美作市（旧英田郡大原町）滝の滝神社（滝の宮）にある滝。国道４２９号線から大滝川に沿って北へ入ると、砂防堰堤がある。ここから左の山道に入るとお地蔵様が鎮座している。左の道が滝神社への参道である。参道と言っても確かな道は無く、踏み跡に沿って急坂を登ったところに石段があり、その上に滝神社が祀られている。滝はその横にあり、高さ約１０ｍから曲流しながら落下している。水量も少なく流れも細い滝で、下部は土石や枯葉に埋もれています。滝神社の祭神は瀬織津姫命で水の神様である。創建は約８００年前と言われ、昔は広い境内と大きな社殿があったと言う。明治４３年、大野神社に合祀され今はその面影は無い。しかし、神社は滝神社、地名は滝、山は滝山と言うことからも、当時はこの滝が信仰の対象として大切にされていたことがうかがえる。