大和ミュージアム
2007.10.07
ニートになった記念に大和ミュージアムに行ってきました。
凄かったんで写真でかし。
1/1の展示物は基本的に実物!縮小模型はマニアックに精密!
下は入舘時無料配布のパンフレットです。スキャナ取り込み。転載禁止。
堀江港−阿賀港へ
しまなみ街道だとかなり遠周りなので、フェリーで行くことにしました。
いいお天気。
朝は少しゆっくり8:30の出発便です。
1時間50分の船旅で阿賀港到着は10:20。
車もまばらで客室もゆったり。なんとなく拍子抜け。 |
駐車場から「あきしお」を横目に歩道橋を渡り大和ミュージアムへ。
こう見て潜水艦のでかいこと。往年の涙滴型潜水艦なので、さらにどん!迫力満点。 |
入場料は大人500円。子供200円。
入るとすぐでっかい大和が置いてあります。
さっそく見上げる艦橋。
アンテナ付近など模型とは思えません。
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煙突とメインマスト。
ロープが。。。 |
側舷高射砲廻り。
射撃管制棟。 |
対人比較。
さすがにでっかいです。 |
プロペラは3枚。直径5mで4基。
実物は鋳物だそうです。できるんだねえ。
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偵察用艦載機の発進用火薬カタパルトです。
模型ながら鋼材の使い方にリベット打ち具合まで分かります。 |
艦首に鎮座する菊の御門。 |
さきっちょの丸いところをバルバス-バウといいます。これが効くらしい。 |
艦橋廻りのロープの張りまわしなどすばらしいです。
大きいだけの模型ではありません。
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一般にこんな大きな展示がある場合、この目玉展示以外は大したものがないのが普通ですが、ココの場合は他の展示もすばらしいものでした。
開国から戦争終結、今の呉市の産業へ連綿と続く技術継承と一環した展示により見るものを飽きさせません。
いわゆる零戦です。
零式艦上戦闘機62型。
明治基地第210海軍航空隊所属
吾妻常雄海軍中尉の機体です。
中島飛行機製。
後部は修復したものの前部は当時のものそのまま。薄っぺらい外郭が印象的。
零戦最後期頃の機体で、この頃には特攻も頻繁に行われていました。
胴体下部には爆撃用爆弾を装備可能といいながら、実質は特攻装備。
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機首エンジン部分のアップ。
プロペラは修復品でしょう。 |
マーキングがとてもリアルです。
馬力は1000馬力程度の軽戦闘機。
この機体のように爆装等行うと軽戦としての有効性がまったくなくなります。既に大戦での勝利は望むべくもなかったのでしょう。
日の丸には白縁取りがありません。 |
栄(サカエ)三一甲型エンジン
各気筒が回転軸を中心に放射型に配置されているため、星型エンジンと呼ばれます。
栄発動機製。三一型エンジンというのが事実ならば珍しいもののようです。
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操縦士装備品
手袋は電熱器内臓みたいです。
かじかむと操縦できないのでしょうね。
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ピストンと点火プラグです。
「プラグ」が「栓」なところがいいです。
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13mm機関銃です。
生身ならかすっただけで肉片となります。
装弾数は多くありません。発射速度は記述見つからず。初速は7〜800m/sぐらい? |
ココからは零式から離れて、「回天」
言わずと知れた特攻兵器。
一人乗り魚雷。
簡素な作り。
展示には乗組員の遺書や手紙など気持ちの上で重いものも多くあります。
軍国主義に染められていたとはいえ、強い覚悟を感じます。
現代人にそれだけのガッツがあるでしょうか。
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現在の大和の様子を模した展示品。
撃沈された状況はかなり詳細が分かっているようです。
船体の分断は第2主砲の火薬庫の爆発によるもの。
左舷に集中被弾のため浸水転覆の後に爆発。しかしその爆発が沈没後か前かは不明。
右舷後部の穴も火薬庫の爆発によるものです。 |
隣接する鉄のくじら館。正式には「海上自衛隊呉史料館」です。
潜水艦の史料館。
写真はあまりありません。
機雷についてなどの内容は充分に楽しめるものでしたが、大和ミュージアムに比べると見劣りしてしまいます。
ここの目玉はなんといっても本物の潜水艦。大和ミュージアム連絡通路から見えてたものです。
中まで見せてくれます。もちろん本物です。
操縦席や主管制室など、ココまで見せていいんかなと言った具合。
さすがに写真はNGでした。
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見学入り口から船尾を見て。
プロペラはピカピカです。 |
この後はせっかくなんで港に停泊している実物の潜水館を見に足を伸ばしました。
潜水艦が停泊しています。
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コケが生えているのが分かります。
長い間ココにいるのですね。 |
なんと言うことはないのですけど。
「アレイからすこじま」
護衛艦も後ろに見えますね。 |
せっかくなんで買ってきました。
懐かしいでしょ?
水面を走る動画をそのうちupします→動画
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