Mira Anju
Christmas Dinner Show

2011


第一ホテル東京 12/23(金)
宝塚ホテル 12/25(日)


安寿ミラ


musician
ピアノ・阿部篤志  バイオリン・廣川抄子  ベース・永井健二郎  ドラム・タツル


2年ぶりのクリスマスディナーショー

宝塚ホテルにて

嬉しくて気持ちふわふわ

よく働く安寿ミラさまが
選曲も構成も何もかも考えて2011年激動の年の最後に
くださった最高のプレゼント!

お友達や両親と一緒のテーブルにつき
おいしいお食事をいただき
この日は運転しなくて良かったので
ワインにカクテル・・・淡いピンクのカクテルでヨーグルト風味
シャンパンまでいただいてしまいました。

そろそろ食事も終わり
ショーの始まる雰囲気





〜第一章〜
「星影の小径」「長電話」など、しっとりと大人の女心を歌います


舞台の床面はブルー壁面が淡い紅だったのが
いつのまにか夜空のような、いえ夜明けのようなブルーになり

はじまるのね・・・・と、深呼吸

ヤンさんの柔らかい歌声が聞こえ、舞台上手そでから

うわあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

美しい〜〜〜〜〜〜〜〜〜

うっとりしちゃう〜〜〜


髪をアップに結い上げて、キラキラしたベージュのロングドレス
肩口から胸、サイドラインに黒の花飾り

まなざしは優しくてちょっと切ない女心を歌われました

「星影の小径」・・・・父(84歳)がとても喜んでいました
「百万本の薔薇」・・・・母(77歳)が喜んでおりました

知ってる曲を歌ってくださるのってとても嬉しい!

「長電話」・・・・年下の男性との切ない女心、私が喜びました(笑)

脱ぎ捨てたジーンズのあたり、情景が目に浮かぶようで
年上の女の強がりに共感しちゃいました。

今回は歌にトークがたっぷりあって、ザ・ディナーショー!

各章ごとにトークがあって歌があるの
とてもオーソドックスな作りなのでしょうけど
ヤンさんの場合はそれが新鮮!


第1章が終わり、ヤンさんはお着替えに

その間のつなぎは、バンドのみなさんがバッチリ!

そうだそうだ、忘れてた!

1場のヤンさんの歌、「百万本の薔薇」でハモってらしたのは
ピアニストの阿部さん!
え?誰とはもってらっしゃる??録音??
と思ったら、阿部さんがピアノ弾きながら歌ってはった!!

なんか声質が似てる感じで、おお〜〜〜〜となりました





 第二章
ここは安酒場
ジャン・コクトーの肉声メッセージが流れ、ピアフもどき(?)が登場し
「あわれなジャン」や「ざわめくダンスパーティー」などの
シャンソンをバンドと共に歌い踊ります
ご一緒に乾杯もどうそ・・・


あの声はジャン・コクトーの声だったんですね

上手そでからツカツカツカツカと少女のように登場されたヤンさんは
赤いヒラヒラ膝丈ドレス、胸元に黒い襟、ちょっとランジェリーっぽくて
頭には三角帽子!*^^*

可愛い〜!!

めちゃくちゃ可愛い!!!


軽快で滑稽なメロディー、「あわれなジャン」
かなりなきわどい歌詞ですが
そんなこと知りません〜〜ってな風にひょうひょうと歌う
バンドの方全員、合いの手入れて歌ってらっしゃいましたよね
楽しかった〜!

コメディエンヌ・ヤンさんの魅力全開でした!

「ざわめくダンスパーティー」ほか数曲

ピアフを演じられた直後でしたが
ピアフっぽくは歌ってられなくて、ヤンさんの歌として聞かせていただき
柔らかい歌声にしばし聞き惚れてしまいました

お帽子を取られると、細いカチューシャに右耳あたりに赤い薔薇
髪はふわふわなんですよね

ほんとに可愛い!

「パダンパダン」はもう最高!
Femaleで歌われた感じとはまた違ってて
パダンパダンパダン〜ってほんとにどこからか足音が聞こえてくるみたいで
そして少し踊られて・・・

それにしても「ピアフもどき」・・・って(笑)
ヤンさん、最高!

乾杯もしましたよ〜

メリークリスマス!

〜Instrument〜
バンドによる「もろびとこぞりて変奏曲」
阿部さんも廣川さんも永井さんもタツルさんもとても楽しそうで
音楽もよ〜く知ってる曲だし
それをあんなふうにアレンジして演奏してくださって
クリスマスだ〜!ってとても嬉しかったです!





〜第三章〜
男性ヴォーカリストの曲をカバーし、様々な男心(?)を歌います。
懐かしいあの曲も・・・???


颯爽と現れたのは、男装の麗人!

シルバーメタリックなスーツ、肩からふわっとした毛皮をかけて
胸元レースでゴージャス!
髪はビシーッと後ろでくくって、目線は
「これがアンジュだけど何か?」と言わんばかりのS目線

キャーー!!!

さっきまでの綺麗で可愛いヤンさんはどこに行ったの?

どこ?どこ?

大人しく座ってましたけど、ほんとは足ジタバタしていちびりたかったです!

理性ってジャマね(笑)

ここで叫びます!

キャー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ヤンさん、カッコ良過ぎやし〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そのふわふわショールがちょっと2丁目ぽくて(おい!)

ザ・ジゴロ!!


ワムの「ケアレスウィスパー」歌い踊りまた歌いながら客席を通って
会場後方の舞台へ!

そこには高いスツールが1脚あって、そこに腰掛けまた歌われ

ファンシータッチの「星は光りぬ」

♪あなたに消えた恋〜〜あ〜あ〜

みはるちゃんの黒のドレスにひざまずいて口づけたのに、
冷たく振られるというあの場面

ドレスになりたい・・

東京のショーでは客席にいらしてたみはるちゃんをグッと見つめて
歌われたんですってね

キャー〜〜〜〜〜〜!!!

歌いながら再び前方の舞台にもどってこられました

そして、平井堅さんの「瞳を閉じて」

ヤンさんが男性ヴォーカルの曲歌われるの大好き!。

来年の劇団AUN「十二夜」では、鋼太郎さんに「宝塚をやってくれ」とリクエストされたそうで、
「長い時間かけてせっかく抜いたのに〜」とおっしゃって笑かして下さいましたが

私はこれは凄いことだな〜と思いました

ともすれば独特な世界でのみ通用する的な「宝塚の男役」が
外の世界で求められたんですもの!
しかもヤンさんの!


今までヤンさんが宝塚を大切になさり、舞台人としてご自身を磨き続けてこられた
たゆまぬ努力があればこそ!

本当に嬉しい!

さっそうと舞台袖に消える男装のヤンさんの凛々しさに惚れ惚れしました。





第四章〜
今年は日本にとって忘れられない、忘れてはいけない年となりました。
皆様と共に”故郷”を想い、輝ける未来に向かって歩いていきましょう!!


素朴なバイオリンの音色で奏でられた「ふるさと」

うさぎ追いしかの山
こぶな釣りしかの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき故郷

生まれ育った故郷が自分たちにとってどれだけ大切なものであったか
今、ここにある故郷を私も大切にしたいな〜と思い

聞くだけでジーンとしました

黒のシックなドレスに身を包んだヤンさん
髪は後ろ長く結って垂らされて、リボンなどの飾りで
まとめられていて

さとう宗幸さんの「青葉城恋歌」
仙台に思いをはせて歌われました。

昨年の今頃は、2011年にあんな震災が起こるなんて誰も思っていあなかったのに
一日も早い復興を心から祈らずにはいられません

最後は「VIVO」
エル・アミーゴの曲、
♪VIVO〜 あ〜〜〜〜VIVO〜
生きて生きているから〜♪

なんて力強い歌声なんでしょう!

バウの舞台で歌われていたVIVOはエル・アミーゴのフェルナンドスの歌でした。
けれども今は「生きているから」という歌詞がとても大切な意味を持って心にせまってきます。

ヤンさんの歌にはますます磨きがかかり、歌い続けられる「歌」はどんどん世界を広げ成長していくのですね。

お衣装といい、ヘアスタイルのいい、何もかもがショーを創り上げるための重要な演出、これっぽっちの妥協もないステージ

カーテンコールは、今年8月のFemale Vl.11で踊られた
♪ソー・イン・ラブ

紫煙くゆらせながら、けだるく踊る・・

2度拍手で呼び戻され
長生きしてくださいね(笑)年金もらってくださいね(笑)と
とっても優しく話しかけてくださり

も〜〜〜ヤンさんたら〜〜〜と最後にキュンと落として「良いお年を!」

やはりクリスマスのディナーショーはいいもんですね〜。

来年もやっていただきたいな〜

とてもとても幸せな時間でした!

ヤンさん!ありがとうございました*^^*






読んでくださってありがとうございました。


2011.12.31記 なずな

 もどる