虹の滝(香川県三木町)

香川県木田郡三木町小蓑を流れる香東川支流の小蓑川に懸かる滝。国道193号線から県道42号線に入り約1kmで県道脇に滝の説明板があり、上流の滝が高さ11mの雄滝、下流の滝が高さ8mの雌滝である。
江戸末期の「讃岐名勝図絵」によると上流側が山姫の白布を晒したような雌滝と言われ、下流の滝が巨石の間から水が迸る雄滝と言われ、今と逆だったとのことである。その下流の滝に立ち上る水煙に虹が見えることから「虹(こう)の滝」と呼ばれている。
滝の水の流れ、滝周囲の岩壁等、見た目には江戸時代の呼び方がしっくりくると言う印象です。なぜ江戸時代と現代で雄滝、雌滝の呼び名が入れ替わったのか興味のあるところです。
滝の形から別名を上流の滝は「髢(かもじ)の滝」、下流の滝は「銚子口」とも呼ばれている。滝の下流に「虹の滝キャンプ場」があり、キャンプ場からも滝見道があります。

上流の滝 下流の滝
上流の滝(現在雄滝、昔雌滝) 下流の滝(現在雌滝、昔雄滝)


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