吾妻子の滝(広島県東広島市)

広島県東広島市西条町の黒瀬川本流に懸かる滝。国道375号線から御薗宇小学校へ行く橋の下流にあり、川の右岸沿いを行くと滝の下に出ることが出来る。高さは15m程ですが落ち口の幅が36mと言われている広大な見応えのある滝です。しかし、滝の上に橋が見えるし、水が汚く臭いのが大変残念です。滝は素晴らしいんで、もっと水を綺麗にしてほしいものです。
平安時代末期、源三位頼政の妻「菖蒲(あやめ)の前」は、遺児「種若丸」と共に平氏の追手から逃れ、この滝の近くに隠れた。しかし、子は病死し悲しみの「菖蒲の前」は
   吾妻子や 千尋の滝のあればこそ 広き野原の 末をみるらん
と詠んだと言われ、これ以後「吾妻子の滝」と呼ばれるようになったと伝えられている。

吾妻子の滝


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