秋祭り 〜 獅子舞と奴

秋の始まりの頃、自治会長さんから電話があって「秋祭りの子役のなり手が無い」と。 お姉ちゃんは「え〜・・・」と言ってたけど、妹の方は近所の同級生に電話して 「出よ出よ!」と誘ってました。


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週に2回の練習を約1ヶ月、いよいよ宵宮です。夕方5時くらいに美容院に連れて行かれて 一時間半後にこんな姿で戻ってきました。思わず、「かわいい!!」といってパチリ。本人も 普段出来ないことが出来て御満悦。



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子役たちです。このあたりは田舎なもんで、夜出歩く事はほとんどありません。夜8時くらいから 始まる宵宮は、夜の神社という雰囲気も手伝って、子どもたちをメチャクチャ "Hi" な気分にしている ようです。



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いよいよ始まりです。天狗を筆頭に子役たちと獅子が続きます。この後本殿の回りを3回ほど まわって八百万の神様にお参りをし、本殿前で13の演舞を行います。



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舞の様子です。獅子と子役たちのやり取りは結構笑えるものがありました。



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いよいよ千秋楽。このあたりに来ると夜も10時近くになってきているので子どもたちは 大分お疲れ模様。次の日は朝から地域の新築の家やお祝い事があった家の前で演じるので6時には 化粧を始めなければいけません。小さな子には結構ハードです。



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本宮の日はあいにくの雨です。子役をやっている家にも来て舞ってくれるということで、 我が家の前です。神社に入る頃には本降りになって肌寒くてちょっとかわいそうと思いましたが、 子どもたちにはもう楽しくって楽しくって仕方の無いイベントだったようです。寒いのも濡れる のも何のその、元気にやってました。



ここに移り住んで7年。秋祭りは見に行っていたけど参加したのは始めて。週2回の練習に加え、 小学生のリコーダーを使った演目指導等、獅子舞保存会の人たちの努力には頭が下がります。 近所の人に聞くと、昔は演じていたのは大人から子どもまで皆男性であったとのこと。最近は 子どもの数も減ってきたので女の子も出るようになったとか。
13の演目はどれも非常に素朴で、その中にも笑いがあり、昔の農村の娯楽が脈々と受け継がれて いると感じた二日間でした。

ちなみに妹は濡れて帰ってくるなり、「来年もする!!」と言ってました。気に入ったようです。


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