地球温暖化一考


視点を地球規模から、人間の生活空間まで狭くすると、森林の伐採や人工の集中でアスファルトとコンクリートに囲まれた空間は、個々のエアコンの排熱、発電所の排熱等により
生活空間の温度上昇については、肌で感じられるところであり、
世の中では、すぐさま対処が必要との世の中の動きがある。
 確かに10万年周期のミランコヴィッチサイクルや数百年スケールの太陽活動の強弱に伴う日射量変動では、20世紀後半からの気温上昇を説明できない。

かつて、地球においては、約40億年前は大気の90%以上が二酸化炭素だったが、
プレートテクトニクス(海底が地球内部に沈み込む)で、海洋に溶け込んだカルシウム(Ca)イオンやマグネシウム(Mg)イオンと炭酸(CO2)ガスが結合し、炭酸カルシウム(CaCO3)や炭酸マグネシウム(MgCO3)を生成し地球内部へ沈み込み大気中CO2ガスが減少した。この現象は、太古より現代まで続いている。
 また、植物は生きているうちは呼吸で酸素を吸って二酸化炭素を排出し光合成で二酸化炭素を吸着しているが、枯れると最終的に腐葉土や石炭になることで大気中の二酸化炭素濃度を低下させている。
2.5億年前の恐竜時代には大気中の二酸化炭素濃度は700〜1000ppmだったが減り続け、現代では400ppm(0.04%)程度になってきている。
今から約1万年前、地質時代の完新世には、現代と同じぐらいかそれ以上に気温の高い時代があった。
古気候学の研究では、過去数百万年の間、空気中のCO2と温暖化に相関性はみられないという。
大気中に存在している0.04%の二酸化炭素の中の5%すなわち大気中の0.002%が人間活動によるとの指摘されているが、人間活動の二酸化炭素放出を全て無くしたとしても、所詮0.002%なのである。
100歩譲って、地球温暖化が人間活動に基づくものと仮定して、人間活動の二酸化炭素放出を全て無くしたとしても、温室効果ガスは長寿命なので、当面の温暖化が急にストップすることも無い。

また、地球の温暖化に関して温室効果に着目する場合は二酸化炭素だけでなくメタンについても考えておかねばならない。
メタンにはCO2の28倍もの温室効果があるからだ。牛のゲップのメタンガスも温室効果という点では馬鹿にできないそうである。

地球温暖化防止のデモ行進も世界で盛んになってきたが、デモに参加している人は大気の何%が二酸化炭素で構成されていて企業活動を停止しても、温暖化は防止できないかも知れないことを認識した上でやっているのだろうか?

環境保護は必要と考えるが、大衆心理に従った安易な活動をするのでなく、まず、自分でできることをした方が良い。
大勢でデモを実施して、デモの通過した後、道路にゴミが散らかっているような事にならないように。
自然の脅威は大きい。全て人間の影響と考えるのもおこがましいのかも知れない。火山活動、プレート活動、地軸の変動、太陽の活動等もそこそこ大きいかも知れない。
温暖化が進んでいることが現実な場合、その原因が人間活動か自然活動かわからないが、その真の原因に効果的な対処が必要だと思う。