本の案内〜浮谷東次郎についての本

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浮谷東次郎著「がむしゃら1500キロ(全)〜わが青春の門出〜」
東次郎は15歳の時、市川〜大阪のパイクツーリングを敢行しました。そのときの経験を綴ったのが自費出版した「がむしゃら1500キロ」です。彼の生涯のうち、唯一、読み手を想定して書かれた本です。本書はそれに加えて中学時代の日記や作文も収録してあります。
ちくま文庫刊

オートバイと初恋と浮谷東次郎著 「オートバイと初恋と〜わが青春の遺産〜」
東次郎が東京都立両国高校に在学中の3年弱にわたる日記を主体として、これに、手帳からのメモ、手紙、そして自動車雑誌「わっぱ」に寄稿した文書を加えて、編集した本です。刊行当時は「わが青春の遺産」がタイトルでした。
ちくま文庫刊

俺様の宝石さ 浮谷東次郎著 「俺様の宝石さ〜わがアメリカ横断紀行〜」
副題が示すとおり東次郎は1960年から1963年の間、アメリカに滞在します。この本は当時の日記やメモ、家族にあてた手紙を編集したものです。狭い日本を飛び出したダイナミック東次郎がアメリカを舞台に大活躍!いきいきとした文章からは今でも彼のheartbeatが聞こえてきます。
ちくま文庫刊

明日への全力疾走 桂木洋二著 「明日への全力疾走(フルスロットル)」・・・この本は現在販売されていないと思います
アメリカから帰国して約半年後に、東次郎はトヨタと専属のレーサー契約を結ぶことになります。レースに情熱を注ぐのに比例して筆をとる機会も少なくなったようです。残念ながら日記等は残されていないようです。 ですが、レーサー時代の東次郎を追ったこのドキュメンタリーがその空白を埋めてくれるでしょう。モータースポーツファン、またレーサー時代の東次郎に興味がある人はこの本をオススメします。
グランプリ出版刊

速すぎた男のドキュメント 速すぎた男のドキュメント 岩崎呉夫著 「浮谷東次郎〜速すぎた男のドキュメント」
1972年グランド・ツーリング社から刊行された「燃えて走れ」(現在、入手困難)に同じ作者である岩崎氏が20年の時を経て、加筆、未発表写真を盛り込んで新しい装丁で刊行された本です。内容は生まれてから亡くなるまでの東次郎の人生を総括したものとなっています。1冊で東次郎の一生を追いたい人にはこの本がオススメです。
三樹書房からは他にも車関係のすばらしい書籍が多数出版されています。
三樹書房刊

栄光なき天才たち 森田信吾著 「栄光なき天才たち〜浮谷東次郎〜(11巻、12巻)・・・この本は現在販売されていないと思います
この2冊はマンガです。週刊ヤングジャンプに連載されていた「栄光なき天才たち」シリーズのなかで東次郎がとりあげられました。他の多くの「天才たち」は数話完結しているのに対し、「浮谷東次郎」篇は19話にわたっており、破格の扱いを受けています。11巻では「がむしゃら1500キロ」、アメリカ時代を、12巻ではレーサー時代のエピソードを収めています。今後、東次郎の人生がマンガとして、描かれることがあっても、この質、量を超えるのは難しいのではないかと思います。
集英社刊

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