6月11日(水)

 まめに日記を書かないものだから〜。
 さかのぼろうとしてもちょっと曖昧です。
 今日は、久しぶりで家にいて、開け放った窓から風が入り込んでます。
 6月の風はなんて爽やかでやさしいのだろう。
 
 2日は、15周年記念公演のコマーシャルに2班に分かれて、妹背牛町と比布町へ
チラシとポスターを持って行ってきました。
 町内のあちこち、子ども達の集まる場所や人の目につく場所を求めて、お願いに
まわったんですが
、どこも快くチラシを受け取って下さり、ポスターも「いいよ、
置いてきな〜貼っちゃるよぉ!」という二つ返事で、おまけに励ましまでいただくと
いう、何とも
気持ちのいい応対ばかりで、元気が出ましたよ。
 これが市内でお願いに回ろうとすると、先に身構えられて迷惑そうな雰囲気が見える
中で主旨説明〜というパターンが多く、動く方も結構気疲れしてしまうんですが、
小さな町の人のよさというのか、暖かい雰囲気が嬉しかったです。

 やはり幼い時期の子育ては、町中が自然に溢れ返った小さな町がいい〜と思った。
 田舎育ちの私は、
すぐに空気になじめたところで喧噪の街へ戻り、途端に体内リズム
を合わせるのにしばし戸惑いを感じてしまった……。
 ずいぶん長く住んでるんだけど……気張って生きてるんかなぁ、と思ってしまった。

 6日10日は、公演でした。
 日産労連さん依頼の障害者施設公演と、未就園児とお母さんが対象の子育て支援の公
演で、別プログラムで行ってきました。
 どの公演もみなそうだけど、楽しんでもらえたかが最も気になるところです。

 手直しをしたり、別プログラムを組んだりと、毎日のように稽古場通いの6月スタート
でしたが、ここで、ちょっと一呼吸。 
 あ、さて、次は15周年自主公演〜。
 楽しんでもらえる時間を作りたいです。
 お近くの方見にきてや〜。


6月19
日(木)

 あ、さて、さて近づいてきました自主公演日。
 次の日曜日は妹背牛町で自主公演です。
 初演ではなく、すでに16公演を終えているので、どきどきという感じでも
ありませんが、それでも自主公演は特別な感がありますです。
 パンフやチケットを印刷したり、おてがみ風アンケートを用意したり、その
ための場内ポストを作ったり〜といろいろ作業をしてきました。

 チラシやポスターも配っていただきましたが、さてさて、はたしてどれくらい
の観客となるのかは全くもって検討もつきません。
 何しろ当日券のみですからね〜。
 幼児と小学生全部合わせても、どちらの町も300人いない小さな町ですから。
1割がきてくれたとしても、30人です。
 10人ということも充分あり得ます……。

 メンバーのひとりが「自主公演の夢みた……」と言う。どんな夢?と聞くと
 「あのね、どのくらい集まってる?と聞いたの。
 そしたらなんと1万人だよ!……っていう夢」
 「……。町民全部で4千人の町だよ……。どこから人が集まったの?」
 「だって、そういう夢だったんだもの……」

 経費的には持ち出しで行こうという公演なので、どんな少人数になってもかま
わないのだけれど、それでも観客があまりに少ないと、雰囲気の寂しい公演に
なってしまいそうです。
 にぎわいというのも盛り上がりのひとつでもあるし、雰囲気が出るくらいには
子ども達が来てほしいと願っています。
 夢みた彼女も、やっぱり気になってるという事なんだな〜。
 
 妹背牛町の子ども達〜!
 お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんも誘って来てね〜!


6月23
日(月)

 昨日は、妹背牛町で自主公演でした。
 お天気もよく〜びゅーてほー日曜日。
 朝8:00に集まり、車で妹背牛町へ向かいました。
 9:00に会場入り。
 しかし……なんか気になるな……と心のどこかで思っていたんですが、
それがなんなのか、その時はわかりませんでした。
 気がついたのは、午後1:00も過ぎて開場となってから。

 入りが悪いのは覚悟の上でしたが、ありゃぁ、集まってこないわね。
 どれどれ〜と外へ出てみて、あ、と思った。
 人が歩いていないの……。
 たまに車が通り過ぎたと思ってから、しんとした静けさが続く。
 
町中静かで、陽射しだけがぴかぴかしていて、妙な感覚。
 ああ、これか……。みんなどこかへ行っちゃったのだろうか?

 で、観客数は18名でした!!
 予想を裏切らない!人数で、納得はしたものの、やっぱり数としては
寂しいものがありましたね。
 観にきて下さった方が、「もったいないですね、宣伝しました?」と
聞いて下さいましたが、一応は全てのこどもたちのところへチラシは
渡っているはずなんですけど……やはり、受け皿がないと言う事は
厳しいものですね〜。
 あちこちの町の教育委員会で相談をした時に、どの町も
「人集まりませんよ〜」、と心配してくれていたのを思い出しました。
 そうなんだな、でも、いいのさ、やりたかった事だから。
 この先も3名以上だったら幕はあく!