長谷川利行 「裸婦」
紙にグアッシュ及び一部油彩

(明治24年〜昭和15年)
大正10年新光洋画会展初入選
昭和2年二科展樗牛賞
昭和3年1930年協会展1930年協会賞
昭和7年放浪生活(東京浅草近辺)






ある時お世話になっている画廊主より、
やっと利行を手にいれ額をはずしたら裏面に鉛筆デッサンが描かれていたけど、
コンディションに難があるので作品を確認しに来てほしいと連絡がありました。

しかし自己体調が悪い時期と身内の入院が重なりなかなか足を運べず、
悶々とした日を過ごしていましたが半年ほどたって何とか作品と対面しました。
手にした作品は意外と大きく、心配していた作品コンディションは、
問題の二つ折りにされた部分も意外と目立たず充分なコンディションでした。

しかも描かれた裸婦は私が所有している油彩の裸婦と色彩も特徴もそっくりで、
裏面には鉛筆デッサンが描かれ、たぶん初期の頃の裸婦作品と思われます。
しかし、この穏やかで愛くるしい作品は、きっとこの時期には、
まだ利行の生活が荒んでいなかったからでしょうか?



「室内の女」



「裸婦」



「根岸風景」





「二人」