入院生活や病状についての記録

遺伝子疾患血管型エーラス・ダンロス症候群

気胸6回目。

花粉症。

 2008年3月、私は花粉症でもあって毎年この季節には耳鼻科で目薬と飲み薬をもら
っています。今日はなぜか、やけに鼻水がでる。花粉がたくさん飛んでるのかな?家に帰
ってからも、なんかおかしい。熱を測ってみたら38.7度ある!気のせいか胸の痛みが
あるようだし、せきが激しくでるようになった。気のせいだよ。明日になったら治ってる
よと、自分に言い聞かせながら風邪薬と安定剤を飲んで早めに寝ました。

またまた入院。

 今日は午前中、どうしてもはずせない仕事があって無理をしてでかけました。午後、ど
うもおかしいので熱を測ってみたら39度ありました。胸も痛いことだし、やっぱり病院
に行くことにしました。外来がまだやってたので(しまってたら救急部)、受診をお願い
したら、運よく担当の先生がいて診てもらいました。
 高熱のため、まず鼻の穴に棒をつっこまれインフルエンザのチェック。結果がでるまで
隔離用の個室で待つこと15分間、インフルエンザでないのが判りレントゲン撮影、やっ
ぱり気胸とのことで安心しました(前にも書いたが大袈裟に騒いでなんとも無かったら恥
ずかしい)。今回は漏れが少ないけど肺炎をおこしてるので、すぐ入院、ドレナージ処置
してもらった。今回は担当の先生が自らしなくて研修医らしい方にさせていたので時間が
かかったし痛かった。大学病院だから仕方ないか。

恐怖の癒着剤。

 右肺ばかりで今年3回目の入院だし、いよいよ手術されるかなとドキドキしていました
が、癒着剤を入れることになりました。肺と胸膜をくっつける為、肺が破れても空気が漏
れなくなるのです。夕方、担当の先生が来て、処置をしてくれました。癒着剤はドレーン
のとこから入れるそうです。注射じゃないから痛くないなと考えてたら甘かった。癒着剤
を入れて、先生の指示に従って、仰向け、左向き、右向き、うつ伏せと、体をグルグル回
しました。肺の回り全体にいきわたらせるためなんでしょうか。しばらくして、ものすご
い痛みが来ました。「これで、もう大丈夫ですよ。」と言って、先生は行ってしまいまし
たが、私は返事をする余裕がなかったです。左向きになってベッドの柵を握り締めたまま、
まったく動けません。とにかく痛い!ナースコールを押したくても手を動かせない。
 そんなわけで30分くらいかな。痛みで汗びっしょり。こんなに痛いものとは思いもし
ませんでした。20年前にも、2回目の入院の時、左の肺に癒着剤を入れたけど、こんな
に痛くなかった。ただ、急に呼吸ができなくなって苦しかった覚えがある。

無事に退院。

 今回も、無事に退院できました。今回は12日間でした。
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