に相手選手とGKの#15シュナイダーが交錯し痛んだ時は肝を冷やした。

 後半開始早々はMIOびわこ草津に押し込まれる展開となるが、53分には#22森のクロスに#11阿部がDFに競り勝ちヘディングシュートを放つ。シュートは相手GKの好守に阻まれるが久々の決定期にスタンドが沸いた。57分#18田村を下げて#9ハメドを投入。その後、MIOびわこ草津もFWのアランを投入。お互いに攻め手のない状況の打開を謀る。試合が動き出したのは80分過ぎ。スルーパスに抜け出そうとしたMIOびわこ草津のFWアランをマークに付いていた#16小原がペナルティーエリアぎりぎりで倒しイエローカードを貰ってしまい、危険な位置でのFKをMIOびわこ草津に与えてしまう。 ゴール裏からは祈りを込めたガイナーレコール。 その祈りが通じたのかFKはゴールマウスを大きく外れた。その直後#17鶴見を下げて#10実信を投入。それに伴い#7小井手を右サイドへポジションチェンジし#10実信をトップ下に置く。そして41分、中盤の低い位置でボールを奪った#10実信が#9ハメドにパス。#9ハメドは、中央から右サイドに流れながらDFの裏のスペースへパスをだし#7小井手を走らせる。#7小井手がゴールラインぎりぎりでボールに追い付いた所で相手のタックルを受けてFKを得る。コーナーアークのすぐそばからのFKを#9ハメドが蹴ると、中央で#11阿部が相手DFと競り合いボールは大きく左サイドへ流れる。そのこぼれ球を相手選手がトラップしクリアした所でホイッスルが吹かれる。どうやら手でトラップしてしまった為、ハンドを取られPKをゲット!! その瞬間、ガイナーレゴールを守っていたGK#15シュナイダーが大きく飛び上がり喜びを爆発させる。キッカーは#9ハメド。ボールをペナルティースポットに置き深呼吸するハメドを見ながら#15シュナイダーは、跪き祈りを捧げている。(噂には聞いていたが、本当に祈るんだなぁ..と実感しながらも、自分のユニのエンブレムを握りしめて『決めろ!』と祈っていた) #9ハメドは、シュートの瞬間に軸足を滑らせ倒れ込みながらも左足でゴール左上にシュートを突き刺し、ガイナーレが待望の先制ゴールを奪う。その後、MIOびわこ草津の反撃を身体を張って防ぎ切り、苦しみながらも開幕戦で白星をあげた。


    〜戯 言〜
 
 
 何はともあれ開幕戦勝利。
 試合はミス多いし、サイドチェンジ皆無で大きな展開無し、プレッシャーも与えないのでボールを奪えないし、縦パスは読まれまくり、2トップにマークがガチガチ。得点の気配は全く無かった。しかし、失点の気配も全く無かった。
 試合後のシュナイダー劇場。素晴らしい空間だった。梅田も皆が待っているから確りと怪我を治して帰って来て欲しいと心から思った。
  不格好な滑り出しになったが、この1勝がJへの第一歩。残り33試合。熱く応援して行きたいと思う。