クリンドルクラックス!

TOKYO 2012.7.28(土)~8.5(日) 世田谷パブリックシアター
NAGOYA 2012.8.8(水) 名鉄ホール
OSAKA 2012.8.11.(土) サンケイホールブリーゼ


作♠フィリップ・リドリー
翻訳♠谷賢一
演出♠陰山恭行

CAST
♠ラスキン・スプリンター 阿久津眞太郎
♠エルビス・ケイブ 伊阪達也
♠スパーキー・ウォルナット 小野健斗

♠ウィンストン・スプリンター(ラスキンのパパ、動物園の元飼育員) 酒井敏也
♠ウェンディ・スプリンター(ラスキンのママ) 宮地雅子
♠ケイブ氏(エルビスのパパ、パブを経営) 大河内浩
♠ケイブ夫人(エルビスのママ) 安寿ミラ
♠ウォルナット夫人(スパーキーのママ、食料品店経営) ぼくもとさきこ
♠コーキー・ピジョン(学校の用務員)西本裕行
♠フラワー先生(町医者) 鈴木勝秀
♠フリックさん(映画館主) 小田豊
♠レイス先生(シェイクスピアを愛する学校の先生) ROLLY




さっそくですが、ミーハーモードでいってみよー!

「チクっと毒のある”毒女”役が多いことに自覚はあるんです」
パンフレットのヤンさんのお言葉

はい~!
分かっておりますとも

まさにその
”毒”の虜

しかも憧れの世田谷パブリックシアターで
ヤンさんの毒女が見れる!

こんな美味しいシチュエーションがありましょーか

ヤンさんは主人公ラスキンをいじめるエルビスのママです

ノーデリカシー、最高じゃないですか

ヤンさんの毒女大好き女にとってはもうたまらないお芝居の始まり始まり~~

● ●

舞台上にはベッド、下手袖にグリーンのクロスのかかったダイニングテーブル

フラワー先生が厳か?静か?音もなく?登場し
テーブルの上とかベッドの上を点検
すると1冊の本を発見し、パラパラとめくりバサっとベッドに戻す
そしてほへ~と退場なさり暗転!

怪獣の吠える声が聞こえ
中央にラスキン
鎧をつけ盾と剣で戦っている

「ラスキーン」ママの呼ぶ声
ラスキンは夢見てたんだね
ベッドの上で怪獣と格闘

目が覚めて身支度
ラスキンの部屋にはたくさんの映画俳優の写真

そこへドンガラガッシャーンの音とともに
ラスキンのパパママ登場

「まーたエルビスよ」
「俺のせいじゃない」
「これで何枚目」
「俺のせいじゃない」

エルビスがラグビーボールでラスキン家の窓を割るのはこれが初めてじゃないらしい

トーストと紅茶の朝ごはん
どこにでもある家族の風景

けどラスキンにとっては今日は特別な日

学校芝居のオーディションがあるからだ!

「ボク、オーディションを受けるんだ」
なんですって?
わはははは
無理よやめなさい
ちょっとやってみなさいよ
わはははは・・・無理よ無理
人には向き不向きってものがあるのよ
とママ

「どうしてそんなこと言うの!?」
あなたを守りたいのよ
とママ

分かるわ~この親心
でもこうやって芝居で見ると、親ってなんと残酷なこと平気で言うんだろうっ反省しちゃいます

あの役はエルビスに決まってるじゃない
まだ言うママ
「エルビス!?どうして?エルビス」?

それでも頑張るラスキン!
学校へGO

● ●

舞台奥から分厚い本を広げたようなとかげ大通りのセットが出てくる
フラワー先生がドアをあけてフラワーを飾る
エルビスとスパーキーが中央に得意げに立っている

エルビスが一言言うたびに、復唱するスパーキー
スパーキーは完全な腰ぎんちゃく

二人はラスキンと街角でバッタリ

エルビスも今日のオーディションをセリフも覚えず受けることを知り愕然とするラスキン

「スッゴいバカだ」

これよ、これこれ、このバカにした感じが以心伝心
エルビスたちの癪にさわってたんだね
とは露ほども気づかぬラスキン
実は、私も気づいてなかった
同じように「エルビスのバカさ加減」を笑ってた

こんな風にね
お芝居見てる間に、今までの自分とどんどん重なってくるの

ラスキン一家の会話にしても
分かるわ~~ってことがいーーーっぱいなの

そしてエルビスがラスキンをぐるぐる振り回したりしていると
フラワー先生に叱られて
「なんで俺ばっかり!」とさらに怒り爆発のエルビス

で、こんな調子で書いてたら終わらないのではしょりつつ

教室にて
シェクスピア狂いのローリー先生じゃなくってレイス先生
エルビスたちにさんざんからかわれて
学校芝居のヒーロー役は結局エルビスに決定

「なんで~~~~~~~」

ラスキン、ガックリ

● ●

さて街中に出てみれば、エルビスのパパママ
エルビス主役決定の垂れ幕、のぼり、旗さまざま意気揚々と掲げている

通りかかる人を捕まえては

「うちのエルビスが主役なの~~」

フラワー先生など、のぼり持たされ右だ左だと使われている

それにかぶさり、失意のラスキンとコーキーの会話

学校用務員のコーキーとラスキンは大親友

今、配役が決まったばかりなのになぜもうこんな垂れ幕があるの?
大人たちはみーんな分かってたんだね
これ以上がっくりできないくらいがっくりするラスキン

コーキーはあせらずゆっくりラスキンの話を聞いてやり
励ましてやる

ここの場面は面白かったですよ~~

ラスキンとコーキーのお芝居の後ろでとかげ大通りの大人たちの人間模様も描かれてて
・・・って言っても
ケイブ夫妻がどんだけ
「俺様夫婦」かってことなんですけどね

黒のテカっとレザーにショッキングピンクのアクセント
夫婦そろってケバさ100%
元暴走族、元スケ番、元ヤンキー、それが何か?
って感じ


映画館主のフリックさんは新しいフィルム缶を持って嬉しそう
ヘンリー5世だっけ??
フリックさんもケイブ夫妻に捕まって

チョコビスケットはいかが?のウォルナット夫人も登場
ウォルナット夫人の後ろに静かなピョンピョン飛び歩きで近づくケイブ夫人
チラシを目の前に突き出して、彼女を抱え込んで息子の自慢話^^;

スプリンター夫妻は新しいガラスを持ってあーやれやれ
そんな夫妻にも「うちのエルビスが主役なの~」と
ケイブ夫人

傍若無人、KY,
でもなんか可愛い~~~~~
スタイルいいし美人だし
そんなこんなも許されちゃう雰囲気。でへ。

● ●

ラスキンとコーキーはといえば
舞台の前の方を右へ左へ

このヒビが見えるかい?
これがシッポ、いやいや・・・
シッポ??なんの???

道のひび割れ、マンホール、下を流れる下水道
そこには・・・・
とラスキンをわくわくさせるようなコーキーのお話
それでそれで?と話をせがむところで

エルビスが大声で、そう大声で!俺がヒーローだ!と叫び

暗転!

ヒューーーーーっと湯沸しの音がして
コーキーの部屋
すわり心地良さそうなチェアにコーキー
その前にラスキン

とかげ大通りの下には、恐ろしい怪獣が住んでいて
と、昔下水道の管理をしていたコーキーがお話を聞かせるんですよね

その話を目を輝かせて聞くラスキン

ほんとかウソか?
そんなのどうでもいいよ

地下には恐ろしい怪獣がいて、昔コーキーはそれと戦ったんだね
コーキーのヘルメットを見せてもらい
危機一髪の話をハラハラしながら聞くラスキン

赤い目、緑の身体、ツメ、
頭はワニ・・・
その名は

クリンドルクラックス!

ラスキンの頭の中ではどんな怪獣が描かれていたんだろう

お話を聞いて何が思い描かれるかは
ほんとに自由だからね
自分の世界だ

においの話が面白かった
パパの靴下の何足分のにおいっていうの(笑)
これは後で笑いのツボとして生きてくるから

においのせいで幻覚が見えてくるってのもね

「ラースキーン」と
ママの声が聞こえてお話の時間はおわり

● ●

スパーキーとラスキン登場
二人喋ろうとするタイミングが同じでもどかしいんだけど
お互いにごめんね、って言おうとしてる

スパーキー、かわいいよね
愛されキャラ
そして一枚のプロマイドをラスキンにくれる

ありがとう、と二人は走って両袖にはける

順を追えるのはここらあたりまで

次は
映画館の場面だったかな^^;

このシーンは大好きだったな~
客席向いてみんなが順番に映画館に入ってくる
ヘンリー5世の映画
そこへ招かれざる客、エルビスとスパーキーがやってくる
スパーキーは飄々とポップコーン食べながら真ん中で映画を見始めるが
エルビスは何が気に入らないんだか
フラワー先生のツルピカ頭めがめてラグビーボールをぶつける!

そっか、さっき叱られたもんね

またぶつける

セリフはないんだけど、みんなのリアクションが最高

ラスキンはもう頭にきちゃって
ウォルナットさんにまあまあと止められても、とうとう堪忍袋の緒が切れて
やめろ!

するとエルビスはスクリーンに向かってボールを投げた

ビリビリビリビリ・・・・

暗転

打ちひしがれたフリックさんを慰める町の人たち

エルビスが悪いんだ
悪いんだ!
と盛り上がり、「エルビスを止めろ」コールが鳴り響く

パブのドアが開き
「なんだ!?」ケイブ氏
「どうかした?」ケイブ夫人


すごすごすごすご
波が引くように家に帰る町の人たち

ラスキンひとり残るがやはり何も言えない

コーキーはまたラスキンの話を聞く

それはエルビスの話だった

ラスキンは怒る、「エルビスの話なんかしないで!」

そう言わずに聞きなさい

ある夜、私はエルビスを見かけた
眠りながら歩いておった、夢遊病じゃ
わしは家まで送っていったよ

最初に話しかけてくれたのがエルビスだった

そしてエルビスを止められるのはエルビスだけだ

「また、エルビス!
エルビスの話なんかしないで
ぼくはコーキーのつまらない話、聞いてあげてるのに!」

・・・・・・

あ、ズキっと刺さる自分の胸にも

なにがなんだかわけがわからなくなり帰ろうとするラスキンに
「待ちなさい、怒ったまま寝床に入っちゃいけないって言うだろう?」

コーキーの限りなく温かな言葉によけいいらいらするラスキン
わだかまりを持ったまま、コーキーを残して帰ってしまった

● ●

ラスキンが家に帰るとパパが酔っていた
「俺のせいじゃない」

「今からぺんぎんにエサをやるんだ」
かごからペンギンの人形出してきて、ボタっと立たせて
こうやってやるんだ魚をな・・・

「お父さん、ここは動物園じゃないよ」

「へびには生きたねずみだ」

長~~~~~いへび人形だしてネズミをポイ!

はいはい、と話を聞きながら片づけるラスキン

もう寝なきゃ、とぐちる父親をなだめていると

クビになったのは小さなワニのせいなんだ

ワニ!?!?

どういうこと!?聞かせてお父さん!

ってわけで、とかげ大通りラスキンたちが生まれる少し前にさかのぼるのであります

● ●

プレスリーの曲にのりドアから飛び出すケイブ氏
若い~~~派手~~~~
エルビス大好きなんや~

パブには若き日のレイス先生、フリック氏、フラワー先生(髪ふさふさ)
カウンターで盛り上がってる
あの看板がダサイよ~~ってね

ケイブ夫人も登場!

ひえ~~~~~
妊娠してるし~~~~~
腹がコレなんでってか


ラスキンもびっくり「エルビスがいるんだ!」

看板の絵をカッコよくするためには恐竜の見本みたいなのがいるよな
って話になったとき

ラスキンのパパ、ウィッグかぶって

「あるよ、ワニの赤ちゃん」

おお~~~~!とケイブ氏

「一晩だけそ~~っと借りてくるぐらいはできる
ちゃんと返してくれればね」

「もーちろんさ」

ってことで、

生まれたばかりのワニの赤ちゃん
舞台上手にす~~~~~っと水槽が出てくるんだよね
そこでピチャンピチャンと水音がして
うわ~~~~~っとワニゲット!

かばんに入れてケイブさんちに届けたものの
何時半までには返してよ返してよって言ってるけど聞こえてるんだかどーだか

そしてその夜に限って・・・

産まれる~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

だもんね~ケイブ夫人

超ガニマタでデカイお腹さすりながら

産まれる~~~~~~~~~~~!!!!!

夜が明けて

産まれたぞ~~~!!!

男の子だ!
エルビスが誕生したんだよね

大喜びのケイブさんだが
ラスキンパパは気が気じゃない
ワニは?ワニは??

ウォルナットさんに預けたぜい

ってことでウォルナットさーーーん!

はーい、とにこやかに出てきたウォルナットさん
片手には小さなスパーキーを抱いてる

口が開いたままのバッグも・・・

ワニが逃げた!

オーマイガッ!!

探せど探せどワニ見つからず
それでお父さんはクビになったんだ

で、ワニは??
多分、下水にでも逃げたんだろう

・・・・・

わーーーーーい!!とラスキン

下水に住む怪獣の正体が分かったぞ~!
コーキーに知らせなきゃ!
でも、コーキーとケンカしたままだった
ボクが悪かったんだ!
明日の朝、コーキーに知らせるんだ!

ラスキンパパはぼそりと「お前はほんとにいい子だ」

暗転

そして朝、
怪獣の胴体のあたりの道に突っ伏しているコーキー

フラワー先生が気付き
コーキーに駆け寄り、そ~っと身体を起こす
息がない

レイス先生・・・フリックさん・・・ウォルナット夫人
スプンリンター夫妻・・・ケイブ夫妻

コーキーの死に茫然としている

そしてラスキンが目覚める

ラスキンにコーキーの姿を見せないようにしようとする大人たち

でもラスキンは見つけてしまう

コーキーの死を

エルビスも、スパーキーも・・・・

「コーキー!!」

「コーキーはまだ話の続きを知らないんだ!」


コーキーはクリンドルクラックスに殺された!
ラスキンは憤りをぶちまける

「コーキーが死んだのはアンタらみんなのせいだ!!
アンタが看板の絵を書き換えろっていうからだ!見本がいるなんて言うからだ!
自分で描くなんて言うからだ!エルビスを産んだりするからだ!
ドアを開けっ放しにするからだ!下水に残りのパンを捨てたりするからだ!」





ベッドの上で動かないラスキン

何より自分を責めているラスキン

お母さんがやってくる

あら、パンと紅茶食べてないじゃない
食べなきゃだめよ

いらない

あ~~~分かりすぎる、この情景^^;

コーキーはあなたのことが大好きだったのよ
と、コーキーのコインをラスキンに手渡す

私もね、コーキーの前に座っていろんな話を聞かせてもらってたのよ

母親の昔語りに思わず耳を傾けるラスキン

私はね、スターになりたかったの
ケイブさんのパブで歌っていて、ケイブさんにプロポーズもされたわ

(お~~~~)

でも同時にウィンストン(ラスキンパパ)にもプロポーズされた
ウィンストンはまもなく昇進しハリウッドへ行くはずだった

どっちのプロポーズを受けるほうがいいと思う?

ハリウッドに行けるんだもん
パパだ!

そう、パパと結婚した
でも昇進する5日前にパパはクビになった
どうしてだかは知らないわ

私はとかげ大通りから出ることもできないまま
歌も歌えなくなった

そしてアナタが生まれた

・・・ごめんなさい

あなたが謝ることないのよ

そしてその時、コーキーがこう言ってくれた
この子が生まれて
君はこの子のスターになるんだって

・・・・・

ラスキンの心に再び灯がともる

ところがお母さんはとんでもないことを言い出した

最近変な夢ばかり見るのよ
窓からのぞいているの

赤い目、緑の身体・・・ワニのようで

それにお父さんの靴下何足分くらいのにおいなの
(会場爆笑~)

大変だ!クリンドルクラックスが次に狙っているのはお母さんだ!

そして決心する!

クリンドルクラックスをボクが退治するんだ!!


暗転

マンホールの蓋をあけ、地下へ降りていくラスキン

怖くてコーキーの名を呼んでみたり
ポケットにはスパーキーにもらったプロマイド
少し元気になれた
ラスキンは下水道を進んでいく

あっちの通路、こっちの通路
あまりの臭さにやがて幻覚が現れはじめる

最初に現れたのはフラワー先生だ
「幻覚だから遠慮なく言うよ」(笑)
私は町医者なんかになりたくなかった
植物学者になりたかったんだ、でもなれなかった
夢なんてあきらめろ

次に現れたのはレイス先生
もちろん彼はシェイクスピアの劇を作りたかった
けれど結局しがない教師
夢なんてあきらめたま~~え♪

それから映画館のフリックさん
大きなシネコンを作るのが夢じゃったよ

ウォルナット夫人
スパーキーの父親はスパーキーが生まれて3日後に出ていった
それからまもなく名もない島から便りが届いた
とかげ大通りに閉じ込められた人生はごめんだと
でも私はここで生きていくのと彼との思いでを語った

ケイブ夫妻
居丈高に・・・あ、何を言ってたか覚えてない
エルビスも出てくるとエルビスを溺愛
エルビスが一番なのよって言ってたかな?

スプリンター夫妻も夢なんかあきらめろと

そこへ、コーキーが現れ

夢をあきらめるな!
とラスキンに語りかける

大通りの人たちの幻覚は消え、コーキーが残る
幻覚なの?
幻覚だと思うかい?
えー!幽霊?
わっはっは・・・・

クリンドルクラックスと戦うと固く決意し
剣と盾で立ち向かう

大きな月が消えるとそこには赤い目玉、緑の身体のクリンドルクラックス!

・・・ってとかげ大通りの大人たちとエルビス&スパーキーなんですけどね

ここのサティの曲のアレンジでした

ベテラン俳優さんたちが踊る踊る怪獣を!
ヤンさんの動きはさすが!
前でジャンプして交差する二人にはヤンさんと(当然ね)
鈴勝さんが抜擢されてた(笑)

大暴れの怪獣を剣でやっつけていくラスキン

とどめはコイン!

コインをクリンドルクラックスの口の中に放り込んだ

はぶ!
怪獣の頭はケイヴ氏、大河内さん

はふ、のろがつまってくるふぃ~~~
もう爆笑ですよ
大河内さん最高*^^*

で、ラスキンはコインを取り除いてやるんですね

大河内さん
ありがとーござひまふ、もうわるいことはしません

「解散!」の一声で
お疲れっした~~と解散する夢をあきらめろ怪獣たち

ここも笑ったな~~

クリンドルクラックスをやっつけたラスキンの前に現れたのは

エルビス

雨の中、エルビスはラグビーボールをたたきながら
眠ったまんま歩いている

ラスキンはびしょ濡れのエルビスを家まで送っていく

● ●

いよいよ学校芝居の日の朝

いつものようにママに起こされるラスキン
でもママのようすが少し違う
レイス先生まで来てる

なんとエルビスが風邪をひき、勇者の代役が回ってきたのだ

兜をかぶり、鎧をつけ、盾と剣でいざ学校芝居へ!

とかげ大通りの大人たちも楽しみにしているお芝居

ケイブ夫妻も何故か楽しそうに応援にきている

さあ、始まりだ!

勇者ラスキンの雄々しいセリフが響き
レイス先生の怪獣登場

いいよね~この怪獣

芝居もクライマックスってところで
スパーキー演じる姫登場
女装が似合いすぎ、綺麗でしたわ

姫を助け

最後のとどめとコインを口に放り込み、クビを掻っ切るってところで
ラスキンは「やめた」とコインを取り出し怪獣を助ける

これでいいんだと。

ラスキン万歳!

そこへエルビスが登場~
ケイブ夫人は「エルビスちゃん!」と駆け寄り
先生にお芝居は延期してって頼んだけどダメだったのよ。。。

でもエルビスはそんなママをもう乗り越えたのね

ラスキンの芝居を褒める

そして、仲直り

エルビスがずっと持っていたラグビーボール
実はコーキーがくれたものだったのだ
けれどもある時期から
ラスキンだけが映画やお芝居の話でコーキーを独り占めしているように感じ
ラスキンをのけ者にするようになったんだ・・と。

ラスキンもそれを認め
仲直りをする
スパーキーもね*^^*

そしてコーキーも現れ
みんなで♪エルサレムの大合唱!
レイス先生のギター生演奏でね*^^*

ラスキンママのソロは綺麗な声!
歌えるようになり
ケイブ夫人もたくましい旦那さまと息子エルビスに囲まれて幸せそうだった~
ウォルナット夫人も素敵な息子に寄り添われて嬉しそうだったし

17歳で初主役の大役を果たした阿久津くんも!

良かったよ~

太陽だって、月だって
自分を疑えば
輝けない
~ウィリアム・ブレイク~
大感動の舞台でした




このお芝居ほんとに好き!
この作品に出合えて本当に良かったと心から思います
母親を必死でやってきて
しんどかったことも、嬉しかったことも
全部すくいとって、「お疲れさん」ってこの作品から言ってもらえたような気がしました
子どもたち同士のいじめの話も、
そういうことだったのかもしれない・・・と、フっと心が軽くなりました
ヤンさん(安寿さん)ファンだから
ヤンさん中心で見るなんてそんな器用なことは出来なくて
すっかり作品の中に入り込んでしまいました

ミーハー観劇記なんですけどね
感動しました!って方が本音です。

ヤンさんが出演してくださったおかげです!

ヤンさん、ありがとうございました!

感謝しております

毒女、最高でした

次の舞台を楽しみにしています*^^*



おわり

読んでくださってありがとうございました


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2012.08.17記 なずな