Le Petit Prince

星の王子さま

2005.8.7(日)〜23(火) 新国立劇場 中劇場

cast

星の王子さま
宮崎あおい

飛行士
岡田浩暉

王様
ブラザートム

キツネ&うぬぼれ男
ROLLY

地理学者
松澤一之

実業家&あきんど
内田紳一郎

点灯夫
宮川浩

呑み助&転轍手
福本伸一

ヘビ
森山開次

安寿ミラ

staff

原作
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ

脚本・作詞
能祖将夫

演出
白井晃

作曲・音楽監督
宮川彬良

星の王子さま観劇記〜〜〜!!!

日帰りでお安く2回見ちゃおう!という
ごく自然な考えにて
8月21日日曜日、のぞみに乗って
さあ、出発だ〜!!

BGMはハムレット2の「フォーティンブラスのテーマ」で^^;

品川到着〜〜
山の手線にて新宿へ
恐怖の乗り換え、京王新線そして初台

乗り換え時のBGMは「血の起源」より「人の成る木」で^^;

地上に出るとまあ〜〜〜立派なオペラハウス〜〜〜
なんて立派な劇場なんざんしょ〜〜
国立っていうくらいだから、これって日本の国さんが建てたのよね〜
ふーーん、東京の人はいいよね
文化の発展のため必要とは思いつつ、恩恵を受けるのはわずか
ま、しゃあないか、と簡単に思い直してロビーへ

チケットもいでもらって
パンフレット買って
おまけのイラストハガキ‥‥あ、王子さまか‥‥
バラさんが欲しかったけど
これもまた、しゃあないか、とあきらめて座席へ

BGMは「家族合わせ」
おバラさんを下さい、おバラさんを下さい♪

客席は一列目(オーケストラピトがあるため実際には6列目だが)から
扇形に広がり順に傾斜がついてるので、とても見やすそう

オケボックスに砂漠の砂がこぼれんばかりのセット
舞台前方に砂漠があり、下手すみに遭難しちゃったプロペラ機
舞台奥はかなりのスペースがあり、そこに近未来遊園地風ドデカイセットが
じゅんぐりじゅんぐりに登場する

このセットがなかなか素敵でお気に入りだったのですわ〜
あんな遊園地で遊びたいよ〜って
かなり真剣にそう思っちゃいましたわ。

場内のざわめきがおさまらないうちに暗くなり開演です

飛行士さんが小さい頃を思い出して
うわばみが象を呑み込んだ絵を見せて
それに反応して大人たちがナンヤカンヤと。

ヤンさんやトムさんたちも真っ黒な帽子衣装で
ヤンさんは地理や数学をおやりなさい、とかっておっしゃるんですよね。
帽子がモンテクリスト伯みたいでカッコ良かったわ〜

飛行士さんは「うわばみと象」の絵のトラウマから
「絵」は描かなくなったのだ、と。

するとどこからか、
「ひつじの絵をかいて」「ひつじの絵をかいて」

砂漠のど真ん中で聞こえる筈のない声を聞いた飛行士さん
そこへ現れたのが星の王子さま、なのですね。

このおふたり、とても感じよかったですわ。
あおいちゃんはまるでリトルプリンスそのまま
無垢で透明で、けれど鋭い感性を持ってる
飛行士の岡田さんは涼やかな容姿、優し気な声
舞台でのたたずまいが清潔でベリーグーだと思いました。

こうして二人は出会い
飛行士さんの描いたひつじの絵は王子さまをとても幸せにしました。

どこから来たの?と
お互いに尋ねるうち
天文学者の場面になります。

三日月みたいなジェットコースター、地球ゴマみたいなスクリーン
星空の照明に映えてとてもきれいな場面でした

王子さまは自分がこの地球にやってくるまでのお話を
飛行士に聞かせます

星を食いつくすかのようにはびこるバオバブ
こういう場面は女性ダンサー(シンガーでもある)さんたちの
身体表現のようなダンスで展開していきます。

王子さまは「ぼくのたったひとつの花」の話しを始めるのね。

ジャーーン!
この花こそヤンさん!!
サン=テグジュペリの妻、コンスエロが反映されているとする「花」!!

おおゴージャス!
頭にデッカイバラをつけ、グリーンのお衣装、葉っぱのショール
王子さまに甘えたり、スネてみたり
困ったことになると「コホコホ」と咳き込んだふりをしてごまかす
実に分かりやすいバラさん

セリフひとつひとつに細かなニュアンスを含ませ
ほっとけないけど困ったバラさん
強がってるけどせつない
可愛らしくてユーモラスな人物像(花だけど)を
創りあげられていました。

「私の秘密」と言ってほんのちょっぴりついているトゲを
シャラーンと自慢げに見せるバラさんは
抱き締めたい!って思っちゃったわ

矛盾を愛する

ほんとそうなのよね。
「もお〜、アホやな〜」って思う時、たまらなく愛おしかったりする

王子さまは若かったのね
けど、星から離れてみたらそれが分かってきたのよね
王子さまはバラさんの所に帰ってあげたのかしら
帰って欲しいな

と、バラさんだけで話しが長くなってしまいましたが
ここはヤンさんミーハーファンサイトなので
あとはざざっと突っ走ります(笑)

王様、うぬぼれ男さん、実業家さん、呑み助さん、
点灯夫さん、地理学者さんと会って話しをしますが
彼等の中に自分の弱さを見るような気分になりました。
点灯夫さんの話しが好きでした
時間がどんどん早くなる、というシチュエーションがね
本筋とは違うんでしょうけど
なんともいえず神秘的でした
あの自転車も素敵だったな〜〜

地理学者さんとの話しの中で「花」さんが出て来ると
「花」さんが登場するの
わーーい!ヤンさんだ〜〜〜、花さんだ〜〜〜

舞台下手の飛行機のそばは
花さんと見つめあえるスペシャルシートだったのです!
(花さんご登場に目がくらみ、このあたり記憶があやふやです)

1幕おわり

2幕は地球
地球上の点灯夫さんたちが灯りをともし、やがて世界地図が。。
ふむ。大西洋が中心のやつでしたね。

そこへセカセカ忙しい乗り物人間があっちゃこっちゃと動きまわり
そらこれは地球やわ、と。
さっき通り抜けてきた新宿の喧噪がポっと頭に浮かんだりなんかして

そしていよいよ砂漠へ。

ここからはどんどんクライマックスへと
お芝居は盛り上がっていきます。

ヘビだもん!

森山さんのヘビ!!
地の底から響くような声、くねってまがってムチのようにしなる肉体
ヘビ以外の何者にも見えなかったわ
「死」へ誘う
最後はズリズリと砂の中へ(オケピの中へ)もぐっていくんですが
これがまた、不気味で効果満点でしたわ!

そしてバラたちさん
竹篭頭にかぶったみたいなミニバラさんたち
ほんとにバラたちのおしゃべりみたいで
耳に心地よく楽しい場面でした。
ヤンさんバラさんも一緒にひと踊りしていただきたかったな〜〜

根っこがあるから踊れないよ〜っつったって
バラさんたちは踊ってたもん
ヤンさんバラさんにも踊って欲しかったよ〜〜

「ねえ、バラさんも踊って」「ねえ、バラさんも踊って」
王子さまのお願いなら白井さんも聞いてくれたかな?

王子さまは、ヤンさんバラさんがたったひとつの花さんじゃなかったって
知ります。
この王子さまがたまらなく優しかったですね〜〜
バラさんを愛してるんじゃない〜〜
それが愛するってことじゃない〜〜って
思いました。

そしてキツネさん

地球で、王子さまの心に本当に語りかけるのは何故か動物ばかり
あ、バラさんたちもいた
人間って種類じゃないのですよね

「ほんとうに大切なものは目には見えないんだよ」と
このお話の一番大切なメッセージを伝えるキツネさんは良い役だわね。
そのキツネさんが歌う「あれはただの麦畑」好きでした
この時、ヤンさんバラさんが登場なさってるんだけど
揺れてらっしゃるだけ。

「踊って下さらない?」ってバラさんみたいに色っぽくお願いしたら
白井さん、聞いて下さるかしら^^;

客席からは薬売りさんが登場。
一回目はその通路際だったのに、知らなくて飴ちゃん、もらいそこねました。
手を出せば良かったわん

さあ、飛行士さんはもうイライラしてますよ〜
だって砂漠のど真ん中、飛行機は壊れたまんま
水はない、とくりゃあ、そりゃイライラもしますわね。

王子さまと飛行士さんは水を井戸を探しに行きます。

このふたりが良かったわ〜
水を飲ませてあげたりね
飛行士さんはきっと王子さまを宝物みたいに思ってる
大事にしたい守ってやりたいと思ってる
その気持ちがあふれてたし
王子さまは壊れそうに透き通ったガラス細工みたいで
「はかなげ」だった

もうじき消える命を見守るように

そしてヘビが王子さまをさらって行ってしまった

あれは6年も前のことだと、飛行士は言う

その時、私も一緒に星の王子さまと
話していたことに気付いた

完璧にお芝居の世界に入り込んでいたことに。

素晴らしい旅だったわ

その旅に誘って下さったのは、もちろん
ヤンさん!
バラさんのおかげ*^^*

素敵なお芝居に出て下さってありがとうございました!

おわり

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