青森県十和田市を流れる奥入瀬川の支流、黄瀬川に懸かる滝。この滝へは国道102号線の黄瀬バス停近くから黄瀬川沿いの林道を歩いて行くルートが一般的である。あまり高低差の無い林道ですが片道9kmも歩くことになります。
そこで今回(2006-9-4)は、時間短縮のため近道のルートを通ることにした。国道102号線をそのまま北上し、焼山で左折し国道103号線へ入る。蔦温泉方向へ約4km行くと左にダートの林道がある。これが蔦沼林道で、ここが入口である。途中で何箇所か道が分岐しているが、車の轍があって車が多く通っていると思われる方の道を進む。林道入口から約6.5km行くと三叉路になり、右側がメイン道のようである。ここに草に隠れているが錆びた標識があり、かすかに湧口沢林道と読める。ここを左に入って1.5km程行くと行き止まりになり車が駐車出来る広場となっている。ただ、この湧口沢林道は道も狭く草ボウボウで車の両サイドは熊笹に擦れて筋状の傷が入り、底は草と石に擦れてました。傷が付いても構わないような車で行かなければ後悔するかもしれません。蔦沼林道は国土地理院の地形図にも載っているんで地形図を見ながら行って下さい。湧口沢林道は地形図にも載ってないので分岐点は注意が必要です。出来ればポケットナビに各ポイントをセットしておけば迷わないでしょう。
ここから急坂を降りて沢に出て、橋を渡ってまた急坂を登る。要するに谷を一つ越えなければなりません。結構急な坂でシンドイです。30分程で黄瀬川沿いの林道と合流します。丁度コバヤシのチェインが張られている手前です。ここから30分平坦な林道を歩くと松見の滝の案内板があり、左に入って滝見道を進み20分で滝に到着。合計1時間20分の歩きでした。、
滝は絶壁の間を切り裂くように白流が2段となって向きを変えながら勢い良く落ちてくる。大自然の中の秘境の滝と言う感じで、もちろん「日本の滝100選」にも選ばれている。落差は90mと言われているが、周囲の断崖絶壁があまりにも雄大なためか、見える範囲ではそんなに高さがあるとは感じない。
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松見の滝 展望所から |
松見の滝 滝壺から |