山梨県山梨市三富上釜口の西沢渓谷にある滝です。国道140号線沿いにある「道の駅 みとみ」の少し北から西沢渓谷への入口があり、無料駐車場がある。往路は多くの滝や淵を見ながら渓谷沿いを上って行き、帰路は旧トロッコ道を歩く周回コースとなっていて、全行程約10kmの距離である。
駐車場から林道を約30分歩くと東沢と西沢の分岐点である二俣吊橋がある。ここから西沢渓谷の遊歩道へ入ると、先ず大久保沢から西沢へ落下する落差約30mの「大久保の滝」に出会う。
更に上って行くと落差は10m程ですが、3段になって滑るように落下する「三重の滝」を見ることが出来る。エメラルドグリーンの大きな釜、白い滝水が何とも言えない美しさを見せてくれる。この下流に「魚止滝」がありますが、上から落ち口と滝壺が眺められます。
人面洞等を見ながら上って行くと、高さ約6mから大きな滝壺へ勢い良く落下する「竜神の滝」が見える。この上流にも段差が続いている。ここから対岸の崖を見ると水量は少ないですが「恋糸の滝」が落ちている。更に、落差は6m程ですが、深い滝壺へ勢い良く落下する「貞泉の滝」を正面から見ることが出来る。
大きな甌穴の母胎淵やカエル岩を見ながら方杖橋を渡って行くと、ついに「日本の滝100選」にも選ばれている「七ツ釜五段の滝」が姿を現す。先ず3段目、4段目と5段目が連なって見える。5段目は高さもあり、大きな滝壺へ落下する滝で迫力もあります。もう少し先へ進むと上の1段目から3段目を正面から見ることが出来る。5段全てを一望することは出来ません。
更に上って行くと、西沢渓谷最後の滝「不動滝」を見ることが出来る。これも高さは6m程ですが、綺麗な流れを見せてくれます。
もう少し急な階段を上って行くと遊歩道の終点となる。ここから帰路は、旧トロッコ道をひたすら駐車場まで歩いて帰ることになります。
この西沢渓谷は距離が長いのですがそれ程アップダウンも無く、綺麗なエメラルドグリーンの水を湛えた大きな釜や白い滝水、連なったナメと渓谷美を堪能させてくれる素晴らしい所です。訪れた日は台風の翌日でしたが、水はとても綺麗でした。
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七ツ釜五段の滝
1段〜3段目 |
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七ツ釜五段の滝
3段〜5段目 |
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七ツ釜五段の滝
5段目滝壺から |
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大久保の滝 |
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魚切滝 |
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三重の滝 |
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三重の滝の釜
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竜神の滝 |
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恋糸の滝 |
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貞泉の滝 |
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母胎淵 |
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不動滝 |