モンテ・クリスト伯

1幕  2幕

サンシャイン劇場場

 2003.10.4〜10.14

新神戸オリエンタル劇場

 2003.10.17〜18

りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館

 2003.10.22〜23

エドモン・ダンテス

  安寿ミラ

メルセデス/アルベール

 汐風幸

フェルナン(モルセール伯爵)

 新井康弘

ダングラール

  菅生隆之

ヴィルフォール

 小林勝也

カドルス

 大門伍郎

エデ/ウジェニー

 橘いずみ

アンドレア・カバルカンチ(ベネデット)

  河内大和

ファリア司祭/ベルツッチオ

 栗田芳宏

ダングラール夫人/裁判官

 友貞京子

ヴィルフォール夫人

 山口礼子

タップ

 熊谷和徳

キーボード

 TOMI YO

モンテ・クリスト伯です。
エドモン・ダンテス!
アレクアンドラ・デュマの長篇小説、またの名を「岩窟王」

それが『おしゃれでカッコいい
スピーディーでスリリング
誰もみたことがない
エンターテイメント』になるという。

前作「ハムレット」が成功しているので
期待は出来る!
ワクワクドキドキであーる。

予習が趣味なので、もちろん原作7巻は読んだ。
映画は見なかった‥‥聞くと随分ストーリーが違っているからだ。

初日はなんとしても見たかった
都合をつけて、サンシャイン劇場までまたも出かけた

観劇の感想は、ひとこと「凄い!」
歌舞伎ということだったが、私は茶道のお点前を受けたような気分だった
背筋ピンとのばし、張り詰めた空気の中でいただく一服
濃く、苦く、熱く、時に冷たく、酔うことはない
心地よい緊張感

長い話しを見事に劇空間にふくらませ、
ストーリーを簡潔に分かりやすく
大胆で潔く艶のある栗田さんの演出。

私はこんな芝居が好きなのだ。
ハムレットも好きだ。
「カッコーの巣の上を」や
「暗くなるまで待って」があまり好きでなかったのは
お芝居を見ていて台本をそのまま読んでるような気がしたからだ。

戯曲というものがあって、そこから芝居が出来上がる
戯曲を読み脳裏に展開された想像よりも
広くて大きい遥かな世界へ連れて行ってくれる
そんな芝居が好きなのだ。

(ストーリーそのものが良く出来ている場合
「検察側の証人」のようなお芝居はまた別のハナシ)

アレクサンドラ・デュマの描いた「モンテ・クリスト伯」という宇宙の中で
登場人物が自由に飛び交わり、復讐の叙事詩が奏でられていく

帆のような真紅のベルベット、
クラシカルな3つのテーブルと椅子、衣装掛けが左右にふたつ
中央の階段、奥の一段高い舞台、
セットはそれだけで、動くことはない。

舞台上手前方にはタップの舞台があった
下手袖にはキーボード

タップなのだ。
主人公エドモンの鼓動そのままのようなタップ。
これも凄かった。

と、まじめなんはこのへんにしまして〜
ミーハーモード、いってみよう!!

1幕じゃ〜〜

ヤンさ〜〜〜〜ん
最高です〜〜〜〜〜〜〜

浅黒いメイク、口紅だってぬっていないような‥‥

衣装は‥‥
きゃあ〜〜〜最初は、ボロなの!ボロなんですよ〜〜
ボロボロ‥‥
けど、そのボロが可愛いの!
髪もくしゃくしゃ、でもそれが可愛いの!
ギリシャの遺跡に打ち捨てられ、ほこりにまみれたアポロンの像のようだったわ
ほこりをはらえば、初々しく微笑むに違いないのよ!

牢獄ディフの城塞から
「19才!」
明るい声で、一瞬にしてタイムトリップ

エドモンが陥れられるに至った経緯が
牢獄と19才の2本の帯がねじれて回って交互に見えるように
語られていく。素敵なシーンだった〜

そして
最高のモノローグ!
「いちにち‥‥‥ ふつか‥‥‥ みっか‥‥ そしてもういちにち」

ああ〜〜〜〜〜〜〜
あの声、ささやき、地下牢から洩れて響く嘆きの声
ずっとずっと聞いていたかったわ〜〜
ファリア司祭を追い出して、
かわりに毎夜秘密の通り道から通いたかった〜〜

「それから‥‥‥ それから‥‥ それから‥‥」

もお〜〜〜最高でございます!!

そして14年!

雷鳴とともにカドルスを訪ねてくるブゾーニ司祭(もちろんエドモンの変装)
正体がバレないか心配だから、薄い布で顔を隠してられるのね〜
マックロづくめのお衣装がストイックでよろしいですわねえ
ほほほ

ここで、エドモンは父親の死んだわけを知り
メルセデスに子供(アルベール)がいることも知り
衝撃の雷鳴!!

次にウィルモア卿と名乗り判事ヴィルフォールについて探るのですね〜
ウィルモア卿は山高帽にステッキですが
しゃれてるのです〜
裏が真っ赤なマントをカッコ良く背中にまわし
振り向かれた瞬間から
はあ〜〜、ステキイ〜〜〜〜〜

舞台上の衣装掛けの所で後ろ向きで変装されるお姿にも
目は釘付けなのですわ〜〜

そしてアルベールと船乗りシンドバッドの場面ですね。
アルベールはなんとも勘の良い青年
育ちが良くて機知に富み、さすがメルセデスの息子!
復讐でも企んでいそうと、伯爵をドキっとさせてしまう
伯爵は彼にハッシッシをすすめ、
(私もすすめられたい‥‥‥ボソ)
暴漢からアルベールを助け、モルセール家に招待されることに。
フェルナンはのうのうと生きている
フェルナンを見つめる憎悪のまなざし‥‥
怖かったあ〜(その怖さにゾクゾクしてるのよ、もちろん!)
その妻、メルセデスは伯爵がエドモンであると見抜き

それを察した伯爵の動揺の表情
決しておおげさではないのに伝わってくるの

早々にモルセール家を辞して、ダングラールの所へ。

ダングラールに「モンテ・クリストさん」と呼ばれ
カチーーーン。
嫌味タップリにダングラールの肩書きをならべて挨拶したり
何かと人を見下す単純な頭にイライラしたり
ティーカップをカシャンと鳴らすのも素敵だったわ〜〜。

ダングラール夫人の手にはキス
きゃーきゃーきゃー

駿馬と美人の話しからヴィルフォール夫人へ
(この時のタップと音楽の効果にはドキドキしたわ)
ヴィルフォール夫人の馬車の手綱を引き助ける伯爵
ヴィルフォール夫人もうっとり見とれる
謎の伯爵‥‥
精悍なる伯爵に手を取られて馬車からおりる‥‥
これぞ熟女の夢とときめき‥‥

さっそく礼に現れるヴィルフォール
復讐刑について語るふたり

そして次は元サンメラン公爵の屋敷が舞台となります。

ヴィルフォールとダングラール夫人が昔犯した罪
それを知る、ヴィルフォールを仇と狙うベルツッチオは今は
モンテ・クリスト伯の執事

赤い綾織の部屋で、復讐のための晩餐が開かれる

その前に‥‥と、客席に向かってニセ親子を紹介する伯爵さま
カドルスとベネデットを指す腕がとても決まってるの
ちょうどチラシのようでしたわ
(右に見えますのが極悪人ベネデット‥‥左が小悪人カドルスでございます、って感じ?)

カドルスとベネデット、お似合いでした〜

さて、晩餐
舞台向かって左から、ベネデット(アンドレア)・ダングラール夫人
ダングラール・ヴィルフォール
ヴィルフォール夫人・カドルス

雷鳴とともに(一幕にはもれなく雷鳴ついてます)
ベルツッチオがおぞましい事件を暴露

それを黙って見つめる伯爵〜〜〜
クールなのにやけどしそう

ヴィルフォールをどんどん追い詰めていき
ヴィルフォールもまた伯爵の真意を探ろうとブゾーニ司祭を訪れる

顔が見えないよう終止うつむき加減で受け答えし
伯爵のライバル・ウィルモア卿へと導き
山高帽&ステッキの卿となり
伯爵がサンメラン公爵の屋敷を買ったのは温泉が出るからだとか
伯爵には妻を誘惑された!とかウソ八百

それで、これが伯爵との決闘で出来た傷です!と
がばっと胸元広げてヴィルフォールに‥‥

がばっと胸元広げてヴィルフォールに‥‥

がばっと胸元広げてヴィルフォールに‥‥

いえいえ、リピートにたいした意味はごじゃいません^^;

「傷なら不自由はしない‥‥」
牢獄からの脱出の独白
このシーンも好きだったな〜〜
36キロの重りをつけられて、ひたすらまっすぐ海底に引きずり込まれるエドモンの感覚が
まっすぐに落ちる砂に
自分も海底に落ちていくようで
重りをナイフで切り離し、海面へ浮かび上がっていく感覚もまた
生と死を分けた長い瞬間をともに感じたような気がしましたわ〜

それにしてもモノローグのヤンさんのお声、
素敵すぎません?
あんな声で囁かれ続けたら‥‥
心が乱れてしまいますわ!!
ポッ

そして、晩餐での詫びがてら再びダングラール家
アルベールと娘ウージェニーとの結婚をなんとか取り止めたいダングラールに
アリパシャ事件について調べるようほのめかす伯爵

アリパシャ‥‥と聞こえると
トルコの太鼓のような音が東洋の空気をかもしだすのね〜

そしてアルベール‥‥だっけ?
エデに引き合わせるのですね〜〜〜
このシーンも大好きでした!
「奴隷です」「コンスターチノーブルの市場で買ったのです」
お芝居と分かっていても、今どきこんなこと言われたら
女としちゃあ黙っちゃいられません。
けど、けど、けど、
ヤンさんになら、言われたーーーーい*^^*
‥‥‥と、友だちに話したら
「買われへん、買われへん、売れ残ったらみじめやで」と言われてしまった。
それもそうだ‥

伯爵は企みなどみじんも感じさせずに
アルベールがエデの神秘的な美しさに見とれるのを見つめているのよ〜
しかし、この娘の両親はお前の父親に騙され殺されたのだ、と
胸の中では残酷冷酷な炎が燃えているのよ!!
その炎を押し隠し、微動だにしないその背中、薄い呼吸でじっと待つ‥‥‥

一幕の終わりは強烈な印象だった〜
そうそう、この一幕のラスト、上手の前の方のお席で観た時なんですけどね
アルベールとエデを出会わせて、これから始まる復讐劇を予感させるように
伯爵が、ヤンさんが、下に落としていた視線を
ぐぐっと上げるの!!
その視線の上がる「ぐぐっ」が、あなた
もうもうもう〜〜〜
気絶しそうでしたわ〜〜〜〜
しかも、前の席であるにもかかわらず、その目をオペラでのぞいてしまった〜〜

ひええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

一幕の終わりは強烈な印象だったのです(笑)

さて二幕‥‥

休憩の間、緞帳の降りていない舞台では
スタッフの方がテーブルの位置を確認されたり
衣装掛けを点検されたり‥‥

一幕の興奮さめやらぬ客席のざわめきが
暗闇に吸い込まれるように消えると、

カタン、タン、タン、タン、タ、タンタ、‥‥

この公演の目玉のひとつである
熊谷和徳さんのタップで始まるんですね〜

カズさんのタップは
今迄に見たことのないタップで
足先からなんであんなニュアンスの違う音が生まれてくるんだ?と不思議で

本能っていうか、身体から自然と湧き出るリズム、音!!
すんごい迫力ありました〜!!

ヤンさんも「カズは天才!」って
ミュージカル誌でおっしゃってましたもんね*^^*

初日と二日目は、二幕幕開きのタップの後、すぐに芝居が始まり
拍手したいな〜と思っても出来なかったのですが
新神戸では、思いきり拍手をおくることが出来て良かったです*^^*

舞台に照明が射すと
一幕ラストのまま、テーブルの向かって左には伯爵が静かにすわり
アルベールはただエデを見つめていて

アルベールに聞かれて、エデは自分の生い立ちを話すのですよね〜

その時に伯爵が
「話すがよい」とか「続けるがよい」とかエデに向かって言うでしょ?
渋くてカッコイイ〜〜〜〜〜〜のよね〜〜

「話すがよい」って言われたい!!
「続けるがよい」って言われたい〜〜〜!!って思ってしまったわ*^^*

エデは父母がフランス人将校の反乱にあい殺され
自分は奴隷として売られたことを
アルベールに話すのだけど
アルベールがその将校の名を尋ねた時
エデはそっと伯爵の方を見
伯爵は(それは言わない‥)とシッと人さし指を口元に‥‥

我が友は、その指に止まりたい〜〜!なんちゅうことを言っておった(笑)
私だって止まりたいよお〜〜

エデが下がって(階段を上がってゆくのだけど^^;)
アルベールと伯爵の二人になると
(後ろ中央の階段にアンドレアことベネデットが控えて座っている)
アルベールは婚約者ウージェニー(ダングラールの娘)との結婚はどうも気がすすまない
恋人なら悪くもないのだけど、
だから、モンテ・クリスト伯が後見をしている
アンドレア・カバルカンティがダングラール家に出入りしても
さほど気にならないのけれど、
伯爵はウージェニーとアンドレアの結婚をの話しを進めたりなさらないでしょうね?
え?ウージェニーと自分の結婚をぶちこわして欲しいって頼んだのでしたっけ?
わ〜、わかってない〜〜〜

謎は全て解けた*^^*
アルベールは、自分とウージェニーとの結婚をぶち壊して欲しいと
伯爵に頼んだのですね。
けれど、伯爵はダングラールにこの結婚の話しをまとめてくれるよう
頼まれているので、
アルベールが「自分とウージェニーとの結婚をすすめたりしないでしょうね?」
と問いかけたのに対して
「いえいえ、やりますよ」と答えたのですね。

伯爵は結婚相談もやっていたのか‥‥←ちがう!by伯爵

どっちにしても、ウージェニーの気持ちをいささか無視したような言い分だな、
とは思いましたんですが
誇りを大事にするアルベール。それに対してアッサリと

「いえいえ、やりますよ」

アルベール、ショック!
全面的に信頼していた伯爵のことが、わからなくなってきたみたいね。

伯爵は、階段を上がりながらアンドレアの肩をたたいて去っていく‥‥‥

アンドレアとダングラール
口先男と化したアンドレア、ペラペラペーラとダングラールの前で良い子ちゃんになり
持参金の話しでダングラールを有頂天にさせて
ダングラールもほほいのほい!と騙されて
超簡単の男爵コロリ。

そしてウージェニー嬢
シンガー橘いずみさんの個性的な芝居!
「ワタクシ、アンドレア・カバルカンティさまとはケッコンしませんの!」
あの口調、忘れられませんわ〜
なんてったって原作では、女性を愛するウージェニーですからね〜
最後には両親にも愛想つかして男装して女性と駆け落ちしますからね〜〜

ダングラールはそんなウージェニーに正直に
「お金のためにアンドレアと結婚して欲しい」って言うんですね
そして、あっさり
「アタシ(自由になれるのなら)アンドレア・カバルカンティさまとケッコンしますわ!」
と、父娘腕組んでスキップで退場してくんですな〜〜

アッパレじゃ!
アッパレ!アッパレ!

その間、ベネデットは階段でベネデットすわりで待機^^;

カドルス登場し、自分とベネデットに親子の振りをさせるのは
ベネデットの親が伯爵で、遺産をつがせるためだ!と‥‥
ベネデット、そうかもしれないと‥‥ほくそえむ
遺産を早く多く手に入れたいベネデットは
カドルスをもうまく騙して
伯爵の屋敷に侵入させ
自分はそれを伯爵に密告する‥‥‥ことにした

伯爵とベルツッチオは屋敷にもどりその密告状を見つける
今夜、屋敷に侵入する奴は誰か‥何の目的か‥

伯爵はブゾーニ司祭となり、暗闇で侵入者を待つ

やってきたのはカドルスだった(だからカドルスだと言うとるじゃろ!)
ろうそく持って恐る恐る‥‥
司祭さまに声をかけられ、慌てる驚くびっくりするするサプライズ!

司祭つまり伯爵は、カドルスに
「アンドレアは実は人殺しのベネデットである」というダングラール宛の手紙をかかせ
「帰れ」
「どこから?」
「入ってきた所から」
「窓からです」
「窓から来たなら、窓から帰れ」

いやあ〜〜、ちょっとしたコンビマンザイで、毎回笑いが起こりましたが
こうやって文字にしてみると
意味深ですわね〜

「無事に帰れるでしょうか?」
「無事に帰れたらお前を許してやろう」

ね、意味深いですよね〜
解釈なんて書こうとすると、訳分からなくなっちゃうので
やめとこっと*^^*

で、神はお許しにはならなかったのですね〜〜〜

カドルスはベネデットに殺されてしまうの。
今際の際に

ブゾーニ司祭さま‥‥‥モンテクリスト伯爵
「もっと昔を思い出せ!わたしは、わたしは‥‥‥‥」
「エドモン‥‥‥」

伯爵とカドルスは真紅のカーテンの向こうに消えてしまうのです〜

つぎはダングラールとフェルナンの場面ですね*^^*

(結構、覚えているもんだわ〜)

娘と息子の婚約について、
ダングラールは何かとうわさのあるモルセール家には
嫁がせられぬ、と‥‥
アリパシャ事件のことを持ち出そうとするのね〜〜

プライドをぐちゃぐちゃに傷つけられたフェルナン

そして裁判所

中央テーブルに裁判官と被告フェルナン
下手テーブルにはアルベール
上手テーブルにはダングラール

アリパシャ事件での卑怯な裏切りを問いただされても非を認めぬフェルナン
証人としてエデが登場!!

「私はアリパシャの王の娘!お前が裏切り者だ!」

言葉鋭くフェルナンの悪事を告発!

父の悪事を知ってしまったアルベールは
それを調べたダングラールに
白い手袋を投げ付ける
(ここの展開、好きでしたわ〜〜!!)

だが、ダングラールは
「調べる様にすすめたのはモンテ・クリスト伯爵だ」と告げる

アルベール、ショック!!パート2!!

ダングラールに返された白手袋を今度は迷わず
モンテ・クリスト伯に投げ付けた!

いよいよ、物語りは佳境に入ってきましたよね〜〜
このあたりからはもう、息もつかせぬスピーディーな展開で
濃密濃密なシーンが続きます〜〜

父の名誉のため、決闘を申し込んだアルベール
それならと、「弾丸をくるんでお返ししましょう」と伯爵
この静かだけれど、なんとも辛いふたりのシーン。

何故、こんなことに‥‥‥
と、思いつつ
弾丸をくるんで‥‥?
くるんで??
きゃあ〜 くるまれたい!くるまれたい!!
などと訳わからん化学反応を起こしてしまう私でありましたが‥‥
それはさておき

タップのカズさんは砂をこぼし、
ザザザザザ‥‥‥と、砂を足でこすり、ザラついた伯爵の心臓の音を響かせていく

TOMIさんの哀しいメロディー
テーブルで無言でうつむく伯爵
カタカタカタ‥‥ザザザ‥‥やりきれない思い

このシーンも圧巻だったわ〜〜〜

と、感動もしつつ
左から TOMIさん、ヤンさん、カズさん‥‥
いい男ばっかしや〜〜
などとまたも試薬を間違えたか?
‥‥‥いや、多分これが正常な私の反応でありましょう

わっはっは*^^*

そして、いよいよメルセデスの登場とあいなるのですね〜〜

「エドモン‥‥」
「なんという名を口になさるのです」

メルセデスは恋人エドモンのことを忘れてはいなかったのよ〜〜

そして、息子アルベールの命乞いにやってきたのね

なのに、アッサリ「明日の朝、殺します」

きゃー、なんてアッサリ「殺します」なんて言うのかしら〜〜
「殺されたい!殺されたい!」
ミーハーな私は足バタバタして心で叫んでおりました
(やはりこれが正常だ‥‥)

そして、何故自分が投獄されるに至ったか
何も知らなかったメルセデスに告げるのね

信じられない事実を知ったメルセデスは動揺するけど
復讐するなら、フェルナンになさいませ、
私になさいませ
息子は私の命以上です
と、エドモンの手を握りしめて乞い願うのですね〜〜

これは、もう母親ならば当然でしょう。
子供は自分の命以上のものですから

エドモンの手をにぎり、
互いに見つめあうふたり‥‥‥
涙が出そうでした。

汐風幸ちゃん、良かったですわ〜〜〜
青年役とその母親、その若い頃まで見事に演じわけてらした!
それに、このシーンの最後でお顔のベールを上げられた時の美しさったら‥‥
きっと素敵な女優さんになられるわ〜〜、と
心から思ったのでした*^^*


メルセデスの願いを聞き届けるエドモン
メルセデスの手をつつむように、白い手袋を返し
地面にしみこむ血は私の血である‥‥と

私の血?伯爵の血エドモンの血ヤンさんの血
キャア〜〜〜〜、とまたも訳のわからん反応が‥‥‥(笑)
条件反射かもしれんなあ‥‥ぼそ


そしてどうしてあの時心臓をむしりとっておかなかった!
私はばかだった‥‥‥と、嘆く伯爵
けれど、何か自分をつつんでいてくれる空気に気付くのね
そして振り向くと

「あなたが死んだら、私も生きてはいませんわ」
伯爵を見つめるエデのまなざしがあったのですわ〜〜〜

後ろの舞台を、アルベールが決闘はしないこと
伯爵が自分の父に復讐するのは当然であることを言いながら
通り過ぎる。
アルベールとすれ違うようにフェルナン登場

フェルナンはどこまでも往生際の悪い男ですよね〜
決闘がなくなったのは、アナタが言い訳か詫び言を言ったからだろう?
なんておぬかしあそばすんですもの

「いいえ、お詫びをおっしゃったのはあなたの息子さんの方です」
さあ〜〜、始まりました!
伯爵の剣の切っ先は、もうフェルナンの喉に突き刺さったも同然

「フェルナン!」

フェルナンに対峙するエドモンのなんと大きく見えることか‥‥‥

「エ、エドモン‥‥‥」愕然としよろけてテーブルに寄り掛かり
よろよろと階段を上がっていくフェルナン
エドモンの背中にピストルを向けるけれども
弾が発せられたのは、自分の心臓に向かってだった‥‥‥

妻にも息子にも、自分の卑怯な行いを全て知られてしまったんだもの‥‥

ドドっと倒れて階段をずるずるっとずり落ちるフェルナンが何故かツボでした^^;

そして「母親がひとり、母親がひとり‥‥‥」
復讐に取りつかれた亡霊のように階段を登っていく伯爵
(この『気』の落とし方が好きでした〜)

入れ代わりにヴィルフォール

ヴィルフォール夫妻の対決でありますね〜〜〜
ヴィルフォール夫人(エロイーズ)はマクベス夫人とも例えられるくらい業の深い女人なのですね〜
(ヴィルフォール勝也さんは、ジワジワと怖かった〜)

エロイーズはヴィルフォールの前妻の両親(サンメラン公爵夫妻)を毒殺し
ヴィルフォールの父、ノワルティエ氏にも毒を盛り
(原作では、あのノワルティエ氏は生きていて、エドモンの理解者となっているのですね〜〜)
ノワルティ氏の従者も毒殺、
前妻の娘をも殺そうとするのですわ〜〜〜
(娘は好かれ、息子は嫌われ‥‥という言葉がありましたよね。
娘バランティーヌは気立ての良い娘で
息子エドワールは、郷ひろみさんの雪国舞茸のCMのうる○い○きみたいな子だったようですわ〜)

それにやっとこさ、気付いたヴィルフォールが
夫人を裁くシーンなのですね〜〜
夫人に「死」を宣告しちゃいます

夫人は下手のテーブルに残されたまま
中央のテーブルでは、ベネデットと面会人ベルツッチオの会話
ベネデットの父親が明らかにされ

再び裁判所

被告は殺人犯ベネデット、検事はヴィルフォール
裁判官の質問に年から答え、名前は知らない
父の名なら知っていると答える

ヴィルフォール

ベネデットが答えたその時、
ヴィルフォール夫人は致死量の毒を飲み干す
この夫人の演技も凄かったわ〜
般若にしか見えなかったもの。

愕然とするヴィルフォール
ブゾーニ司祭として現れる伯爵
「その声は、司祭さまではないな?‥‥伯爵!」
そしてもっと昔を思い出せ!とせまる伯爵

「エドモン・ダンテス‥‥」

ヴィルフォールの頭は逆回転を始めた
「エドワール!エドワール!」と妻とともに死んでしまった息子の名を呼びながら‥‥消えていっちゃった
(もしかしたら、土に生きながら埋めた息子のことだったかもしれない)

「狂ってしまった‥‥」

「こんなことは、もうたくさんだ‥‥‥」

「‥‥‥ちがう‥‥‥ちがう‥」

この言葉が好きなのよ〜〜
たまらなく好きなのよ〜〜〜〜

「そうだ、ここだ‥‥」
投獄されていた、牢獄に戻ってくる
みじめだった‥‥
けれど、私は生きていた‥‥

このシーンがなんってったって一番のポイントよね〜〜

涙してしまったもの‥‥‥グスン

「神様、私は今、何もかも思い出すことが出来ます」

復讐に取りつかれた亡霊は、今、人ととして新たに歩みはじめる!と
宣言されたように思えたのですけど
自信、ありましぇん^^;

そうそう、この時、ヤンさんマッチをテーブルで擦って
ろうそくに火をつけられるのですけど
それもカッコ良かったですわ〜〜
うっとり〜〜

そして雄々しく天を仰がれるんですが
2階席から見ると、ほぼ見つめあい状態‥‥(笑)

伯爵と入れ代わりにダングラール
山賊に捕まえられたみたいだ〜〜〜と、お金の入ったかばんをしっかり抱えて‥

「腹減った〜〜〜」

芝居も終幕が近くなり、私もお腹が空いていて
お腹がクウ〜〜〜〜と生体反応^^;

大門さん扮する山賊の手下とダングラールのやりとりは
漫才パート2!!
菅生さんって漫才がお得意なのかしら?
グリークスではヘレネちゃまと夫婦漫才してらしたしね*^^*

チキンとパンとお金で大騒動したあげく
倒れこむダングラールに
再び、エドモンの「いちにち‥‥‥ふつか‥‥‥そしてもういちにち‥‥」
が、かぶさってく

ダングラールの苦しみはそのままエドモンの味わった苦しみ‥‥

「少しは後悔しているか?」という伯爵の問いかけに
うなづくダングラール
「誰だ‥‥?」というダングラールの問いかけに
黙ってろうそくの火で自分の顔を照らす
「エドモン‥‥‥」

ぼう然自失のダングラールに
「男爵の食事を!!」と、高らかに宣言し

ワインをついでいく
フェルナンにも‥‥‥ヴィルフォールにも‥‥‥

そして静かに盃をかかげる

あああ〜〜〜〜、これまたなんてセンスのいいこと〜〜〜

私はここで拍手したくてしたくてたまりませんでした。
でもまだ締めのタップがあるのですよね。

とどめのタップの終止感

拍手〜〜〜パチパチパチ〜〜〜〜〜

はあ〜〜〜〜、終わったあ〜〜〜〜

ばらばらと出てくる役者さん、ダンサー、ミュージシャンにいっぱい拍手をおくりました!!

ありがとうございました!
とんでもなく素敵な夢を見せていただきました!!

礼!

終わり


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