鳥取県日野郡日南町菅沢の秋原川に懸かる滝です。菅沢ダムから日南湖沿いの国道１８０号線を北上し、菅沢神社を過ぎた所で左折し県道４８号線へ入る。約７００ｍ行くと県道の左側に滝の写真と説明板が設置されていて、駐車出来る。ここから約１ｋｍ、秋原川沿いの整備された滝見道を歩いて行くと、落差約１０ｍを２段になって落下する「聖滝」を見ることが出来る。大きな滝壺に綺麗な水、四角い岩を重ねたような２段滝、まるで日本庭園の中にあるような素晴らしい滝です。すぐ下流にも１０ｍ程の下の滝があり、上流には小滝もある雰囲気の良い渓流です。
滝の説明板によると、この滝の上流には、はるかいにしえの世に天の国があり、天之御影神（あめのみかげのかみ）がお住まいになり、磐長姫（いわながひめ）と木花咲耶姫（このはなさくやひめ）の姉妹が暮らしていたそうです。木花咲耶姫が倭国（やまとのくに）の国王、瓊々杵命（ににぎのみこと）とこの滝の前で結婚をしたと言われ、人々はこの滝を聖なる滝、「聖滝」と呼び霊験あらたかな地として崇められているそうです。そして、姉の磐長姫は、菅沢神社の祭神となっているとのことである。

聖滝　本滝	下の滝