大学入試では、はやく正確に問題を解かなければなりません。 特にセンター試験では、この力が要求されます。
はやく解くためには、計算力を鍛えるのも一つの解決方法です。 小学校で教わった筆算をそのまま使うのではなく、計算の仕方を工夫することで計算は速くなります。
そこで、工夫することで計算がはやくなる例を見てみよう。

問題

(1) 337×29=
(2) 542
(3) 772−489=
(4) 24×37=
(5) 12×37÷5=
(6) 568+126=
(7) 362×5=
(8) 1440÷0.012=

解説

(1) a b c × d e=ad / bd+ae / cd+be / ce
何桁の掛け算であっても上に示した考え方は応用できます。
337×29=6 / 6+27 / 14+27 / 63
=6 / 33 / 41 / 63
=9773
(2) 展開の公式 (a+b)(a−b)=a2−b2 を使います。
a2=(a+b)(a−b)+b2にa=54、b=4を代入して、
542=58×50+42
=29×100+16
=2916
(3) 引き算が苦手である方も多いかと思います。私自身も苦手でした。
そこで、次のことを意識すると計算しやすくなると思います。
引く数を大きめにとり、キリのいい数として、後で引きすぎた分を付け足す。
772−489=772−500+11
=272+11
=283
(4) 近い数の掛け算は工夫できます。
展開の公式
(x+a)(x+b)=x2+(a+b)x+ab
=x(x+a+b)+ab
=x{(x+a)+b}+ab
を使います。
30に近い数同士の掛け算なので、x=30、a=−6、b=7を代入して、
24×37=(30−6)(30+7)
=30(24+7)−42
=930−42
=930−50+8
=888
(5) 12×37÷5=12×37÷(10÷2)
=12×37×2÷10
=24×37÷10
ここで(4)の結果より、
=88.8
(6) 568+126=6 / 8 / 14
=694
(7) 362×5=(2×181)×5
=181×10
=1810
(8) 1440÷0.012=(1440÷12)(12÷0.012)
=120÷10−3
=120000

この計算法に慣れると計算のスピードはかなりはやくなるはずです。 電卓を使えない試験の時などで大活躍です。