赤 滝(兵庫県新温泉町) |
兵庫県美方郡新温泉町岸田にある霧ヶ滝渓谷に懸かる滝。国道9号線を鳥取県岩美町から兵庫県新温泉町に入り、蒲生トンネルを出て約1kmで右折。曲がると「おもしろ昆虫化石館」があり、その前に周辺の案内地図があるので滝の位置や道を確認するとよい。岸田川沿いに約8km行くと霧ヶ滝渓谷の案内図がある。案内図から200m程先に駐車出来るスペースがある。渓谷入口から2.4kmの滝見道を約1時間登って行くと「霧ヶ滝」に辿り着くことが出来る。渓谷入口には「赤滝」は落石で崩れ通行不能とも書かれています。
「赤滝」は「霧ヶ滝」の下流で合流する別の支流に懸かっています。支流の合流点に「赤滝」まで800mとの標示板がありますが、確かに途中で道も踏み跡も無くなりルートは不明瞭で、草ボウボウ石ゴロゴロの状態になります。草を刈り石を乗り越え、ちょっと急な涸れ沢の斜面を横切り、更に登って行くと滝を一望出来る場所がある。上段は木に隠れてよく見えませんが、高さは約50mの2段で落下する綺麗な滝です。
赤滝の下流には高さ10m程の「ふきだしの滝(赤滝噴水)」があり、滝の上部に、人の頭の形をした大きな岩が鎮座し、その両側を白い滝水が流れ落ちています。ちょっと「ムンクの叫び」を思わせるような滝でした。「赤滝」と「ふきだしの滝」の間にも小滝が続いています。
赤 滝 (2005/10/09) | ふきだしの滝 |
紅葉の赤滝(2009年10月25日)
赤滝と呼ばれるように、紅葉時の赤滝は特に素晴らしい景観である。例年よりも紅葉が早いようなので10月25日に紅葉オフ会を開催した。滝の周辺は丁度見頃で錦絵のような赤滝を楽しむことが出来た。2段と思われていた滝だが、上段の上にも段差があるようだ。
2005年訪問時に比べ、涸れ沢には水が流れ大きな石が落ちてきており、踏み跡も土や枯葉で埋もれて判り難くなっています。通行不能の看板が設置されてから訪れる人も無く、だんだんと自然の山に帰りつつある。このままではアプローチが更に困難になると思われるので、遊歩道の整備をお願いしたいものだ。
紅葉の赤滝 | 赤滝 滝下から |
紅葉の赤滝(2012年11月4日)
紅葉時の滝姿が素晴らしいことから名付けられた「赤滝」へ、今年も総勢8名のオフ会で訪れた。霧ヶ滝から赤滝までは2009年よりも更にアプローチが困難となり、このままでは赤滝を見ることが相当困難になると思われる。今年は紅葉が綺麗で素晴らしい「赤滝」を見ることが出来た。
紅葉の赤滝 |