2月6日(木)くもり

 今年の2公演目を終えました。
 1公演目は、毎年呼んでいただいている隣町の幼稚園での公演でした。
 マイクロバスで全保育園から子ども達を集めてきての合同交流会公演。
 会場となる幼稚園は、広いオープンスペースのホールがあって、完全遮光をした
いと言うと、壁が収納庫からつぅ〜と出てくる。
 簡易ステージは使わないと言うと、格納庫のように、がぁ〜としまわれる。
 いつ見ても面白い〜。
 子ども達は素直に反応してくれ、たくさんの声をあげてくれてました。
 昨年の作品の方が、わ〜わ〜大騒ぎに声は出せたのだけど、担当の先生は今年の
方が好み〜♪だったという。
 あちこちで反応を聞いていると、今年はどちらかというと大人受けがいい!。
 
 昨日は1〜3才児の保育園。
 前例としては見れる、と思っていても月齢が低いとやはり心配です。
 どの公演もそうだけど、正直ふたを開けないとわからない。
 1本もの1時間、持つかなぁ〜と思ってましたが、いやぁ、ついてきてくれまし
たね。ほんと嬉しいです。

 ここは、以前書いた保育園話とは別の、もうひとつの人形劇に興味を持っている
先生方の保育園。2度ほどうちの稽古場へも足を運んで、アイディアを頂戴してい
った積極的なところ。
 それから園の先生方で作って上演し、子ども達を楽しませているらしい。
 月齢が小さくともついてくる、というのはそんなところにも理由があるかもしれ
ない。
 子ども達も簡単なペープサートを作って、お部屋の棚を「けこみ」がわりにして
自ら遊んでいると教えてくれた。
 作った人形も見せてもらった。
 クレヨンで描いたたくさんの顔、見てるとほんわりしてくる。
 先生方で作った人形も見せてもらった。
 うちが最初に作ったお椀のカエルのボードビル、それからねずみクイズ。
 おお!完全盗作!うりふたつによくできてました。
 うちの人形破損したら、貸してください……。ってか。


2月10日(月)くもり

 7日定例日。次回リニューアル作品が、決まらない。
 なんとはなくひとつの作品に傾いてはいるものの、決定!という盛り上がりに
欠けている。今までの作品のビデオも出して、客観的に見るという作業をしたり、
脚本改稿のための話もしているが、いまひとつ書くという気分にまでつながり切
らない。出発のテンションが大事なのよね〜。

 日は流れていくばかりだけれど、製作に半年以上向かい合うことになるのだから
ニューアルすることに魅力を感じないと、その日々は重いものになってしまう。
 新作という未知の作品とは違う意味で、厳しい。
 
 こんな時は、まだ決めない方がいい……。
 迷う時は動かない、私のモットー。しかし後で、
 「だからさぁ〜もっと早くから始めよう!って言ったのよね!!」
と、せっせと手を動かす仲間から必ず、決まって、間違いなく、そう言われる。
 「うん……そうなんだよね。」
 「なんで、いっつもこうなるかなぁ〜」 
 「ねぇ〜。」
 「ねぇ〜じゃないわよっ!!」

 ……タイムリミットっていつだろ?
 最近はどうも処理能力が落ちてるから、逆算もよ〜でけん。


2月15日(土)くもり

 昨日は、世にいうバレンタイン。
 で、金曜日なので私達の定例稽古日でした。

 稽古場へ行くと「チョコレート買った?」とかいう話をしている。
 「誰にぃ〜!?」と聞くと「旦那さんにさ」という答え。
 「えっ? もしかしてみんな旦那様にチョコあげてるん?」
 「あげてるよ。催促されるとあげたくないけど……。あげないの?」
 「へぇ、毎年あげてるの?」
 「一応ね〜。」皆うなずいていた。
 「えっ〜?そうなん! みんなあげてるの? あげてるのぉ?」
 きょろきょろ見合わすと、Y子だけは、何のこと?というように首を
かしげてた。あ、そう、君は私と同じなんだね。
 しかし驚いたと言うか、なんだか、妙に感心してしまった。
 みんなかわいい奥さんなんやなぁ〜。知らない一面だったわ。
 「そうか、帰ったらほしい〜?って聞いてみるか。」と言うと
 「そういう事って聞かないもんじゃない。」というお答え。
  そうか、でも、あげてもその場で自分で開けて食べちゃいそうだな。
 で、結局、あげることなく旦那様には言っておいた。
 「よそから義理チョコもらったら、仲良く一緒にたべようね。ねっ。」

 次回作品については、二転三転しつつ、じれったいながらも本日も未決。
 それに、15周年記念自主公演のあり方もそろそろ決めねばならんね。
 悠長にかかっていたが、そうこうしてる間に、どうも今年の旭川の人形劇
は、催しが結構いろいろあるんだ!ということも見えてきた。
 次の火曜日は、ちょっと本腰入れて話すことにする。


2月22日(土)くもり

 15周年の記念自主公演をしようと思っている。
 小回りのきく生の舞台を届ける事ができるというのが、私達の常日頃の公演ス
タイル。それを大事に考えると、ホールで記念公演を打つ事より、その地域で仲
間たちと一緒に人形劇を見合うというような公演を打ちたいと思う。
 それもできればふだんなかなか人形劇に出会えない子ども達のところへ出向い
て行って、手打ち公演をやりたいと思っている。
 これは、常日頃から願っていた事でもあり、そんな15周年にしたい。
 子ども達は30人しか集まらなかったでもいいし、赤字に終わってもかまわない。
 15周年記念は、そんな形でいくつか取り組みたいと思っている。
 ということを、昨日の集まりで決めた!
 
 公演可能な日時をピックアップしたが、具体的にはこれから。
 でも
、地元じゃない場所というのは、チラシをまく事と会場を探す事が最も難しい。
 情宣活動が一番の課題となりそうだ。
 どなたか、この地域に来て! チラシだけは預ってあげる〜、という方いらっ
しゃらないでしょうかね。条件は日帰りのできる地域となりますが……。

 ん〜、……身内しか見てないような日記に書いてもだめだよね。
 積極的にちょっと動いてみようかと思い始めている。