テレビ東京開局40周年記念 アトリエダンカンプロデュース

8人の女たち

2004 19.FRI. November - 12.SUN.December

ART SPHRER(アートスフィア)

演出:江守徹
原作
:Robert THOMAS  翻訳:和田誠一

CAST

ギャビー

 木の実ナナ

ピエレット

 山本陽子

オーギュスティーヌ

 安寿ミラ

ルイーズ

 毬谷友子

シュゾン

 佐藤江梨子

カトリーヌ

 ソニン

シャネル

 岡本麗

マミー

 喜多道枝

「8人の女たち」
メジャーな作品ってことで、その宣伝も派手で
出演者のメディア露出もハンパじゃない多さ。
「笑っていいとも」テレフォンショッキングに
ソトエリさん、ソニンちゃん、ヤンさんと3人連続で出ちゃうくらい
嬉しかったわ〜*^^*

2004.11.19初日の幕は上がったのですが
私が観劇したのは、千秋楽の前日12/11の昼、夜と千秋楽の3回。
同じ交通費払って行くんなら、1回でも多く観なきゃね。

RHYTHM×3の時も書きましたが、
新幹線が品川に止まるようになってアートスフィアはとても便利になりました。
バス、タクシーですぐですもん。
バスは土日は本数が少なくなりますから気をつけてね^^;

男性のお客さまが大変多く、いつもと違うロビーの雰囲気
お席につくとヤンさんファンの方がいっぱい。
何度も観てる方もいらっしゃるのだろうな〜
でも、私は初めて!
ドキドキしちゃう*^^*

キンコンカンコーン、と学校のチャイムみたいなのが鳴ったのは
ちょっとおかしかった^^;
携帯アラームは切って下さいというアナウンスが終わるとしばしの静寂
暗闇に沈む場内、
幕が上がるとそこはフランスの片田舎の大邸宅の1室

中央にリビング、ソファのセット
右にドア、奥にも小さなドア。
衣装かけや電話機などが置かれたチェストもある。
階段から中2階。この邸宅の主人・マルセルの部屋
そして左に折れてまだ上へ階段。

左には廊下につながる出入り口と暖炉
飾りかけのクリスマスツリー
スツールやクッションが並べてある。
そして舞台奥の中央には玄関

階段や壁には主人の趣味?
クラシックな絵画がいたるところに飾られてあり、浮世絵もあった

窓、小窓ももちろんある。
ガラス越しにはちらちら舞う雪、雪化粧した針葉樹が見える。

静かだ‥‥

カチャリ、右側の扉がひらく、車椅子に乗ったマミー(喜多道枝さん)が登場
階段下奥の書架の隠し扉のスイッチを押すと
ブランデーがウィーンと廻って出てくる
マミーが飲もうかな?って思うと階上で物音。
慌てて退散するマミー。

入れ代わりに階上よりシャネル(岡本麗さん)登場。
自動車のクラクションが聞こえ、窓からのぞくと
「シュゾンだわ!私のシュゾンが帰ってきた!」と大喜び。
メイドの
ルイーズ(毬谷友子さん)を呼ぶと
ルイーズ、ソファに片膝上げてすわりつまみ食い。

イギリスへ留学していたこの館の長女シュゾン(佐藤江梨子さん)母ギャビー(木の実ナナさん)とともに登場。
シャネルとシュゾン、抱き合って再会を喜ぶ
まだ姿を現さない次女
カトリーヌ(ソニンさん)

「カトリーヌ!」と階上に声をかけると
腰をさすりさすりやおら登場するのが、
我らがヤンさん!!(安寿ミラさん)
オーギュスティーヌさまなのだあ〜〜〜!!!!

さあ〜〜、これからはミーハーモード全開だ!
ストーリーそっちのけになっちゃうかもしれませんが、
それでいいのだ、がっはっは。

オーギュスティーヌったらほんとに今どきなんでそんなファッションなの?っていう
超堅物ファッション!!
襟元ピチっと止まった山吹色のブラウスにエンジ色の毛糸のチョッキ
チョッキはあんまり?ベストですね^^;
首元にオシャレなのかリボン結んであるんだけど‥‥
スカートは古くさ〜いツイード、
髪は、もうそれ以上はひっつめられないだろう、っていうくらい
キュキュキュッと御団子にしてある。
とどめが黒ぶち眼鏡ときたもんだ。

その格好で、あ〜〜イデテテ‥と腰さすりながら階段降りて来られるんだもん
これがおかしくてなんであろう!
その一瞬で私はオーギュスティーヌに嵌ってしまったのだあ〜!

久し振りに帰ってきたシュゾンにはイヤミたっぷりな歓迎の辞
あそこまでイヤミ言えたら気持ちいいだろうな〜*^^*

あまりに機嫌の悪いおばさまオギュスティーヌに
シュゾンは何かいやなことあった?と尋ねると
姉ギャビー「自分で作ってるのよ」
ギャビーも言うわ〜。さすが姉妹!
シャネルがシュゾンのために特別に作ったブリオッシュ。
クロワッサンの生地をカップに入れて焼いたものだそうですが
それをまあ〜ぜーーんぶ自分の部屋に持ってっちゃって食べてしまうんだから
普通、あの年でそんなことする人いません(笑)
からっぽになったカゴ見てシュゾンちゃん絶句してました。

次女カトリーヌもパジャマのまま降りてきてオーギュスティーヌとやりあい、
それでなんだかんだ言ってるうちに、メイド・ルイーズが
自室で殺されているギャビーの夫、この館の主人、マルセルを発見するんですね〜

キャア======

響き渡る悲鳴、ご主人さまが殺されて、背中にナイフ‥と言っても誰も信じない
カトリーヌがダダダダダダ‥‥‥と上がって部屋に入り出てきて
「パパが殺されてる〜!」

事件ぼっ発。
はじまり、はじまり〜

マルセルの妻・ギャビーは卒倒
さっきまでフーンダとケンカしてたのに
オーギュスティーヌは頭にタオルをあてたり、
手で扇いだり、ギャビーお姉ちゃんを一生懸命介抱してるの

そしてみんなは警察に連絡!現場保存よ!と精一杯の知恵を出し合って
事態に対処しようとするんだけど
電話線は切られ、自動車も動かなくされていた

ジャーーン!

孤立無援‥‥どうするのよ

この7人の中の誰かが殺したんじゃないの?
という不安がじわ〜〜〜〜と広がっていく。
何故なら、ルイーズが飼い犬のスカパンは夕べ一晩鳴かなかったと証言したからだ。

ジャーーーーン!!

「私、知ってる」と一番に諍いを始めたのも
我らがオーギュスティーヌさまなのだ!!

それからは、まあ〜暴露ばくろ
「私は見た!」「私は知ってる!」「私は聞いた!」とそりゃもう
すんごい女の諍い。
こういう時はハッキリ言った方が良いわよ、というもんの
だんだん口先だけじゃなくなって
取っ組み合いにまでなるのだからオモシロイ、いや、凄まじい。

そこへ、誰か来る!
窓の外をよぎる人影、
ザクッザクッザクと雪を踏み締める音
カツカツカツ‥ヒールの音?

7人はひょえ〜!っと隠れる隠れる
オーギュスティーヌさまは一番右、椅子の影に
ぎい〜〜とドアが開き、サングラスに黒レザーのトレンチコートの女性が‥‥

ヘッックシュ

‥‥‥あの間の良さ、感動しちゃうわ
間違い無く笑いを誘うあの絶妙の『間』!
ヤンさん、素晴らしい〜!!好きです〜〜!!

やって来たのはマルセルの妹・ピエレット(山本陽子さん)
起承転結の『転』でしょうか。
ここからはさらに事態は悪化
我らがオーギュスティーヌさまはなんとこのピエレットに
曝露されてしまうのですね〜

大衆文学研究会‥‥「ゴンドラの上の情事」‥‥
おまけにマルセルにあてたラブレターまで読み上げられてしまう
オーマイガッ!
オーギュスティーヌ絶対絶命のピンチ!!
しかし、オーギュスティーヌは気丈にも逆切れでピンチを切り抜けるのであります!
弱味に付け込まれれば、オヨヨとよろけてみせ
なんと立派な切り抜け方じゃあございませんか!
色気も武器ならそれも武器。
アッパレじゃ〜!

とオーギュスティーヌに向けられた鉾先は次はピエレットに
だってピエレットに犬は吠えなかったんだもの
マルセルの部屋だって知ってたし
それに実は
ルイーズが「言っちゃおっかな」とすでに曝露していた
ピエレットとシャネルはポーカー仲間でこの館には来たことがあるんですね。
それをシュゾンとカトリーヌに追求されることに。

このように鉾先は次々変わり、8人の秘密がどばどばどばっと白日のもとにさらされていくんですわ。

ルイーズはすでにマルセルと5年もそういう仲(そういう仲なのよ)で
シュゾンは恋人の子を妊娠までしていた

マルセルの部屋の鍵はすりかえられ、館の門は開かず
密室に閉じ込められた8人

はてさていったい何がどうなってるのでしょうか〜!

という所で1幕は終わり

2幕

しばらくお天気は悪いしどこへも行けませんよ〜
というラジオの声から始まる。

そう、ますます密室化は進み
八方ふさがりの8人の女たち(おそまつ^^;)

すったもんだの連続でとうとう
我らがオーギュスティーヌさまは心臓発作(ほんまに?)で
これまた絶妙の間でもってお倒れあそばし
笑いのうちにソファに運ばれるのですね〜〜

薬と注射を探して大騒ぎ
探しているうちにシュゾンは母ギャビーの家出仕度を発見しちゃうし
ギャビーのベッドの下から薬は見つかるんだけど
そんなバタバタした中でも
オーギュスティーヌはオカシイ。

ふざけてるわけでもなーんでもないのに
真面目に真剣なのに
なーんであんなにオカシイのじゃろ。

注射されてるとこ見たいもーん!というカトリーヌに支えられ
なーんであんな女に注射しなくちゃいけないのよ歩きのルイーズとともに別室へ

ギャビーの家出仕度‥
ギャビーも浮気していたのね〜〜ふう〜ん。

ピエレット‥‥やっぱりお金に困ってマルセルにたかってたんだ〜
ふう〜ん。

ルイーズ‥‥マルセルとはもうずっと前からそんな関係だったんだ〜
もしかして妊娠もしてる??

なんだかみーーんな怪しく思えてくる

と、突然!

グリーンのドレスふわふわさせて美女登場!
えっ!?誰?

きゃーーヤンさん、いやいや
オーギュスティーヌさまじゃないですか〜〜

「命拾いしたので気分を変えてみたの」

ぶはっ

いやんもう、なんでそんなにすみからすみまでおもしろいんじゃろ〜〜
眼鏡もはずしてクルンクルン外巻きカールのオーギュスティーヌ

なるほど〜〜
このグリーンのドレスが乾燥キャベツの由来なのね〜

ギャビーお姉ちゃんに「みっともない」なんて言われてカワイソ。
でも可愛い*^^*

すると
ドッカーーン!!

お風呂のボイラーが爆発したらしい。
シャネル大騒ぎ後あれ?

シャネルは気付く、真相に。

「みんな、動かないで、2分だけここに居て」と庭へ出る
「でもヘーン、人には出るなって自分だけ外に出るなんて〜」と
まあ、疑う疑う。
隠れちゃいましょ、とみーんな居なくなる
シャネルが「分かりました!」と戻ってくるが銃声に倒れる

うそ〜

驚いて倒れただけなんだけど、
隠れた女たちもそりゃびっくり。

ギャビー「犯人はシャネル。」
えっ?そうなの!?
「‥‥‥以外の誰かよ」
ずこ!

いやあ〜この間もさすが、間違いなく笑かして下さるナナさん、好き!

暗転

夕闇
カーテンを締めにくるシュゾン
停電しそうな雰囲気
恐る恐る出てくる我らがオーギュスティーヌ
もう元のツイードファッションに戻ってるの。

停電!

浮浪者風の侵入者登場
煙草ふかし、ソファの後ろに隠れる

上手よりオーギュスティーヌ再び登場
下手よりワゴンでコーヒーを運んでくるルイーズ
お互いの存在に
「うおっ。」
何故か二人ともおっさん声でうろたえる

その時、侵入者ソファの後ろから煙草の煙りがふわ〜!

「見た?」
「見た」

あへ〜〜〜〜〜
ふたりとも関節がはずれてしまったのか
レディを忘れたリアクション
オーギュスティーヌのそれは
ファンも絶句のポ・ポ・ポーズ

きゃ〜〜〜〜でもでも、
そこまでやっちゃうヤンさんが好き*^^*
大好き!*^^*

だってオーギュスティーヌは元々腰の調子が悪かったんですもの〜
無理ないわ

そしたらバア!
なんてこと!カトリーヌが変装していたずらしてたのね!
コラ!ですわ。まったく〜。

その次がコーヒー騒動ですわ。
あ、その前にピストルがピエレットのバッグから見つかるのよね。
そしてピエレットが怪しいってことになって
コーヒーにも何か入れたんじゃないか?って話しが発展して
ピエレットに無理矢理コーヒーを飲ませようということに。
ここんとこも爆笑でしたね〜

みんな揃ってカップ差し出したり
素晴らしいチームワークだわ!

他にも犬の掘った穴から外に出よう!とか
カトリーヌがシュゾンに殴られた!とか
ピエレットが貢いでいた男が実はギャビーの浮気相手だったとか
もう何がほんとで何が偶然なのか分からなくなるくらい
事態はややこしくなってくるんですが

そこへ、シャネルがふらふらしながら登場。

「カトリーヌ、ここへおいでなさい」

と、話は結末を迎えるのですね。

そう、全てはカトリーヌとマルセルの仕組んだお芝居だったのですね。

カトリーヌは7人がいかに父マルセルを傷つけていたかをとうとうと喋り
7人、それぞれに返す言葉もなく
カトリーヌが自分だけがパパの味方だ!と言った時
マルセルの部屋から銃声が響く!

マルセルは今度は本当に自殺した!
‥‥と誰もが思った

カトリーヌは「アンタたちのせいだ!」と叫ぶ

「アンタのせいや!」と私は突っ込む(笑)

おお、なんちゅう悲劇的な結末なんや〜と思ってると
マルセルの影がむくっとドアに映る

それも狂言やったんか!
とまたも突っ込み

幕は下りた

おもしろいお芝居でした!
カーテンコールでは出演者みんなが手をつなぎ
拍手に応えて下さり
千秋楽はもちろんスタンディングオベーション!

楽しかったです〜!

ありがとうございました!

お・わ・り

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