その7(2005.11〜2006.11)

天保12年のシェイクスピア/ベルサイユのばら(星組)
白石加代子百物語(栞の恋、首)/ベルサイユのばら(雪組)
ミュージカル・アルジャーノンに花束を
ライフ・イン・ザ・シアター/クラリモンド
LOOT~薔薇と棺桶~/森山開次『KATANA』
田園に死す/堕天使の涙(雪組)
白石加代子百物語「江島屋騒動」「五郎八航空」

天保12年のシェイクスピア
2005.11
大阪シアターブラバ
作 井上ひさし
演出 蜷川幸雄
音楽 宇崎竜童
唐沢寿明、藤原竜也、篠原涼子、夏木マリ
白石加代子、吉田鋼太郎、勝村政信、高橋恵子
毬谷友子、西岡徳馬、高橋洋、ほか多士済々

チケット入手困難な所、友人ポンポンダリアさんが
竜也くんのファンクラブで取ってくれた
ありがとう〜〜〜

4時間半の芝居なんですが
天保の世のシェイクスピアなもんで
おもしろいおもしろい
リア王、マクベス、オセロ、ロミジュリ、ハムレット
その他シェイクスピア全作品がパロってあるんですもの!

お目当ては竜也君
コメディー、イケテますね〜〜
ひときわ輝いていました

とにかく豪華絢爛祭りだワッショイ!
楽しまにゃソンソンって感じでした*^^*

wowowで放映されました

ベルサイユのばら(星組)
原作 池田理代子
脚本・演出 植田紳爾
  演出 谷正純

やっぱり「ベルばら」って凄い!
ベルばらは、1990ヤンさんのオスカル以来という浦島状態なのですが、とても楽しかったです。
回想という形でうまく場面をつないであったし、マリー・アントワネットの悲恋と悲劇に的がしぼられてあったのでストーリーがすっきりしてたと思います。
脇役であるオスカルも2幕でバスチーユを回想で入れるなど、オッこういうやり方もあるのかと新鮮に思えました。
貴族の夫人令嬢たちの場面は気持ちよく笑わせていただきました。

湖月さんのフェルゼンも、白羽さんのアントワネットも、大空祐飛さんのオスカルも夢のように美しくておおらか。ゆったりした空気の流れるベルばらでした

白石加代子百物語 栞の恋、首
2006.2.12
龍野赤とんぼホール
構成・演出 鴨下信一
「栞の恋」朱川湊人
昭和40年代、グループサウンズ、ザ・タイガースのサリーに夢中のアカシア商店街の邦子さんが巡り会ったほんのちょっぴり不思議な恋のお話。
セーターにエプロン、つっかけ姿の白石さんが新鮮でした

「首」夢枕獏さんの、陰陽師安部清明のお話。
切り落とされた罪人たちの首が、ひもじさのあまり人の肉を喰らふ、それを清明さまが退治するというお話。
白石さんのどくろ模様のお着物が素敵でした。

百物語は近くで上演される限りは見に行きたいと思っています

詳しくはこちら

ベルサイユのばら(雪組)
2006.2.19
宝塚大劇場
原作 池田理代子
脚本・演出 植田紳爾
  演出 谷正純
朝海さんオスカルと舞風さんロザリー、この日のアンドレは貴城さんでした。
アランが水さん、ジェローデルが壮さん。
みなさん劇画からそのまま抜け出たような美しい舞台。
さすがベルばら、ベルばらってやっぱり凄いんだ〜〜〜って改めて納得!

ミュージカル・アルジャーノンに花束を
2006.3.9
大阪厚生年金会館、芸術ホール
作 ダニエル・キイス
脚本・作詞・演出 荻田浩一
音楽 斉藤恒芳
振付 港ゆりか
良い舞台、センス良くって、後味すっきり爽やか。音楽がどれも素敵。

ダニエル・キイス作の名作をミュージカルに!
刻々とかしこくなり退行していくチャーリーを浦井さんが心を込めて演じてらして感動しました。

ヤンさんアリスは自然で押し付けがましさがなく、とてもスムースに舞台をすすめていく
大人のヤンさん、戸井さん、宮川さんが舞台に出ると舞台の奥行き重厚感が出て圧巻でした。

ニフティーフォーラム公演情報→こちら

ライフ・イン・ザ・シアター
2006.5.7
梅田芸術劇場(ドラマシティー)
作 デビッド・マメット
演出 ポール・ミラー
ベテラン俳優役に市村正親
若手俳優に藤原竜也
キャスティングで始まり
キャスティングに終わった芝居・・・だと思った

公式ブログはこちら

ダンスミュージカル クラリモンド
2006.5/12〜6/2
サンシャイン劇場・梅田芸術劇場・兵庫県立芸術文化センター
原作 テオフィル・ゴーチェ
脚本 笹部博司
演出 栗田芳宏
演出・振付 大島早紀子
音楽 宮川彬良
素晴らしいステージでした
なんという非日常!
暗黒退廃の世界に広がるめくるめく死の世界
純粋な愛と押さえきれない欲望

観劇後はしばらく呆然

詳しくはこちら

LOOT〜薔薇と棺桶〜
2006.8.5
草月ホール
作 ジョー・オートン
演出 鵜川仁
力量確かなキャストによる余裕で楽しめる大人のブラックコメディ
ひとつひとつの会話がおかしくてたまらない
ひとりの女の「死」に人間の欲と本音が炸裂
演劇の中の演劇!
おもしろかったです。

詳細はこちら

キリンダンスネットワーク・森山開次『KATANA』
2006.9.11
大阪HEPHALL
演出・振付・出演:森山開次
音楽・ライブ演奏:種子田郷
謡:津村禮次郎(観世流シテ方能楽師)※声のみの出演
書:小宮求茜(書家・エッセイスト)
KATANA
刀身に閉じ込められていたエネルギーが指先から放電していく…
稲妻のように・・・
全身から空中に漏れ出るように・・・。
GiGiGiという電子音
金属、無機的な物としてのKATANA

肋骨がその腹に何かを喰らい込むようにうごめく
刀身が吸った血の幾多をか
刀をふるった人間の心に巣食う鬼をか
踊りが進むにつれ別個に在ったKATANAと
開次さんの生身の身体がしだいに融合していく。

能の謡の静けさと底力
紅に首落とす椿
燃えるKATANAに雪舞い敷く

そんな感じかなあ〜〜
肉体ひとつでこれだけの空間を作れるのですね〜〜〜
凄かったです。
初めて見るコンテポラリーダンスの舞台でしたが長さも感じず、
開次さんワールドにひたることが出来ました。

田園に死す
2006.10.7&8
新国立中劇場
作 寺山修司
台本・演出・美術 栗田芳宏
音楽・宮川彬良
振付 孟 嘉・陳慶曄・港ゆりか 
2005年に上演された「血の起源」をリメイク
中国川劇院の皆さんとの共演が話題に。
中でも一瞬にして面の変わる『変れん』の技には驚かされた

寺山修司氏の追い求める母の姿
恐山の巫女に母の魂下ろしてもらい
賽の河原で繰り広げられる物語

巫女と母の二役を演じた安寿ミラさん
中国の劇団員の若い方々
少女役の方々が素晴らしかったです。

2007年7月には中国4カ所での海外公演が行われます

詳細はこちら

宝塚雪組*堕天使の涙*タランテラ*
2006.10.27
宝塚大劇場
*堕天使の涙*ルシファー
もうタイトルからして好みですね。
堕天使、ルシファー、大好きな世界ですわ。
もちろんルシファーは朝海さん、こういう役文句なくお似合いですね。
神は何故自分を人間界におとしたのか、神はなぜ人間を愛するのか、
私は愛されていないのか、憎しみの涙、悲しみの涙を流しながら、
神に復讐をするのだと、人の醜い姿を
(確かに醜くはあるのだけれど、だから人間なのよね)浮き彫りにしていく。

そしてひとりの人間の男がいて、名前はジャン=ポール(水夏希さん)
ジャン=ポールもまた母から疎まれ愛されることを知らずに
母への憎しみだけを抱いて生きていた、
ジャンとルシファは同じ心の闇を持つ人間と堕天使
この二人の共振、反発がおこす波動のようなドラマ

ルシファはジャン=ポールの心の闇に
たったひとつ灯っている光、妹リリス(舞風りらさん)の存在を知ることになる。
母の憎しみを一身に受け底辺を生きるリリスは
やがてルシファの心にも光を灯す存在となる。
愛とは何か、憎しみとは、
そういう大きなテーマをかかげた作品だったと思ったのですが、
違ってるかも〜

朝海ひかるさん、舞風りらさんの
さよなら公演でした。

白石加代子・百物語
2006.11.30
兵庫県立芸術文化センター・中ホール
演出 鴨下信一
いつものごとく怖くて面白い〜〜

最初の話は「江島屋騒動」
元は三遊亭円朝さんの落語。
この前半を語って下さいました。後半はもっと怖くなりそうだったので
後半も聞きたかったな〜〜

2つめの話は「五郎八航空」
筒井康隆さんのお話。
抱腹絶倒でした!
おもしろいのなんのって〜〜〜
前に聞いた同じく筒井康隆さんの「関節話法」も
椅子からずり落ちそうになるくらい笑ったけど
これも思う存分笑かしていただきました!

次回はどうやら「牡丹灯籠」のようです。
怖い、怖過ぎる・・・
見るべくかやめとくべきかそれが問題だ

詳細はこちら

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