4月5日(土)はれ

 すっかり春めいてきました。
 家のまわりの除雪で山になった雪は溶け切らないけれど、アスファルトは、
しっかり乾いて自転車稽古場出勤ができるようになりました。
 陽射しも明るくて、走っても気持ちのいい道のり5分となりました。
 
 ただ今、15周年記念自主公演計画の最中です。
 何ケ所になるかは未定だけれど、場所を求めて動き出す事にしました。
 で、年度の前半に記念公演をしようということで、結局大がかりになりがちな
メインの新作には手をつけないことにしました。
 この時期は、毎年「製作ぅ!製作ぅ!」と叫んでいただけに、ちょっと余裕〜
な気分ですが、その分お蔵入りのサブ作品を起こす事にもなりました。
 台本からどこま〜でも発展させて、遊び心の作りをしたいと思っています。

 
 しかしだね、正直、15年人形劇が続くとは、思っていませんでした。
 その年その年、何をしよう?と短いスタンスでしか物事を考えてこなかったの
で、誰も15年先の自分達は思い描けなかっただろうと思います。
 子ども達もすっかり大きくなっちゃって、母達の人形劇に対しては「楽しむ」
立場からいつの間にか誰よりも手厳しい「批評家」になりました。
 素直に聞きにくい相手なだけに、なんやかんや言われると腹も立ちやすいが、
妙に的もついていて悔しいながらも、ありがたい相手にもなってたりします。
 さて、世の中は新年度になりましたからね〜、私達のここから先は、とも思っ
たりしますけれど……やっぱりこの先も1年1年のスタンスになりそうです。
 さらりとな。


4月24日(木)はれ

 さぼりまくっている日記。
 まるで活動してないかのようだが、そんな事はありません。
 日記は更新しないと何も伝えられないとわかっているのだが、日々の事はどうも
「なんか前にも書いたような気がする……」という気分で、妙に一つ覚えのように
「稽古した!」「製作した!」って話ばかりになっているように思えて、なんか、
いただけないなぁ!!と思ったりしてねぇ。
 ねぇ、ってあなた、同じようでいても、常に新鮮に毎日を捉えていれば、発見も
報告も山のようにあるだろう!!、ということも言えるわね……
 単に進歩しない自分のせいだな、これは。

 とはいえ、今年の動きは例年とはちょっと違います。 

 自主公演地を求めて、動き出してます。
 いくつになるかは未定ながらも、旭川市内にとどまらず、他町村へ活動の幅を広げ
たいというのが今回の15周年の形です。
 近隣の街からも公演の依頼はあるんですが、数としてはそう多くはないし、ここは
ひとつ手打ちで公演!といったところでしょうか。

 記念公演なんだからホールで打つという事も考えましたが、私達の公演の良さはと
いうと、やはり平土間舞台として小回りのきく生の舞台を届ける事ができるという事
です。それが私達の常日頃の公演スタイルですから。
 それを大事に考えると、やはりそれぞれの地域で、子ども達が生活する場で、仲間た
ちと一緒に人形劇を楽しむ、という公演がいい!という思いにつながるのです。
 これはいつも願っている事でもありながら、市外へ飛び出すとなると、運搬手段
(いつも赤帽をお願いしている)での経費の問題や、また地域の様子がわからないなど、
日常的には難しく思えていたことなのです。

 で、今年は採算にこだわらずに、行けるところへはいくぞ!……と
 小さな街だと観客となる子どもの数が少ないかもしれないが、いくぞ!……と
 還元の意味合いもちょっぴり込めた自主公演を15周年として位置づけたいと思って
いるところです。

 人形劇は地域の中で息づく文化として育ってきました。
 その地の子ども達と共に歩んできました。
 幅広い年齢層に楽しんでもらいたいと、力も入れて製作してきましたので、発信も含
め、近隣の町村を含む、たくさんの子ども達と楽しみたいと考えているところでござい
ます。
 
 んが、この姿勢はいいが、いくつかの公演を経て、今また手直しをしたいというとこ
ろもいくつか上がっている。
 なんか、こうもやもやする時は、必ず直さねばならない課題がそこにはある。
 テンポとスリム化。
 前々からわかっていたことながらも、どう手を入れたらいいのか悩んでいた。
 が、先日の集まりで、皆も感じるところが一致し出してきたので、手直しの具体的な
話も出て、次回からはより前向きに作品を上げたいと思っている。
 スキッとな!