サウンドシャワー





【サウンドシャワーとは】

“音のシャワー”。半球形のドームが凹面鏡のようなはたらきをし,音を集音する。真下に人が立つと頭の中で音が鳴っているように聞こえる。
 ドーム内のある点から発した音は,ドームの内面で反射し,下方向に平行に進む音となって降り注ぐ。このような特別な点を焦点という。(図1)
 さらに,音源がこの焦点よりもわずかに外側に出ていると,ドームで反射した音は,その下に集音し結像を作る。この位置に人が立つと,あたかも頭の中で音が鳴っているように聞こえる。(図2)



  





啓成高校物理実験室の天井につり下げたサウンドシャワーの透明ドーム。





半球の大きさは直径約60cm。アクリル製。黒黄ロープは回転止めも兼ねている。





真下から見たところ。





音源ドライバーユニットはステレオ仕様。透明直方体ケースで自作してみた。これをフレキシブルアームでドームへ固定。

  



CDプレーヤー,2チャンネルアンプ,サウンドミキサーの音源ソース3点セット。ミキサーは,CDプレーヤーからのLR信号の各チャンネルへ配分量を変化させるとき,ドーム真下の音場の立体感がどのように変化するのかを実験するために使う。





MailBox 石川昌司のトップページへ戻る