三室の滝(兵庫県宍粟市)

兵庫県宍粟市千種町河内にある滝。国道429号線から県道72号線を約5km北上すると、ちくさ高原と三室高原との分岐になる。ここを直進し三室高原方向へ3km弱行くと道路の左側に「三室の滝」と彫られた石碑がある。ここから滝見道を入って行くと直ぐに滝下から眺めることが出来る。
落差は10m程で、綺麗に三条となって滑り落ちる滝です。中央の流れは上部で1回、滝壺で1回跳ねる「跳ね滝」である。特に滝壺の所で大きく跳ねる姿は放水でもして勢い良く洗い流しているように感じる。落下する途中で跳ねる滝は全国には数ありますが、滝壺で跳ねる滝は珍しいでしょう。
周囲の苔むした岩と滝を覆う木々の緑が滝とよく調和しており、側には滝神社も祀られ、神聖な雰囲気を感じる滝である。左岸から滝の落ち口に上ってみると、大岩に綺麗に3条の溝が彫られているのを見ることが出来る。
この滝は国土地理院の地形図には「燗鍋滝」と記されている。
                         

三室の滝 右岸から 三室の滝 左岸から
三室の滝 右岸から 三室の滝 左岸から

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