大嵓の滝（愛媛県宇和島市）

愛媛県北宇和郡松野町（滝のある場所は宇和島市野川）にある滑床渓谷の上流にある滝で「おおくらのたき」と呼ばれている。松野町の国道３８１号線から県道８号線に入り、滑床渓谷の案内板に従って進むと万年橋の駐車場に着く。そこから渓流沿いに遊歩道を約３０分上ると雪輪の滝。更に落合淵の横を通って雪輪橋を渡り山道に入ると、「大嵓の滝」の案内表示（悪路と書かれている）がある。標示板や目印のテープに従ってどんどん進むと滝の下に着く。ここからロープと木の梯子が設けられており、これを上ると「大嵓の滝の下段」を滝下から眺めることが出来る。ここまで万年橋の駐車場から約1時間１５分かかった。
この下段の滝を巻いて上に出ると更に「上段の滝」も見ることが出来る。上段の滝が落差約15ｍ、3～4ｍ平流して下段の滝が約25ｍ、合計約40ｍの滝である。ナメの多い滑床渓谷の中では珍しく、どちらも岩を立ち割ったような直下の滝で凄味が感じられる。また周囲の木々や苔の緑も綺麗で神秘的な滝でもある。
この滝の上流にも下流にもナメが続き、相当長い距離続いている。
この滝は冬に氷瀑が見れることでも知られている。


大嵓の滝　上段 　大嵓の滝
　上段
大嵓の滝　下段 　大嵓の滝
　下段
下のナメ 　すぐ下のナメ


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