新潟県妙高市杉野澤にある滝。新潟県と長野県の県境を流れる関川の本流に懸かり、「日本の滝100選」にも選ばれている名瀑です。高さ55mから直下で勢い良く落下する様は、迫力満点で圧倒されます。水量の多い時は水音が地震の様に響き渡ることから「地震滝」とも呼ばれている。春は雪融け水で水量が多く、周りの新緑とよく調和した素晴らしい景観が見られます。この滝の上流には二の滝、三の滝、四の滝と続いているらしいが、現在は通行出来ないと案内板には書かれていた。
滝まで昔は1時間程歩いたようですが、今は苗名滝の駐車場から歩いて10分程で滝が良く見える吊橋まで行け、比較的簡単に見ることが出来ます。しかし、駐車場の上流は滝見の雰囲気には似合わない近代的な砂防ダムが設けられ、コンクリートの階段や吊橋といい、観光化されつつある滝と言う感じがします。(2004年5月)
今回(2006年7月)は2度目の「苗名滝」なので、「二の滝」を目指して苗名滝の上流に行ってみた。苗名滝手前の吊橋を渡らず、そのまま山道を登って行くと東北電力の管理道に出る。ここから上流に向かってトンネルを越えると苗名滝の落ち口に出る。関川に流れ落ちる滝(無名?)を幾つも見ながら上流に進み、2箇所ある橋を越えそのまま行くと東北電力の管理道は無くなる。ヤブを掻き分け川沿いを更に上流に進むと右岸は絶壁となる。その先に「二の滝」があると思われるが、軽装では左岸に渡るには水量が多過ぎたため、ここで引返した。
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右岸からの苗名滝(2006年7月) |
苗名滝上流の渓谷(滝もある) |
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雪融で水量多い苗名滝 |