秋田県由利本荘市(旧 鳥海町)を流れる子吉川の上流、上玉田川に懸かる滝。県道70号線から滝の案内標識に従って行くと、滝の駐車場がある。一の滝(13m)、二の滝(2.4m)、三の滝(42m)の3段からなり、総落差は57mを越す大瀑布で「日本の滝100選」にも選ばれている。
法体(ほったい)とは高僧が身にまとった法衣のことで、末広がりの滝の姿が似ていることから法体の滝と呼ばれている。訪れた日(2005-4-29)は雪融け水で水量が大変多く豪瀑となっており、大きな滝壺へ轟音と共に落下する様には圧倒されました。
水飛沫を浴びながら赤い吊橋の横から見る三の滝は迫力満点です。吊橋を渡って滝見道を上れば滝見台から3段の全景を眺めることが出来ます。
滝の前には茶店のような建物があり、夏にはキャンプ場として多くの人が訪れるようです。しかし、この日は雪崩で駐車場まで車で行けず、雪の上を歩いて行きました。一面雪に覆われ未だ店も閉ざされたままなので、ゆっくりと素晴らしい滝を堪能することが出来ました。周りはちょっと殺風景ですが、この滝は水量が多く人のいないこの時期がお勧めかもしれません。
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法体の滝 全景 (滝見台から) |
法体の滝 三の滝 (橋の横から) |