秋田県北秋田市(旧 阿仁町)を流れる打当(うっとう)川の源流、中ノ又沢に懸かる滝。国道105号線の道の駅「あに」の南から県道308号線に入って東へ13km程行くと橋の手前に「安の滝」の指標があり左折する。この先からダート道を5km程走るとトイレのある駐車場がある。ここから沢沿いに遊歩道を1.9km、約30分で下段の滝前の展望所から安の滝全景を眺めることが出来る。さらに上って行くと上段の滝壺まで行ける。落差は約80m(北秋田市のHPでは80m、日本の滝100選では90m)と言われる幅広の綺麗な滝で「日本の滝100選」にも選ばれている名瀑である。滝の人気ランキングでは常に上位にランクされる有名な滝です。
訪れた日(2006-9-2)は水量が少なく、本来の綺麗な滝姿は見れませんでしたが、滝の規模も大きく日当りの良い滝なので晴れた日は虹も見えそうです。周囲の木々も綺麗なんで紅葉時期にもぜひ訪れたい滝です。
隣に流れ落ちている白糸の滝は残念ながら全く水がありませんでした。
この滝は千尋の滝と呼ばれていたらしいが、享保の初め頃ヤスと言う若い娘の悲恋物語があり、久太郎と言う恋人の名を3回呼んでこの滝壺へ身を投げたとのことです。それ以来この滝を「ヤスの滝」と呼んでいるとのことです。
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下段の滝から安の滝全景 |
安の滝上段 |