新見市千屋花見の花見山東面の下の谷（しもんだに）に懸かる滝。千屋花見、原組の国道１８０号線から西にくびれた下の谷へ入り、約１．５km下の谷川を上って行くと落差約６ｍの「下の滝」、更に６０ｍ程上流に落差約１８ｍから２段で落下する「上の滝」と連続した滝を見ることが出来る。林道は倒木が多く草に覆われ、滝の近くは道も無くなります。「上の滝」の前にはサワグルミの巨木が立っていて深山の滝と言う感じが強く、神秘的な雰囲気である。

「上の滝」を越えて更に400ｍ程上流に行くと「幻の滝」がありますが、滝に通じる道も無く人の目に晒されることも無く、秘境の「幻の滝」と言われていました。しかし今は新見千屋温泉「いぶきの里」から滝見道を登って約１時間でこの「幻の滝」を見ることが出来ます。高梁川の源流で、水は多くはありませんが冷たく澄んでいる。上段（２ｍ）、中段（１８ｍ）、下段（４ｍ）の総落差２４ｍの美しい滝です。下からは下段と中段しか見えません。
2006年5月時点では倒木が滝見道を塞ぎ、熊笹や草が生い茂り、相当荒れてきてアプローチが困難になっています。また昔の幻の滝になっていくのかもしれません。

下の谷の滝　下の滝	下の谷の滝　上の滝
幻の滝　中段	幻の滝　下段から中段