新型コロナウイルスあれこれ


2019年以前も肺炎で世界で毎年400万人が亡くなっていますが
2019年より流行している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)※は
インターネットやTV等のメディアが普及した現代では大騒ぎになっています。
※COVID-19の「CO」は「corona」、「VI」は「virus」、「D」は「disease」の意味
 ウイルス名はSARS(重症急性呼吸器症候群)を引き起こすウイルス(SARS-CoV)の姉妹種であるためSARS-CoV-2と命名

単純計算では、毎年1000万人が感染し、150万人が亡くなっている結核と比較し死亡率は低い(ただ、COVID-19は過去の感染症と違い、無症状の感染者の検査を積極的に実施することで感染者として加算しているため、死亡率での比較はあまり意味をなさないと考える。結核も無症状感染者を含めたの正確な数字は不明)ですが、COVID-19で毎年の結核の死亡者数を超えているのも事実です。
(その分、インフルエンザや他の肺炎等での死亡者も減っているので、感染症死亡者数での増減は不明ですが)

日本国内では、感染拡大早期であれば、感染症の2類指定でもよかったが、既に対応が遅かったため、現状は感染者が速やかに必要な医療を受けられなくなっており、先ずは、早急に感染症の2類指定を5類に変更する対応が必要となっています。
しかし、ワクチン接種ばかりとりだたされて、未だにその判断がなされない。
布製マスクをポストに配布するのに、かなりの時間がかかった日本で
運搬・保存等の取扱いの面倒なワクチンをどれだけ早く接種完了させるのか、課題は山積み。
先ずは、今、感染している人の治療を優先させるべきだとは思うのだが。
どうしても、補償金などにつながる緊急事態宣言やGO TO施策とワクチンばかりが注目されている。


一般的に未成熟な社会においては
個を尊重せず、事実より権威が尊重される。
そのような社会では、スーパーコンピューターのシミュレーションでは
こうだったとか、著名な●●さんがこう言っているとかが尊重される風潮にある。

昨今の新型コロナ感染症においても、社会の風潮が
その辺顕著に見えているように思える。

スーパーコンピュータの結果を受けて、飛沫感染にばかりにとらわれ
フィジカルディスタンスとマスクばかりが着目され
ドアノブや操作ボタンや蛇口、エスカレータ手摺り、
レストランのメニューや調味料等は少しおろそかにされ気味。
スーパの会計待ちには間隔を空かすように目印等あり気を使っているけど
商品をマイバックに詰めるサッカー台付近は、密の状態だし、
透明袋を開けるのためのナプキンは不特定多数でさわり放題。
通勤電車のつり革等対処の厳しいものもあるが、現状で海外のごとく爆発的に感染拡大していないのは幸運なことだ。


5人以上、20時まで、県間跨ぎ等の妙な制約の噂も流行している。
5人以上の会食が問題ではなく、たとえ1人であっても注文時に大声で不必要な飛沫を飛ばせばリスクであり、
20時以降でも、リスクを抑えれば問題無し(SARS-CoV-2は夜行性のウイルスでは無いし、時間を制限することで他の時間帯が密になったり、20時以降に営業している店舗内が密になったり、行列ができたりするのでは?)、
長距離移動や県間跨ぎは感染の直接の原因では無い。(もしそうなら、航空機パイロットや新幹線車掌、宅配トラック運転者の感染が大問題になってしまう。)


不要不急の外出を控えて欲しいとの呼びかけもあるが
どこまでが不要不急かは明確にしていないところは、日本人らしいなと感じるところもある。
「とにかく今日じゃなくてもいいんじゃない?」という外出と解釈すれば
あるアニメ映画の集客数がこの時期、過去最大となったようだが、人が集まる劇場に映画を見に行くのは、どうかとも思えるが
上映が終了するまでに行かなくてはいけないと理由からだろう。
パチンコはこの台が終わるまでに、競馬・競輪などは今年のなんとか杯は、今日だけ!との理由からだろうか。
スーパとかは、売り出し日が今日だからとか、散歩は明日は雨らしいから、今日行かなきゃとか
「今日じゃなくてもいいんじゃない?」に対する理由は 人それぞれ。規制するのは難しい

持続可能(サスティナブル)な社会のために、我が国の高齢化社会からの脱却は必要だが、今の人口ピラミッド形態への移行を容認してきた社会が、これを契機にとばかり、のらりくらりと対応する意図も感じられるが、
コロナ対策金として無邪気に未来の借金を膨らませて良いのだろうか。
自分が政見にいる間だけ、良ければ、後のことは、後の人に任せるといった風潮の政治が行われ易いのが民主主義の注意すべき点だろう。不自由な独裁国家よりはまだましと思うのだが、どうにかならないものか。



ここからは少し学問的?な話
ウイルスは多種の生命体に感染し、数万と種類があるが、その中のコロナウイルスにも多くの種類がある。
鳥類や哺乳類に感染するコロナウイルスは、ニドウイルス目コロナウイルス科オルソコロナウイルス亜科に分類され、
オルソコロナウイルス亜科には、
・アルファコロナウイルス属
・ベータコロナウイルス属
・ガンマコロナウイルス属
・デルタコロナウイルス属という4つの属が含まれる

ヒトに感染するコロナウイルスとして、現在、7種類のウイルスが知られている。
ヒトに日常的に感染するヒトコロナウイルス(Human coronavirus; HCoV)は
HCoV-229E、HCoV-NL63、HCoV-OC43、HCoV-HKU1で、その他
2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS)を引き起こしたSARSコロナウイルス (SARS-CoV-1)、
2012年に出現した中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス (MERS-CoV)、そして現在パンデミックを引き起こしている新型コロナウイルス (SARS-CoV-2)がある。

上記7種類のウイルスのうち、HCoV-229EとHCoV-NL63はアルファコロナウイルス属、
そして残りの5種類のウイルス(HCoV-OC43、HCoV-HKU1、SARS-CoV-1、MERS-CoV、SARS-CoV-2)はベータコロナウイルス属に分類されている。

現在の新型コロナウイルスはベータ型であるため、
早急に解決するには、受容体は異なるが同じベータ型の従来のHCoV-OC43(従来の風邪の原因ウイルスの1つ)
を意図的に流行させT細胞の交差免疫にて鎮静化が可能かも知れない。、
思ったより早く高性能なワクチンが開発されたようなので、スペイン風邪(アメリカから発生したらしいですが)のような死亡者数には至らないとは思うが、最近の変異したタイプが気になるところ。
(ちなみに、スペイン風邪は日本では当時マスク着用とうがいによる対応を実施したが当時の人口5473万人に対し半数以上の2380万人が感染し、20〜38万人が亡くなった。)


これまでの知られている感染症は下記の通りで、ずっと感染症との闘いは続いている。

540年頃コンスタンチノーブル(ビザンチウム)でペスト流行(1日に1万人死亡?)
14世紀頃 ペストが大流行しヨーロッパの人口の1/4〜1/3くらいが死亡(2500万人)

 1876年 ドイツのロベルト・コッホが感染症が病原性細菌によっておこると提唱

1892年 病原性細菌より小さい病原体の発見(ロシアのドミトリー・イワノフスキーは、タバコモザイク病の病原細菌より小さい存在であることを提唱)

1889年頃、感染症大流行 世界中で100万人以上が死亡した模様(インフルエンザH3N8またはコロナウイルス(HCoV-OC43)感染症の可能性)
1918〜1920年にかけて、「スペイン風邪」と呼ばれる感染症全世界で6億人以上が罹患し、4000万〜1億人が死亡。
 1929年 フレミングが抗生物質ペニシリンを発見
 1935年 ウイルス発見(アメリカのウェンデル・スタンリーがタバコモザイクウイルスの結晶化に成功)
1957年 アジア風邪大流行(世界で200万人以上が死亡
1968年 香港風邪の大流行(世界で100万人以上が死亡)
1981年 エイズ(後天性免疫不全症候群、HIV)(過去20年間で6500万人が感染、2500万人が死亡)
1983年 アメリカのキャリー・マリスによってDNAサンプルの特定領域を数百万〜数十億倍に増幅させるPCR( polymerase chain reaction)方法が発明。
1997年:高病原性鳥インフルエンザ(高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)発症者 397人、死亡者249人)
2002年:SARS(重症急性呼吸器症候群)(774人が死亡)
2012年:MARS(中東呼吸器症候群)
2014年〜2016年 エボラ出血熱(世界で2万8616人感染し1万1310人死亡)
2019年〜現在:コロナウイルス(SARS-CoV2) 感染者1.2憶人死亡者221万人(2021.1.30)

紀元前5000年〜現在:結核(現在でも毎年1000万人が感染約150万人が死亡)
〜マラリア(毎年2億人が感染し40万〜50万人が死亡)

肺炎 毎年世界で4.5憶人が罹患し400万人が死亡(ウイルス性肺炎は2億人程度だが2019年以前は現在のようなPCR検査無しのため今回のSARS-CoV-2起因割合は不明)

PCR検査発明でノーベル賞を受賞したキャリー・マリス氏はPCR検査は痕跡を増幅する手法であり、定量的評価での診断は推奨しないことを主張されていたようだが、2019年8月に死去された。その年の冬にPCR検査による感染診断が全世界に広がった。