前節は、ホームでFC刈谷を3-0で退けたガイナーレ。久々の快勝で勢いを付けて、今後を左右する大一番に向かう。その相手は、同勝点で並ぶ2位の横河武蔵野FC。堅守を誇る難敵に、どう挑みどう勝利するのか?
ガイナーレを後押しする為に、決戦の地「ムサリク」に多くの鳥取サポが集結した。
立ち上がりは、横河武蔵野FCのプレスと勢いに押され劣勢に立たされる。しかし17分、左サイド#22森のクロスが流れた所を右サイドで#28尾崎がキープ。すかさず#17鶴見にパスを送る。#17鶴見は、DFを引き付けたままボールをスルー。全くのフリーでボールを受けた#24鈴木が、エリア外から豪快にミドルを叩き込みガイナーレが先制。これで勢い付いたガイナーレが前半の主導権を握る。結局このまま追加点は奪えなかったが、何度か良い形で横河武蔵野FCゴールに迫るシーンも有り、横河武蔵野FCにほぼ何もさせないまま前半終了。
後半に入って間も無い50分、横河武蔵野FCに中盤からボールを細かく繋がれて突破を許しサクッと失点...。1-1の振り出しに戻ってしまう。この同点ゴールで横河武蔵野FCも息を吹返し一進一退の攻防に。しかし60分、センターサークル付近から#6小原のロングフィードを左サイドのゴールライン際で#24鈴木が受けると、左足で中央に折り返す。そのクロスボールがゴールに吸い寄せられる様な軌道を描き、GKの頭上を越えてファーサイドのサイドネットにスポッと納まった。その魔法の様なゴールにスタンドはどよめきが起きた。首位決戦で負けられない横河武蔵野FCも、ロングボールを主体にガイナーレゴールに攻め入り攻撃のてを緩めない。どちらのチームにとっても、次の1点が非常に大きな得点となる。そのゴールを奪ったのはガイナーレだった。69分、中盤で#24鈴木のチェイスから#14吉野がボールをカッとすると、そのこぼれ球を#11阿部が拾い#9ハメドにパスし前線にダッシュ。#9ハメドは、2タッチで左サイドのスペースへフワッと柔らかい浮き球のパスを送る。そこに走り込んだ#22森がダイレクトにグラウンダーのクロスを中央へ。そこへ#11阿部がDFを引き連れて走り込むとファーサイドで#29小澤がフリーとなる。クロスは、#11阿部には合わなかったもののフリーとなった#29小澤が押し込み横河武蔵野FCを突き放す。(この場面で、囮となった阿部が、ゴール後に小さくガッツポーズをしているのが印象的。)このゴールで試合をら楽に進められると思ったのも束の間....。リスタートのキックオフ直後に、大きなサイドチェンジで揺さぶられるとクロスボールを中央で合わせられ、またも1点差に...。残り20分強は、正に死闘。リードするガイナーレも守りに入らず、両チームとも攻撃の手を緩めない。終盤に、GK#15シュナイダーが熱くなり過ぎてイエロー(異議)を貰うものの3-2のまま試合終了。ガイナーレが首位決戦の死闘を制し首位争いを一歩リードした。
〜戯 言〜
いやぁ、何と言うか「良く頑張った」とでも言うのか、よく首位を守ったまま帰って来てくれた。次節は、流通経済大学が相手なので(主力は来ないって噂も有るけど)選手&サポ共に色々と思う所の有る一戦となるだろう。もう一度、気を引き締めて戦って行かなければならない。