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2009 JFL 前期 第 2 節 3/22(長崎県立総合運動公園陸上競技場
得点経過
1┏ 0 - 0 ┓2
┗ 1 - 2 ┛
得点経過

V・ファーレン長崎

ガイナーレ鳥取

77分
:宮尾 勇輝

68分:実信 憲明

89分:小澤 竜己
SH
GK
CK
FK
PK
9
14
3
15
0
PK
FK
CK
GK
SH
0
16
2
14
13
スタメン
 サ ブ 
交 代
c a r d
-
c a r d
-
次節出場停止
-
今節獲得強化費
¥ 60.000
通算獲得強化費
¥ 120.000

11阿部   7小井手

10実信
22森       17鶴見

14吉野

4柴村 3加藤 6小原 20冨山

15シュナイダー

G K 21 太田
D F 28 尾崎
D F 23 水本
M F 24 鈴木
F W 9ハメド
F W 18 田村
F W 29 小澤
64分
ハメド(鶴見)

74分

小澤(小井手)
89分
田村(実信)
アシスト()内は得点者
68分:柴村(実信)
89分:ハメド(小澤)
r e p o r t


 先週の開幕戦で、苦戦しながらもMIOびわこ草津を終盤に獲得したPKの1点を守り抜き辛勝したガイナーレ。第2節は、開幕2連勝を目指し、新加入で準加盟チームのV・ファーレン長崎とアウェイで対戦した。

 前半からボール支配率でV・ファーレン長崎を圧倒し攻勢に出るガイナーレ。サイドから崩し何度も決定期を迎えるが、相手のGKを中心とする守備に阻まれ中々ゴールを奪えない。この日は、雨の影響でピッチが水を含み非常にスリッピーな状態で両チームの選手共にピッチに足を取られる場面が目立った。JFLで初のホームゲームとなるV・ファーレン長崎だが、ホーム開幕の緊張からか動きが硬くミスも目立った。そんな中で、早い時間の先制点を奪う事が出来れば一気に畳掛ける事が出来たのだろうがチャンスを作りながらも得点を奪えぬまま前半を終える。
 
  後半に入ってもサイドを中心に攻め込むも、肝心な所でミスが出たりシュートが枠に飛ばなかったりと先制点が遠い。すると、硬さの取れて来たV・ファーレン長崎の動きが徐々に良くなり一進一退の展開となる。試合の流れを変えようとV・ファーレン長崎がFWを交代させる。ガイナーレも#17鶴見を下げて#9ハメドを投入してリズムを変えに出る。すると68分、左サイドで素早く細かいパス交換から#
4柴村が抜け出し深くエグると中央へ折り返す。中央で#11阿部がDFを引き付けると2列目から飛び込んだ#10実信がフリーとなりヘディングシュート。叩き付けられたボールは、GKの前でワンバウンドしてゴール右隅に突き刺ささりガイナーレが先制する。この場面では、DFが完全にボールウォッチャーとなっておりファーサイドでも#9ハメドがフリーになっていた。V・ファーレン長崎は、ここを修正して行かないと今後キビシイ戦いを強いられる事になると思う。待望の先制点で勢いを取り戻し追加点と行きたい所だったが、自らのミスから相手にスローインを与えてしまうと、相手の素早いリスタートにも対応が遅れてしまい右サイドを切り裂かれると、深い位置での切り返しに#3加藤が付いて行けずフリーでシュートを撃たれてしまう。GK#15シュナイダーも必死に手を伸ばすが、スリッピーなピッチに足を取られて対応が一歩遅れ痛恨の同点ゴールとなってしまった。その後は、同点ゴールで勢いの付いたV・ファーレン長崎に押し込まれる時間が続くが、ガイナーレは身体を張った守備で対応。「同点後に引き分けに持ち込むか勝ちに行くのか迷った」(試合後監督談)というV・ファーレン長崎に対して、終了間際に#10実信を下げFW#18田村を投入し、迷いなく得点を奪う姿勢を見せたガイナーレ。その姿勢の差が終了間際の劇的な幕切れを生んだ。ロスタイムに#9ハメドが右サイドをドリブル突破。素早い切り返しで相手DFを振り切る。ゴール前では、#11阿部と#18田村がDFを引き付けている。#9ハメドは、ゴール前の2トップにではなく少しマイナス気味にクロスボールを上げた。そこには、全くのフリーで待ち構えていた途中出場の#29小澤がいた。そしてダイレクトにボレーで右足を合わせると、GKの手をかすめてゴール左隅に突き刺さった。そして程なくして試合終了のホイッスル。遠く長崎の地での劇的勝利に今年のガイナーレの勝負強さを垣間見た。

 
    〜戯 言〜
 
  
 開幕2連勝。しかし、無駄な失点をしてしまった。ミスから相手にスローインを与え、相手選手のケアを怠ってしまいミドル決められてしまった。全然防げた無駄な失点。隙を見せるとやられてしまう。これを良い薬にして、もう一度気持ちを入れ治して欲しい。