2004年


2004年1月
7-8日 北海道高等学校教育研究会。7日全体会(札幌厚生年金会館),8日理科部会(有朋高校)。
13-16日 日本物理教育学会誌「物理教育」北海道特集に,「音波の反射の指導で気になっていること」と題した小論を書く。一般に,音波は,縦波の変位波を横波の変位波に変換して扱われることが多いが,反射の際の位相の変化などを指導する場合は,変位波よりも密度波を用いた方がより直感的にわかりやすくなる,といったことを主張する内容。この号は4月発行予定。
28日 勤務校1年生が週1時間必修で行っている“理科基礎実験”で,「B5PPC用紙1枚でどれだけ大きな水差しがつくれるか」を初めて授業にかける。B5のPPC用紙1枚と,ハサミ,のり,セロテープ(1m以内)だけを使って,できるだけたくさん水を入れられる水差しをつくるというもの。出来上がった『水差し』を台ばかりにのせ,静かに水を注いでいき,そのときの最大重量を自分の記録とする。ただし,(1)あまり水漏れのひどいものは失格,(2)水を注ぎ終わってからは『水差し』は台ばかりの上で自立していなければならない,(3)水の注入を止めてから5秒後の重量を記録する,がルール。何人かの生徒達は放課後遅くまで実験室に残って,自分の記録に挑戦していました。
2004年2月
5日 等加速度運動のv^2-v0^2=2ax公式は,“平均の速度”を用いて計算した“経過時間”を使うと簡単に導けることに今更ながらに気がつく。(^^;
27日 山本義隆著「磁力と重力の発見1〜3」,「パソコン悠悠漢字術〈2002〉今昔文字鏡徹底活用」(←Win&Macパソコン上で11万字の外字を扱う“文字鏡”の解説本)がアマゾンから届く。
28日 北海道物理教育実践交流会2月例会(於:北海道東海大学札幌キャンパス)で,“B5PPC用紙1枚でつくる水差し”の授業報告その他を行う。
2004年3月
3日 勤務校の科学部が,高校生のための国際環境フォーラム「ユース・エコ・フォーラム2004」(2004/8/2-3札幌市・当別町)で,太陽電池の研究のプレゼンテーションをすることになる。それまでに英語力を特訓せねば・・・。
2004年4月
6日 勤務校科学部では,今年度の研究テーマとして「(仮題)色素増感太陽電池の製作と基本特性の研究」に取り組むことになる。そこで早速,某氏からは“電導性ガラス”約100枚と,某教授からは“必要量の液体窒素”のご厚意を受ける。(ようするに私がタダでもらってくる)
10日 北海道物理教育実践交流会4月例会(道立理科教育センター)。嘆きのブツリ part 1(ある生徒がテスト前勉強会で思わず口にした名言集)・・・“糸で連結された2物体の加速度が等しいのは何故?”“速度がゼロなら加速度もゼロじゃないの?”“回転軸にはたらく力は何故モーメントを発生しないの?”“完全弾性衝突ってどういうこと?”みなさんならこんな質問を受けたときにどう説明しますか?
23日 今年の8月17日-19日,筑波研究学園都市で行われる「光セミナー」(主催:産業技術総合研究所)に,4人の高校教員のうちの一人として参加することになる。
2004年5月
8日 物理教育実践交流会(北大教育学部)。
9日 昔はどこの家にもあった振り子の柱時計。ゼンマイのねじを巻くのは子供の仕事でした。最近は博物館でしか見なくなりましたね。義父の家の居間には以前からこの振り子時計があり,うらやましく思っていたのですが,ついに譲り受けることに成功。早速,勤務校の物理実験室の壁にかけてみました。今は,高校生の実験を優しく見守りながら,チクタク時を刻んでいます。写真
2004年6月
5日 日本物理教育学会北海道支部総会(北大)。来年の全国研究大会は北海道大会です。みなさん,よろしくお願いします。
27日 北海道高等学校理科研究会(北理研)の“北海道の理科”に「プラスチック製100円ノギスを用いて5円玉の元素の成分比を求める生徒実験」を連名で書く。
2004年7月
4日 日本物理教育学会北海道支部の“物理教育研究”に「音波の指導で気になっていること」を書く。
7日 ユース・エコ・フォーラム2004の和文原稿完成。
12日 ユース・エコ・フォーラム2004英文原稿完成。
2004年8月
2-4日 科学教育研究協議会全国大会・札幌大会(札幌西高校,他)。NaClの単結晶のブロック(約400g)をゲット。
2-6日 当別町の道民の森を中心に開かれる国際フォーラム「ユース・エコ・フォーラム2004」で,勤務校科学部が「太陽電池の研究を通して環境を考える」を発表。
5日 科学部で留守番の1年生が,「公開シンポジウム 青少年のための創造科学実験」(日本物理教育学会北海道支部主催,札幌市下水道科学館)で,「電子天秤を使った表面張力の研究」を発表。科学研究奨励賞の賞状をいただく。
6日 「青少年のための創造科学実験」2日目。科学の祭典形式のイベントで市民にアピール。NaCl単結晶の劈開(へきかい)の実験。
16日 つくば市の高エネルギー物理学研究所を見学。助教授の福島靖孝氏(ウチの校長が若い頃に務めていた東芝時代の友人だそうです)に所内を詳しく案内してもらうことができ,とてもラッキーでした。福島先生,たいへんありがとうございました。写真
17-19日 同じく つくば市にある産業技術総合研究所にて「光の科学と技術セミナー」に参加。行った実験は,
(1)720nm〜950nmの範囲で波長可変のレーザー装置が出力するレーザー光のいくつかの特定波長に対するパワーとスペクトル分布を測定する実験
(2)自己相関法によりフェムト秒レーザーのパルス幅を測定する実験
(3)ロック・イン・アンプ(入力信号を,特定の周波数に同調しているものだけに絞り込んで測定することにより,ノイズの多い信号から目的の電流または電圧だけを測定する装置)を用いてプランク定数を測定する実験
等。お世話をいただきました,産総研の板谷先生と森山先生,東海大学の若木先生と渋谷先生,広島大学の長澤先生,また板谷研究室の大学院生のみなさん,本当にありがとうございました。写真
2004年9月
8日 台風18号が札幌を直撃。大通公園の大きな街路樹が,バタバタ倒れたり,裂けたり,大変な惨状になった。
20日 札幌市青少年科学館で青少年のための科学の祭典・札幌大会が行われる。昨年までは2日日程だったが今年から1日日程となる。
2004年10月
7-8日 北海道高等学校文化連盟(略して高文連)理科研究発表大会・小樽大会が開かれました。勤務校科学部の成績は,「トドマツの葉の精油によるアレロパシー活性について」が総合賞,「Si太陽電池の明および暗条件の諸特性,色素増感TiO2太陽電池の製作」,「電子天秤を使った水の表面張力の測定」が奨励賞,「シーモンキーの生育環境について」が努力賞。グレードは,総合賞>奨励賞>努力賞。
23日 すでに解散したはずの“buturiサークルほっかいどう”が,岩手大学ベンチャーから「超電導宙返りコースター」約50万円也を購入(そんなお金がどこにあったんだ!)。今年最後の,青少年のための科学の祭典,北見大会または釧路大会に間に合うか!?
2004年11月
5日 第48回日本学生科学賞北海道審査会。勤務校関係では,「トドマツの葉の精油によるアレロパシー活性について」が道教育長賞,「太陽電池の研究を通して環境を考える〜Si太陽電池の明および暗条件の諸特性,色素増感TiO2太陽電池の製作」が読売新聞社賞を受賞。最高賞である道知事賞(高校1校,中学校1校)は,今年も取り逃しました(^^; 道教育長賞(全道2位)は,高校1校,中学校0校,読売新聞社賞(同3位)は,高校3校,中学校1校が受賞しました。これらは東京の中央審査に進むことになります。
24日 第48回日本学生科学賞中央審査の結果が届きました。今年は入賞なし。残念!(←ギター侍:波田陽区風)
2004年12月
11日 今年の「物理教育研究会」(日本物理教育学会北海道支部主催)の会場は北海道工業大学G104教室。5分間デモンストレーションで超電導ループコースターの実験を紹介。



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