マヤグスクの滝 (沖縄県竹富町) 

沖縄県八重山郡竹富町の西表島の中央部にある滝。浦内川上流で合流するイタジキ(イタチキ)川に懸かる滝で、滝の宝庫・西表島でも一番綺麗な滝と言われている。
浦内川に懸かるマリュドゥの滝、カンピレーの滝までは、そちらを参照。カンピレーの滝までは遊歩道も整備されているが、カンピレーの滝から山道に入りジャングルの中を約1.5時間歩くとマヤグスクの滝を見ることが出来る。
落差約15m、幅約25mの末広がりで、階段状に流れ落ちる滝で、とても個性的な美しい滝である。この滝の上は広い舞台の様なテラスになっており、その先は狭いゴルジュで3段約15mの滝が連なっている。滝幅があり階段状に奥行きのある滝なので実際の落差よりも大きな滝に見える。滝の流水面積で言うと大きな滝と言えるだろう。別名「イタジキの滝」とも呼ばれているが、「マヤグスク」とは「ネコの城」と言う意味で、要するに「イリオモテヤマネコの城」のことで、この滝に相応しい神秘的な名前である。
カンピレーの滝より奥に入る場合は、森林事務所と警察に届けが必要です(観光遊覧船の受付で提出することも可)。今回(2012/10/5)訪れた時は台風の後で倒木も多く、ルートは不鮮明でした。また朝の始発船が9:30発で船着場(旧 軍艦岩)に10時過ぎ、最終の帰り便が16時発、従って6時間弱しかありません。船着場から片道2時間ちょっとかかるし、途中で迷いそうな場所もあるし、ハブや毒虫対策等のこともあるので、現地のガイドさんにお願いした方が無難です。
マヤグスクの滝の下流で合流するイタジキ川の支流にも落差10m弱の良い滝があるので、寄って見ることをお勧めします。この滝は今のところ無名のようです。

マヤグスクの滝(滝下から) マヤグスクの滝上
マヤグスクの滝(滝下から) マヤグスクの滝上


イタジキ川支流の滝
イタジキ川支流の滝


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