逸翁美術館 マグノリアホール  2017年8月30日(水) 31日(木)  9月1日(金) 
 CAST
 安寿ミラ 森奈みはる
 ピアノ 吉田優子
  MC 朝峰ひかり


夏の終わりに坂道のぼりマグノリアホールへ

いい運動になりました(笑)

・・ってそこ!?

違いますよ、当然違います!

でも3日間通ったおかげで池田駅からそちら方面詳しくなったかも

後援会さんやマグノリアホールに申し込んだチケットと
お友達に譲っていただいたチケットで

夢のような3日間を過ごすことが出来ました

タイトルがスゴイです

「小林一三が愛したタカラヅカ」

なんて大きな世界なんでしょう!

そしてマグノリアホールは小林公平さんが最後に建てられたホール

ピアノもこだわりぬかれたまもなく100年経とうかというスタンウェイ

よく響くホール

みはるちゃんが「マイク無しでも大丈夫そう」と言えば

ヤンさんが即「ではみはるはマイク無しで」とボケなのかツッコミなのか(笑)

そんな夫婦漫才も含め、懐かしい宝塚時代の曲の数々

それでは観劇記、いってみよーー!!



静かな町のチャペルのようなホール

客席のさざめきの中登場されたのは朝峰ひかりさん

親しみやすいご挨拶に安心しましたが

なんと!マグノリアホールの支配人さんなのですね!

驚きましたが

あのツイートはこの方発信なのだと思うと納得です

朝峰さんに紹介され

まず、吉田優子先生

グっと肩のあいたドレス。そして吉田先生もまた歌劇団の理事さんなのですね

エライさんばっかりです(笑)

そしていよいよ

安寿ミラさん、森奈みはるさんでーーす!!!!

わーーーい!

ヤンさんだ〜〜〜みはるちゃんだ〜〜〜

ルンルンで〜〜〜〜す


美しく可愛く

左側の入り口からご登場

ある時は黒のお衣装で、またある時はベージュのお衣装で

詳しくはマグノリアホールツイッターで→こちら



最初のご挨拶で先に述べたような漫才があったのですが

黒のお衣装もベージュのお衣装も
スラリとドレッシーなのにカッコよくて
可愛らしいみはるちゃんとはほんとにお似合い
色の濃いマニキュアにおみ足も同色のペディキュア

始まりを告げたところで
まずは小林一三先生のご紹介!

御幼少の頃から大学生時代
ご結婚されご家族と
歌劇団を作られ歌劇の生徒さんたちと
有馬稲子さんや天津乙女さん、越路吹雪さんもいらしゃいました

銀橋をはさんだ写真にはタモさん(愛華みれさん)にそっくりな方がいて
以後、この写真のたびにヤンさんが「タモです」と(笑)
きっちり笑いGET!

一三先生のご紹介が終わり
それまで舞台の右端に控えてらしたヤンさんみはるちゃんが
真ん中の椅子に腰かけられます

なるほど、まずはトークなんですね


トーク初日は、小さい頃はどんなお子さんでしたか?から始まりましたが
2回目からは違うアプローチ

日替わり、回ごとに違う展開のトークでした
素晴らしい!

印象に残ってるお話といえば

東京ブラックジャックのマントにおける正塚先生とのやりとりですね
(金の裏地)
「ありえないから」のひとことがソークール!

客席に未沙のえるさんがいらした回の
花組トークも印象的(笑)

震災時「ラストダンス」の大変だったお話も
正塚先生も震災で本が書けず、ぎりぎりに出来上がった歌
覚えられない、と困っていたら
「ラララでええから」って
・・・・・
少し笑い話に出来る様になられたんだな、とちょっぴり嬉しかったです

花の道のブルドーザーの大きな音に思わず逃げ出したヤンさんみはるちゃんに
「地震ちゃう!」と叫ばれた正塚先生のお話もね

先生といえば
「皆殺しの谷」っていうのもウケたわ〜
谷正純先生
「茜に燃ゆる君」も「秋・・冬への前奏曲」もそうだったもんね


作品の話でいうと圧倒的に多かったのが
「心の旅路」

ヤンさんみはるちゃんの代表作ですし
吉田優子先生のデビュー作でもありましたから!

初めて「心の旅路」を見た時、「音楽が今までとちょっと違う」って思ったんです
ほんまです〜〜〜
ヨーロッパ的でノスタルジックで静かな感じ
吉田優子先生のこだわりとしては
台詞から自然に歌になる、というのを目指されたそうで
なるほど〜〜〜!!!


というわけで



セットリスト2バージョンありましたが
どちらも最初のナンバーは

「心の旅路」より♪誰もが変わり続ける

スミシイとポーラの懐かしいデュエット
さっきまでボケたり突っ込んだりの夫婦漫才だったお二人が
曲が始まるともうスミシイとポーラですから

ヤンさんのまなざしのなんと優しかったことか!

スミシイが事故にあって記憶が戻ってしまい
銀橋の上手たもとで「チャールズ・レーニエ」と答えた時
お客さんが「え!」とどよめいた、あの空気が今も忘れられません

記憶をなくして頼りなげだった人がその一瞬で違う男性になっていた
雰囲気、立ち居振る舞い、言葉つき
すべて地に足のついたチャールズ・レーニエに戻っていた
・・・スゴイと思いました

再演があればいいのにね

2曲目からはツーバージョンありますので

まずは
黒のお衣装での夜公演バージョン

「スパルタカス」より♪いつも夢見てた

ソロコーナー
みはるちゃんで
「ベイシティーブルース」よりオリヴィアの星座の歌
ヤンさんで
「ハイパー・ステージ」より♪ハイパー・ステージ

デュエット
♪アンフォゲッタブル

「ブラック・ジャック」より♪それぞれの思い
♪かわらぬ思い


ベージュのお衣装での昼公演バージョンは


「ワンタッチ・オブ・ヴィーナス」より♪スピーク・ロウ

「メランコリック・ジゴロ」より♪ダニエルとフェリシアのデュエット
♪ダニエルのテーマ


ソロコーナー
みはるちゃんで
「ディーン」より♪あの歌をもう一度
ヤンさんで
「ラストダンス」より♪ジュリアーノのテーマ

デュエットは
「哀しみのコルドバ」より♪エル・アモール

どの歌も大好きな歌
聴いているとその頃にタイムスリップしてしまい
初日には涙がポロポロこぼれてしまいました

♪いつも夢見てたは、ホリゾンといっぱいのダンスシーンが
甦り、その時と同じように
ヤンさんが手を出されて、みはるちゃんがその手をとるの
大好きでした

頬を紅潮させたみはるちゃんの横で、シラっとクールに
春と冬
花と氷ほど対照的なのに
みはるちゃんに差し出す手の温かさ優しさ
しばらくの間繋ぎ合わせた手
なんて素敵だったことでしょう!


♪ハイパーステージは楽しく手拍子をして

みはるちゃんの澄んだ歌声に癒されて

♪ジュリアーノのテーマと♪かわらぬ思いは
アウトロー・ヤンさんの魅力全開!

客席にはヤンさんの昔からのファンでいらっしゃるのでしょうね
お身体が不自由な方も楽しそうに首でリズムをとってらして
胸が熱くなりました

ヤンさんと過ごした年月(心の中のヤンさんとね)が
確かにあったのだと、しっかり胸に刻まれ
今もまだステージの上のヤンさんに憧れ続けている

この幸せは続くのだと

明日を夢見ることが出来る

そんな思いを胸にみんなで歌う
♪すみれの花咲くころ

みはるちゃんのリードに続けて
♪すみれのは〜な〜
と歌うと
ヤンさんが素敵にハモってくださるんです
贅沢だ〜〜〜!!!
贅沢過ぎる〜〜〜〜〜!!!

なんかなんかほんとにとても楽しかったです!

またこんなステージがあるといいなあ〜
関西に来てくださって嬉しかったです

マグノリアホールでヤンさんのシャンソン聴けたら最高です


ヤンさん、みはるちゃん、ありがとうございました!



おわり

読んでくださりありがとうございました

2017.9.10記


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