乙字ヶ滝(福島県須賀川市、玉川村) |
福島県須賀川市と玉川村の境を流れる阿武隈川本流に懸かる滝。国道118号線から旧道に入ると駐車場があり、そこから川沿いに歩くと滝見不動堂があり、この辺から滝全体が眺められる。落差は6mと言われているが幅の広い滝で「日本の滝100選」にも選ばれている。右岸から見る滝の落ち口の形が乙の字をしていることから「乙字ヶ滝」と呼ばれているが、昔は「竜崎滝」とか「石川滝」と呼ばれていた。
近くには松尾芭蕉がこの地を訪れた時に詠んだ句碑が建立されている。
「五月雨の 滝降りうづむ 水かさ哉」
昔は水量もあり水も綺麗な滝だったんでしょうが、滝の直ぐ上流に堰があり取水しているため、通常は滝へ流れる水量は極端に少なく、水も汚れており臭い匂いがしている。なぜこの滝が100選に選ばれているのか理解出来ない。100選に推薦し選ばれたからには地元の自治体は滝を綺麗にし水量もある程度維持しようと努力すべきではないか。この滝は大雨の後しか見るチャンスはないだろう。わざわざ遠くから見に行く価値は無い滝である。