船津 鳴滝(吉備中央町)

吉備中央町(旧加茂川町)船津にある鳴滝川に懸かる滝。国道429号線を旭町に向かい、弁蔵にある岩見橋の手前で右の林道に入り、約300m進むと鳴滝川に出合う。ここから約500m川沿いに上ると、最後に高さ30mから滔々と落下する本滝と落差20mの下の滝が連続している長大な滝姿を見ることが出来る。最後の200m程は全く道も無く、沢登りと急斜面を高巻きしながら進まねばならない。それだけに、この滝を眺めることが出来た時は感動的です。この本滝、下の滝の下流にも下から1の滝(高さ7m)、2の滝(高さ8m)、3の滝(高さ5m)と連続していて、人の手が入っていない自然のままの滝見が堪能できます。

船津鳴滝 船津鳴滝 上部
本滝 本滝上部
下の滝 上段 下の滝 下段
下の滝 上段 下の滝 下段
下の滝から本滝を見る 3の滝
下の滝上段から本滝を見る 3の滝
2の滝 1の滝
2の滝 1の滝


区切り線

山野草を見に2008/5/18に行きましたが、鳴滝川の左岸に滝の近くまで斜面を切り開いて林道が付けられています。滝までの西斜面は木が伐採され斜面は土留めが施されています。この工事のために車が通れるまで林道を広げたものと思われる。その伐採された木か倒木かは知りませんが、滝下の谷はその木々で埋め尽くされ、下の滝等は全く見えなくなってます。また谷は直射日光が当たるようになったため苔等の湿性植物も少なくなり、期待していた山野草も見れませんでした。見るも無残な姿になっており愕然としました。まさしく自然破壊のための工事としか思えません。地元の行政はこのような無責任な工事を黙って見過ごすのでしょうか?

木で埋まった鳴滝
下の滝は完全に木で埋まっている


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