鳥取市青谷町小畑の日置川上流に懸かる滝で、国土地理院の地形図にも「メリ岩滝」と明記されています。日置川沿いの県道２８０号線を南下すると青谷町小畑の集落があり、更に南へ行くと右に曲がるヘアピンカーブの所から南の林道に入る。すぐに分岐しているので右の林道に入る。川沿いに林道が続いているが、地形図には何も表示されていない。滝マークが表示されている川は西隣の谷であり、地形図の林道の位置は間違っているのだろう。そのため手前の山を越え、向うの谷へ降りなければならない。林道から山の尾根まで高度差１２０ｍの急斜面を登り、向うの谷底まで急斜面を５０ｍ降りることになります。道や人の踏み跡等全くありませんので、木にしがみ付きながらのヤブコギ状態です。更に沢を上流に向かって小滝を越えながら約１００ｍ上って行くと、丁度地形図の滝マークの位置に高さ１２ｍ（上段７ｍ、下段５ｍ）を２段で落下する滝があり、これが「メリ岩滝」と思われる。落差は低い滝ですが右岸側の絶壁は威圧感があります。上段の上部に流木が引っ掛かり見え難くなっています。この谷は人が全く入らないのでイワウチワやイワタバコがそこら中に群生していたし、苔の緑も綺麗でした。
「メリ岩滝」を左岸から越えて８０ｍ程上流に行くと２段で落差１０ｍの上の滝が落ちている。また「メリ岩滝」の８０ｍ程下流には落差５ｍの下の滝があり、下流も段々の渓流となっている。
