劇団AUN第17回公演

アントニーとクレオパトラ

2009.9.30~10.4

サンシャイン劇場

cast
マーク・アントニー
吉田鋼太郎
クレオパトラ
安寿ミラ
レピダス
関川慎二
ポンピーアス(ポンペー)
大塚明夫
アレクサス
西本健太朗
スケアラス
萩原好峰
ファイロー
前田恭明
使者
齋藤芳
チャーミアン
夏川永聖
占い師
松木良方
イノバーバス
北島善紀
オクテービアス・シーザー
谷田歩
イアロス
長谷川祐之
ミシーナス
中井出健
アグリッパ
松本こうせい
ドラベラ
杉本政志
プロキュリーアス
星和利
サイアリアス
沢海陽子
ミーナス及び道化
岩倉弘樹
キャニディアス
谷畑聡
ヴァリアス
飛田修司
マーディアン
福岡幹之
従者
齋藤慎平
オクテーヴィア
千賀由紀子
アイアラス
根岸つかさ
侍女
坂田周子
林蘭
金子久美子
長尾歩
工藤晶子
長谷川奈美
もりせめぐみ

staff
W.シェイクスピア
翻訳
小田島雄志
演出
吉田鋼太郎
照明
原田保
音楽
笠松泰洋
音響
角張正雄
照明オペレーター
梶谷剛樹
衣装デザインアドバイザー
岩谷俊和

まったくヤンさんのファンでなかったら

シェイクスピアのお芝居を見ることなんてあったでしょうか

初シェイクスピアはもちろん「ハムレット」

どうせ難しくてわかんないと思っていたシェイクスピアが

そりゃあおもしろいのなんのって

昨年のAUN「マクベス」までにも

ヤンさんの作品ではなかったけれど

いくつか見ました

おもしろいんだよね

難しくないの

そして今年は劇団AUNの第17回公演

「アントニーとクレオパトラ」に
クレオパトラ役

参加なさったのであります!!

またしても

またしても

絶世の美女役!!!

ヤンさんの場合
単なる『美女』専科ではありません

『絶世の美女』専科!であります!!

ヘレネ、クラリモンド、ロクサーヌ、プシケ

気高く妖しく神々しく
どれもこれも透明感あふれる美しさでございました

そして

クレオパトラ!!

エジプトの女王!!!

では観劇記いってみよおー!

初見は上手ブロックだったので

入浴中のアントニーとクレオパトラを凝視することはありませんでした(笑)

ちゃーんとローマの将校さんのお話聞いてました

怒ってましたよ

イチャイチャすんな!って

人前で一緒にお風呂に入っていいんですか?

くっついたりキスしたり
ちょっと離れてクスっと笑ったり

知ってんだから
ライトあたる前からイチャイチャしてたの(見たのか?見ました!)

ローマからきた野暮な使者のせいで

野暮じゃないぞ!重大の知らせがあったんだい!by使者)

クレオパトラは猫みたいに言葉のツメを尖らせて
アントニーを引っ掻いて
なだめられて
お姫様抱っこされてご退場

抱っこされてるヤンさんの足が可愛い♡

お風呂にはほんとにお湯が入ってたんです
バスミルク色

それから侍女たちが可愛いアレクサスを追っかけて
どぼーーん!とお湯に!!

侍女たちのびのびしてましたね

そこで占い師がチャーミアンには主人より少し長生き出来るだろう
アイアラスにはチャーミアンと似た未来だと予言

見事に当たっちょります

この時、長靴をかぶっていたのがイノバーバス
ほぼ道化?ほぼヤケクソ?

主人アントニーに見切りをつけたいにも関わらず
もう少しもう少しと留まる
主人の過去の栄光と功績を知るだけにね

お風呂片付けが始まると

黒のドレスに着替えたクレオパトラ登場

可愛い〜〜〜〜

綺麗〜〜〜〜〜〜〜〜

アントニーはどこ
探して来て!とさっさと退場

入れ替わりに

アントニー登場

イタリアの妻ファルビアと弟の挙兵
ファルビアの死の知らせ

さあ大変、アントニーはローマに帰らなくちゃならない

もっと大変なのはそれをクレオパトラに告げること

クレオパトラは沈んでいたら私はダンスをしている
元気にしてたら私は病気だってお言い
なんて言う超ワガママな女王!!

チャーミアンも「そんなに策を労してはダメでちゅよ」ってたしなめるんだけど

聞くわけないない

それどころかやってきたアントニーを見て一目で悪い知らせだと直感しちゃうのね

アントニーが必死でクレオパトラに説明してるの

とてもおもしろかった

夫婦喧嘩みたいで(笑)

さっきまで嘆き悲しんでいた妻の死が

喜ばしい知らせになるんだから

これを喜劇と呼ばずとしてなんとしよう

とうとうアントニーが業を煮やして立ち去ろうとすると

可愛い声で「待って」だもんなあ〜

ずるいよねえ(笑)

最強のツンデレ美女!

アントニーにしっかり抱かれて
さあ奥へ!

勝手にせえ!!だよまったく(笑)

それでアントニーはローマにカエサル

いやいや帰ったわけで

ほんまに信じられへんことに

シーザーの姉と結婚しちゃうんですわ

政略とはいえ後でどないなっても知らんで〜

そない言うて心配してはったのはミーナスとイノバーバスでしたっけね

ローマは三頭政治とか言いまして
昔世界史で習った記憶はありますが

どうやらシーザー(小シーザー)、アントニー、レピダスが
その3つの頭だったようで

もうひとりのパイレーツオブチチューカイ
白いジャック・スパロウこと(勝手なこと書くな!)ポンペー

この4人でなんちゃらかんちゃら言うて世界を動かしてたみたいで
同盟組んだかと思えば裏切り

それなりの背景はあったようですが
難しいので(難しいとこもアルにはアル)割愛して先にすすみます

クレオパトラは
赤いスツールに頬杖ついて退屈してる

宦官のマーディアン(綺麗な男子でしたわね)をはべらせ

チャーミアンにアイアラス

可愛いアレクサスはアントニーからの伝言と指輪を届けにくる

そしてローマでいろいろあって

使者登場!

おもしろかったですよね〜〜〜
クレオパトラvs使者

いい知らせなら褒美をやろうってそんなねえ〜^^;

しかしながら」は大嫌い!ってそ、そ、そんなあ〜

使者も災難ですよ

よりによって持ってきた知らせがアントニーの結婚話だもんね

一波乱あって当然

走って上って駆け下りて
しまいに剣抜いて

走れ!クレオパトラ!

逃げろ!使者!

もっとヤレえ〜〜〜(笑)

そんだけ発散すりゃストレスもふっとぶじゃろうと思うほどの
ハジケっぷりでござった

アレクサスやマーディアンに
シーザーの姉の顔立ちや年齢、背丈も聞いておいでって

冷静なのか怒り狂っているのか

とてつもない女王さまですね、やはり。

ローマでは、先の4人がなんちゃらかんちゃらで
どうやらパイレーツ・オブ・チチューカイ
ポンペーの船で宴会を催すことになったらしい

その時のポンペーと部下ミーナスの会話がツボりましたあ〜

ミ「ほかの3人殺してトップになろうよ」
ポ「それを俺に言うた時点でもうアカン、お前がさっさとひとりでやれよ
そしたらお前は忠義者、俺は裏切り者にならずにすむ」

っての

なんかねえ〜

今の社会でもありそうじゃないですか

もとい

宴もたけなわ

船の上ではバッカス踊り

楽しそうな踊りだったなあ〜
誰が振付けされたんでしょ

ヤンさん踊り子で踊ってほしかったな〜(なんてネ)

さて

クレオパトラvs使者再び

天然高貴なサディスティッククィーンは
可哀想な使者くんに
オクテービアの事を根掘り葉掘り聞きまくる

そのうちにたいした女じゃないようだと
気を落ち着けたらしいクレオパトラ
アントニーは帰ってくると何故か確信するのよね

使者はやれやれと褒美をかかえて無罪放免
使者さま、お疲れさまでしたあ!

一方の見くびられた女、オクテービアは
なんとか仲介役になろうとするんだけど
力及ばず
アントニーに言いくるめられて弟シーザーの元へ

私、ここで懺悔しなくちゃなりません

笑っちゃいけないところで笑ってしまいました

オクテービアが「アントニーはアテネにいるわ」と言った時

そんなわけないやん…

シーザーが「ちがあ〜〜う!」と叫んだ時

そのあまりに大仰な「ちがあ〜〜う」に
分かってたくせに、何をいまさらわっはっは

と笑うてしもうた

結果オクテービアの純情を笑ったことになってしもうた

すみません

どうしても気持ちクレオパトラ派ですし
アントニーがオクテービアだけを大切にするとは当然思えないし

そんでもです

弟シーザーもね、お姉さんが騙されてると分かっても
お姉さんにだけは黙っていてやれば良かったんじゃないの?
アントニーを信じさせてやってれば良かったんだよ

どうなんですか?シェイクスピアくん

そんな物わかり良すぎたら悲劇にならんてか?

シーザー、くそ真面目な奴だったもんねえ〜
お姉さん大好きで…シスコン?

いや、あの激情は男と女みたいだったね(ボソ)

もとい

さあ〜〜

マントにスターブーツ!

勇ましくもかっこいい
クレオパトラさまの登場です!!

下手ブロックで見た日にゃ
頭クラクラ

目前に、このような手が届きそうなところに

こんなキレかっこいい人がいていいのだろうか!!

しかも片足あげて
男役の決めポーズじゃないですか!!

カッコよすぎですよお〜〜〜

イノバーバスがいくら止めようとも

私は戦うのよ!!

気分はジャンヌダルク(時代が後じゃが)?

っていうか、戦ってみたかったって感じ?(んなバカな^^;)

アントニーも一緒になって

海で戦う!!なんておぬかしあそばす

「あかんて、絶対負けるって」と必死でとめるイノバーバス哀れ

聞く耳もたぬ主君カップル

ここはほんとにトラジディー

予想通りクレオパトラ軍は大敗

その戦いの様子を陸上で右往左往して見ているイノバーバス
なんでか分かんないけど好きでした

負けて戻って「大地が踏んでくれるなと言っている」
というアントニーの言葉も好きでした

負けてガックシなアントニーとクレオパトラ

シーザーは
アントニーの命を奪うか追放するかすれば
女王の願いは聞き届けようと使者サイアリアスを送る

クレオパトラはそれを承諾しようと
サイアリアスに接吻(もちろん手にね)を許す

アントニーは激怒
サイアリアスに鞭をふるわせる

サイアリアスは謎な男でしたね〜
女優さんが演じてらしたんですが
シーザーに乱暴にキスされても無表情で
でも弁舌は立つらしい
クレオパトラが接吻を許すくらいですから
いったい何者?

話、戻して

アントニーもアントニーなら
クレオパトラもクレオパトラ

愛人いても結婚しちゃうし
愛人犠牲にして逆境乗り越えようとするし

したたか〜〜〜〜

ずうずうしい〜〜〜〜〜

いい加減〜〜〜〜〜

ほんとは分かってんだよ
そんなこともあんなことも

不倫承知、打算承知で溺れられる

そういう感じが好き!

けれどやっぱり哀しい

最後になるだろう戦いに向けて
自分を鼓舞し合うふたり

英雄アントニーと女王クレオパトラ

そんな様子を冷静に見つめている男
イノバーバスの独白で

1幕終わり

2幕

舞台はコの字型で、上手下手座席4列分張り出してます

その張り出した下手側にシーザーさまご一行(多分^^;)
上手側にアントニーさまご一行(多分^^;)

負けないぞー!と気合いを入れて

アントニーは鎧をイアロスに持ってこさせる

イアロスが不器用なのでクレオパトラが着せてあげるんですが

不器用なイアロスに
アントニーまんざらでもなさそうで
クレオパトラはやけに殊勝な奥方で
なんなのこれ?(笑)

いざ出陣!

ところがイノバーバス脱走発覚!

脱走したイノバーバスに対するアントニーが大好きでした

荷物を届けてやり
手紙にはもう2度と主人を裏切るはめにならないように
元気で暮らせと

大きいんだな〜〜〜〜〜

『父親』のような大きさ

若者の青さに対する寛大さ

中年の可愛げと大きさ

素敵ですよね

一方

イノバーバスは嘆き悔やむ
血だらけの三日月

巣から飛び出して落ちたひな鳥

そんなことを連想しました

ところが戦が始まれば

アントニー軍はかなり優勢

勝利の喜びにわく湧く宮殿

クレオパトラがね
アントニーに高く抱かれてクルクルまわるの

リフトです
リフト!

もう可愛いのなんのって♡

見ている侍女たちも
アントニーの兵士たちも
ニッコニコなのですよ〜

もちろん私もニッコニコ

よかったね〜*^^*

アントニーは手柄をたてたスケアラスに
クレオパトラへの接吻を許します(もちろん手ね)

クレオパトラがサイアリアスに許した時は激怒したのに

なんで?

なんとなく分かる気はするけど
そのへんの微妙な男心に興味ありです

ところが!

あんなに歓喜に満ちていたのに

クレオパトラがシーザーに寝返ったことに!!

クレオパトラは必死に否定
アントニーに魔女!とののしられ
追いかけられ

いったい何が?!

?マーク飛ばしながら逃げるクレオパトラ

話の展開も急でびっくりでしたが

「私が自害したとあの人に伝えて。
私の最後の言葉は『アントニー』だったと
そう悲しげに言うのだよ。
さあ早く。あの人が私の死をどう受け取ったか知らせてね」

とお廟にこもっちゃうのにもびっくり

なんと短絡的な!

男の俺様に対する「ワタクシ」
「ワタクシを誰だと思っているの!?」的な?

とも思うし

ただスネテいるだけのようにも思えるし

あ〜大変

悲劇的なラストが見えてきちゃいます〜〜

さてアントニーに付き従っているのはイアロス

ハンサムね。。。

そこへクレオパトラからの使者マーディアン

きれいね。。。

クレオパトラがアントニーを思って自害したと聞いたアントニー

イアロスに自分を殺せと命令する

イアロスは自害する(すると思った)

イアロスを抱きしめるアントニー
ん?なになに?この雰囲気
もしかしてほにゃらら?

アントニーも自害をはかる

すんごい形相でしたよね〜
剣がほんとに突き刺ささってるみたいだった

ところがそこへクレオパトラからの次なる使者

クレオパトラが死んではいないことを知る瀕死のアントニー

クレオパトラは死んでないんか!
死んだ言うたやんか!
なんでやー!

「クレオパトラの元へ連れていけーー」

「早くーー」

この状況は泣くべきなんでしょうな

でも笑っちゃう(悪い観客です)

可哀想なんはイアロスですよ

倒れてるイアロスに萌えー!(おい)

戸板に乗せられクレオパトラのお廟に運ばれてきたアントニー

いよいよ話は大詰め

舞台中央にはさらに高い階段が置かれ
最上段にクレオパトラの玉座
クレオパトラがすわっている

さっきまで可愛いクレオパトラだったのに
そこに座ると威厳オーラが!

張り出したコの字の部分も階段になっているので
舞台全体がピラミッドみたく見える

下手の階段に運ばれてきた血だらけのアントニー

ここの場面が笑えちゃうのだ(悪い客です)

シェイクスピアが見たら多分拍手喝采なんじゃない?(おい)

「俺は死ぬぞ!最後の口づけを!」と叫ぶアントニー

クレオパトラ「捕虜になるから降りていくのはイヤ」

こんな時まで漫才か!

「みんな(アントニーを)をここまで引き上げます」

「早くしてくれ息がもたぬ」

ほんまやほんまや

「なんて重いの」「ようこそここへ!」

わたしゃ爆笑したね

爆笑しながら涙が出てきたね

祖国と妻を裏切った英雄

英雄たちと情を結んでは国を守ってきた女王

うまいことなんかいくはずなかったのに

息絶えるアントニー

見果てぬ夢はやっぱり夢でしかなかった

クレオパトラは死を決意する

死の場面が圧巻でした!

笠松さんの神曲(かみきょく)が流れ

月の光の中で

正装つまり死装束を身にまとう女王

チャーミアンとアイアラス

女王クレオパトラ

プトレマイオス王朝の最後にふさわしい荘厳な場面でした

笠松さんの曲は劇団AUNのオフィシャルサイト
上演記録2009アントニーとクレオパトラのページで聞けます
数々の名場面も見ることができます

白い衣装、守り神をいただく王冠

エジプトの女王の威厳と誇り

壇上に立つクレオパトラは光輝いていました!

そして最後までそばで仕えてくれたアイアラスにくちづけ

チャーミアンにくちづけ

うう……涙がこぼれる

アイアラスは毒をのみ自害

私の唇には毒蛇がいたのかと嘆く女王

かごの中から毒蛇を取り出し

自らの胸と首を噛ませ

息絶える

チャーミアンもまた毒蛇で息絶える

そこへかけつけたシーザー軍

死んでなお輝く女王を見上げる

いいシーンやったな〜〜

AUNイケメン軍団に仰ぎ見られるんよ〜

さすが我らがヤンさん!!

最高!

シーザーはやっぱりいい人でしたね
アントニーとクレオパトラを手厚く葬ることを約束

舞台に残るのは

女王クレオパトラ

月が赤く燃え

炎に包まれ

闇に融け

エネルギーあふれるお芝居でした

クレオパトラ
チャーミアン、アイアラス
アレクサス、マーディアン、侍女たち

結束力の感じられるユニゾン
クレオパトラやアントニー、シーザーの言葉に一喜一憂する侍女たち
そこにエジプトがあるみたいでした

おひとりおひとりの役者さんから
あふれるエネルギーが

大きなパワーになって劇場空間を満たしていたように感じました

ですから最後の最後
千秋楽の最後のラインナップは全員であって欲しかった

ヤンさん目当てで来ているけれど

感動は役者さん全員からいただいています

だから「アホか」と言われても(笑)

みなさんに出てきて欲しかった

手が痛くなるくらい拍手しました!

悲劇だけれど

役者さんのパワーで元気になりました!

素晴らしい舞台をありがとうございました!

そんでもって

ヤンさん!!

素晴らしい女王さまでした!

可愛くてわがままで
国を守り
アントニーを愛し
精一杯生きたひとりの女性

ヤンさんのクレオパトラを見ることが出来て
とても嬉しい!幸せです!!

ヤンさん大好き!

まだまだこれからもしつこく付いていきます!

ヤンさんは
我らの女王さまなのだからーーー===!!!

終わり

読んで下さってありがとうございましたm(__)m

2009.10.13記

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