そこにあるのが愛ならば、たいていのことはOKなのです。

Everything  OK の日が一日も早く来ることを祈りつつ。





Touch of love









皆さん、こんばんは。「1000to34」在住の桂千太郎です。
今日は、このセンサカ王国に間借りしている身なのだから、開店祝いにひとつなにか芸をしやがれ、という脅しの言葉に負けてここにきています。というか、別段俺のほうから住まわせてくれと頼んでいるわけでもないので、そんなことしてやる義理はないと断ろうかと思いましたが、坂本さんが「一宿一飯の云々かんぬん」と言い出したので、仕方なくいる訳です。



はあ。
残業から疲れて帰ってみたら、こんなイベントが待っているとは・・・
今日はそういえば、帰りの電車でえらいいちゃいちゃカップルと出くわした。本当にものすごかった。ここは夜の公園かという感じだ。もし、そこにいたのが俺ではなく、坂本さんだったら、間違いなく、

「電車は公共の場所だ! うちでやれ。」

ぐらいのことを言っていたに違いない。何かの調査で、電車でキレやすいのは、若い男と50代男性という調査がでたらしいが、坂本さんはその若い男に入るのだろうか。たぶん10代後半から20代前半をさしていると思うのだが。まあ、あの人がキレる場合は常識からあまりに外れているのを見るに見かねて、というか、老婆心というか、昔の人が子供に対してやっていた教育的指導に似たものがあるが、その勢いがあまりに常軌を逸しているためにトラブルになりやすい。とにかくあのえらそーな物言いが、相手を刺激するようで、おとなしく方がついたためしがない。とにかく端から見ると、そんなのに首を突っ込まなくてもいいのに、と思わずにいられないが、困っている人をほおっておけない人だから、仕方がない。



しかし、俺がそんなことを思っているうちに、隣のカップルはえらいことになっている。たぶん、大学生くらいだと思うのだが、女の子が座り、男のほうがつり革にぶら下がっているのだが、男が女の子に乗り上げている状態で、顔を近づけて話している。話すついでにキスでもしているのか。

もし、今、電車が急ブレーキを強く踏んだり、カーブで激しく車体が揺れたりしたら、この足元のおぼつかないふらふら男の口が俺のほうにくるんじゃないかと思うとぞっとしない。そういう時は、どうなるのか、事故だからあまり文句言えないのか?そして、逆に車体のゆれのせいで、隣の女の子がこちらに倒れこむことがあったら、俺はこの男にけんかを売られるのだろうか。かなり男のほうが頭沸いているようだから、その可能性も高い。もういっそ、席を立ち上がって、この二人が視界に入らないところに行ったほうがいいのだろうが、席を譲ってやる気にもならない。
しかし、見るとはなしに、視界に入ってくるが、どんどんなんかほんとえらいことになっている。公序良俗に反するのでは・・・



そういや、この前高杉先輩と緒方さんのうちにあの人とお邪魔した折に、等々力さんと猛君も来ていた。あのときに、等々力さん、力一杯猛君に殴られてたな。あれは、みんなが見てる前でなんかやったせいだったようだが、あいにく見逃してしまった。気がついたら、等々力さん飛んでてびっくりした。まあ、あのメンバーで、抱きしめたり、キスしたりしてるの見ても、仲がよくてうらやましいなあ、と思うくらいで、特にどうということもないんだが。まあ、あの二人は、いつもあんな調子みたいだし、二人っきりのときはいいと許可が、猛君からおりているらしいから、いいんだろうが。
いいな、許可か。俺に許可が下りる日はいつなんだ。とりあえず、限定付の解除でいいから、許可下りないかな・・・























ということで、開店祝いを終了してもいいのだろうか。
俺としては、はやく風呂にでも入って、さっぱりして、ご飯を食べて眠ってしまいたい。
そんなわけで、それでは皆さん、いい夢を。おやすみなさい。



























  

わ・・・

そんなんじゃ許さない?別に許してもらわなくてもいいけど。まいったな。なんかくたびれてきてるし、明日の仕事にも響くんだが。まいったなあ。
え、限定解除もあり?なるほど。



えー。←えらく現金だ。

さっきのカップルの話だが、結局俺が降りるまでいちゃいちゃし続けてた。最終的には、太ももに手をかけたり、わき腹つついたり、なんかいろいろやってたみたいだが、いや、特に見たくて見てたんじゃないんだが、眼の端に入ってくるんで。なんか、なんだろうなあ。カップルで手を握り合ったりしてるの見ると、ほほえましいなあ、と思うが、あんまりあからさまだと、ほんとにまいるな。周りの人を不快がらせずにいちゃつく。なかなか難しいな。
ところで、なんかの雑誌で読んだんだが、混んでる満員電車に、カップルで乗っているときに、女の人のほうが尻やらふとももを触られて、自分の恋人だと思ってそのまましておいたら、実は痴漢だったとか言う話があったな。まあ、痴漢行為と愛情行為は表現方法はよく似てるからな。俺は隣に座っている女の子最初嫌がってるのかと思ったが。(そうでなかったら、見てみないふりはさすがにあの人じゃないができない。)まあ、楽しんでいるようだったしな。のめりこむとめくるめく二人の世界になってしまうものだから。

二人の世界は人のいない二人の王国で、これが正しい姿なのかもしれない。



あれ・・・二人の世界といえば、ここもそういう世界なのでは・・・
なのになんで、めくるめくにならないのか。
というか、開店祝いの挨拶が何で俺だけなのか、あの人どこでばっくれてるんだ。





ところで、ふと思ったんだが、あの人俺のこと痴漢だと思ってるんじゃなかろうか。
この前、二人で出かけた折に、いい塩梅に夕暮れになって、周りに誰いなくて、まあ、カップルが行くにはムード満点としかいようのないシュチュエーションのときがあった。俺はもちろん、いつでも虎視眈々とチャンスを狙っているわけだから、あの人の顔が夕日に染められているのを見ているうちに、だんだんうっとりしてきて、あの人の髪に触れたり、まあ色々したわけだ。まあ、当然の成り行きとして、チューのひとつでも、と思って顔を近づけてみたら、グーで殴られた・・・
そのせいで、鼻血はでるは、眼鏡は若干曲がるはで、えらい目にあった。しかもやった本人は、グーを繰り出したのは無意識ときていて、殴った後呆然としてたかと思ったら、後は平謝り。そこまで謝られると、こちらとしても後ろ暗い気持ちがあるため、許さざるを得ない。
まあ、その場はなんというか、まあとりつくろっておさまったのだが、俺は、最初、あの人が照れていてそういう反応を示すのだと好意的に思っていた。ところが、先日坂本さんのうちに遊びに行った折に、また、俺は殴られた。二人っきりといえば、密室だ。何かしたくないといえば嘘だ。
俺ははっきり言って、あの人にはっきり自分の気持ちを言ったことはないが、このときはいいかげん、いろいろ煮詰まっていたため、あの人が俺をどう思っているのか、はっきり聞こうと思ったのだ。だから、いつも通り、世間話をしているうちに売り言葉買い言葉で喧嘩というコミュニケーションになったときに、聞いてみたのだ。そうしたら、はとが豆鉄砲食らった顔になったと思ったら、急にわれに返ったのか、

「私にわからないことを私に聞くな!!!」

と一喝された・・・

じゃあ、誰に聞けばいいんだか・・・



そんなこんなで、うっかり聞く前は、抱きしめたり、体に触れたりしてもさして何も言わなかったのに、急に過敏に反応するようになってきた。
逆立った猫のようだ・・・
なんかもう、下手に聞かなきゃよかったと思っても後の祭り。

どう思っているのか、俺のこと。あの人は。

ずっと前にあの人がいってくれた、「幸せにしてみろ」というのを言質にとってみてもいいけれど、その言葉の、→方向がLOVE になっているとは思えない今日この頃だ。
はー。なんか、なんかするたびに、痴漢に思われている気がしてならない。
はやく、やさしく触れ合えるようになるといいのだけれど。
そんな日が来るのか、というか、きてくれないと困る・・・・・・・・・・







まあ、そんなこんなで、悩みが多いのですが、温かく進展を見守っていただければ幸いです。
なにしろ、このサイト名からして、「桂→坂本」となってる・・・
これが「桂×坂本」だったら、こんなに苦労しないものを・・・





それでは、みなさん、ご静聴いただきましてありがとうございました。
限定解除という約束を取り付けたので、もうちょっと進展するのでは。期待してまっていてください。というか、俺はがんばります。
それでは今度こそ、本当におやすみなさい。




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