メールマガジン「第432号」 参考資料
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フラット35 住宅金融支援機構の標準仕様書より

メールマガジン「第420号」 参考資料
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  目地詰めをして、隙間の草木による崩壊及び土砂の流出を防いでいることは良いと判断できますが、間知石積みに上部のブロックを適切に固定することは不可能です。地盤面以下2段のブロック積は敷地の土圧を側面から受けており、またその上に新しいブロックを積んで危険な状態となっています。ブロックの最上段で道路面より2.3m程度ですから、道路に倒壊すれば歩行者は怪我をするかもしれません。
  間知石は2段程度しかありませんが、既に壊れかけています。側面から土圧がかかる土留めとして4段、またその上に2段又は5段の増し積みがしてあります。フェンス下部の高さでも1.8mある危険なものです。
 
 コンクリート製の土留め(擁壁)で、ひび割れやズレもないので、擁壁自体は健全といえそうですが、そもそもこのコンクリート擁壁の設計をする際に、上部にブロック積みを条件にした構造計算をしていたのか確認をする必要があります。
 
 建物下のコンクリート製土留めを兼ねた車庫です。右側面の水垂の跡をみると、車庫の部分とその直上部のコンクリート部分に水が抜ける隙間がありそうです。意図して水が抜けるような方法を採用していないと判断できますから、繋いでいるであろう鉄筋の劣化や、車庫と直上部の分離が進行しているかもしれません。もし、分離が進行していたら、その上部の建物まで危険になってしまいます。水抜きの処理がされていない施工が、施工上のうっかりミスなのか、車庫+直上部のコンクリート+ブロック積+建物を考慮しない設計であったのか、確認しておくべきと思います。結果次第ですが、大変危険であるとの判断がされるかもしれません。
 これが正解というわけではありませんが、使える敷地は減少しても、上部のブロック積は低くし、間知石には載せない施工をしています。また、敷地内側に連続した基礎などがあれば少し安心できます。ただ、ブロックの1段目まで盛り土をして地盤面となっていることは良くないです。