鳥取県の大山にある滝。大山滝が懸かる加勢蛇川の支流、山川谷の上流に懸かる滝で、下流から「二児滝」、「三本杉滝」、「飯盛滝」の三滝があり、総称して谷名から「山川谷の三滝」とか地名から「三本杉の滝」とも呼ばれている。
琴浦町三本杉の県道４５号線から林道三本杉線へ入る。林道は５ｋｍ少々あるが道は相当荒れていて、最後の１ｋｍ程は車で進めず歩かなければならない。
林道終点からは踏み跡を頼りに山道を進む。沢を何度か横切り林道終点から約１ｋｍ歩いた頃に谷下から轟音が聞こえてくる。斜面を木につかまりながら100ｍ程谷下へ降りて行くと、左岸の高台から「二児滝（ふたごたき）」を見ることが出来る。そこの急斜面を降りると滝下からも眺めることが出来る。下から１段目は落差３ｍ、向きを変えて２段目も落差３ｍ程、３段目が落差約５ｍ、４段目が落差約10ｍと段々になって連なっているが水量も多く結構迫力もある。一番落差のある４段目は深い滝壺を持っている。下からは見えないが４段目の上にも落差約５ｍの５段目がある。また２０ｍ程下流に右岸から落ち込む落差５０ｍ級の脇滝も見ることが出来る。手前の左岸の沢から巻いて４段目の落ち口に出ると５段目も見ることが出来る。この滝は別名「おおどんど」とも呼ばれていた。

更に「二児滝」から上流へ約１５０ｍ遡行すると狭まった川幅一杯に白布を広げたような「三本杉滝」が見えてくる。落差は１０ｍちょっとですが幅が約７ｍあり綺麗な水模様を見せてくれる滝です。また３０ｍ程下流にも落差約５ｍの脇滝が落ちている。

斜面を登り返し、元の山道まで出て更に先に進みますが、途中から踏み跡も無くなります。見当を付けて山川谷沿いの林の中を行き「二児滝」から約１ｋｍで「飯盛滝」が見えてきた。急斜面を谷へ降りると落差約５ｍの下の滝を見ることが出来る。上の滝へは左岸又は右岸から巻いて行くことが出来る。滝の後退により出来た丸く大きく抉られた落ち込みへ落差約１３ｍから白水が流れ落ちる姿は優雅で素晴らしい景観である。

二児滝

二児滝　3〜４段目	二児滝　2〜４段目

二児滝　１段目	二児滝　５段目

４段目	脇滝

三本杉滝

三本杉滝	脇滝

飯盛滝

飯盛滝　上の滝	飯盛滝　下の滝（上の滝が少し見える）