前節、下位に低迷するFC刈谷に惨敗し、昇格圏内の3位から圏外の5位に転落したガイナーレ。今節の相手は、2位の横河武蔵野FC。強敵との対戦ではあるが、上位を直接叩ける最後のチャンス。「バードスタジアム1万人プロジェクト」と題したこの試合、目標には達しないながらも今期最高の5.907人の観衆が集結。ガイナーレの勝利に祈りを捧げたのだが...
試合は、相手ボールのキックオフをインターセプトした#11阿部がロングシュート。流石にゴールにはならなかったが、その直後に右サイド#17鶴見のア−リークロスを相手DFがヘッドでクリア。そのクリアボールを#22森がダイレクトでミドルを突き刺し、試合開始早々にガイナーレが先制する。幸先の良い先制弾にスタンドは大きく沸いた。勢いに乗るガイナーレは、果敢にサイドアタックを仕掛けるものの追加点は遠く前半終了。
後半も序盤は、相手の連携ミス等もあり得点の匂いもしたのだが、53分に相手選手のドリブルに#22森と#25奥山がつり出されていまい左サイドにフリーの選手にパスを出されると、ダイレクトで中に折り返されてしまう。慌てて#25奥山が詰めるも、運悪く#25奥山に当たって軌道の変わったボールが、ニアサイドでオフサイド気味に抜け出したFW関野(要注意アタッカー)の目の前へ...。そのボールを難なくボーレ−で押し込まれ、後半開始早々に痛恨の失点。これで勢い付いたのは横河武蔵野FC。ボール支配率を高めると共に、素早い動き出しでガイナーレの先手を取る。ガイナーレは、神経質にファールを取るレフリーに苛立つ場面も増え始め、プレスが徐々に甘くなってしまった。57分には、#25奥山を下げて#7小井手を投入。#7小井手は、持ち味であるドリブル突破から打開を謀ろうと積極的にサイドを駆け上がるものの、攻撃陣の上がりが遅い上に攻撃にかける枚数自体が少なく決定的チャンスに結びつかない。守備陣は、最終ラインで踏ん張り横河武蔵野FCにフィニッシュまで持ち込ませず拮抗した展開となる。そして70分、#27釜田に代わってついに#8梅田直哉がピッチへ登場。スタジアム全体が大きな期待に包まれたが、豪快なシュートを放つ機会さえ訪れなかった。試合は、#17鶴見の落としから#28尾崎が決定的なシュートを放つも僅かに枠をそれる等、シュートを打てども最後まで枠を捕らえ切れず1-1のドロー。今期最多の観衆の前で勝利を見せる事は出来なかった。
〜戯 言〜
とりあえずウメお帰り。残り試合が少なくなる中、結果が非常に大事となっている。いい加減に結果を出さないと昨年と同じ悔しさを味わう事になりかねない。もう一度あの悔しさを思い出して残りの試合を戦って欲しい。