新入荷!  茶壷のご紹介






2007年9月、茶壷が新たに入荷いたしました!(各茶壷の紹介はこちらから)

ここで改めて、しゃおしゃんで販売している茶壷(お茶を淹れる急須のことです)について、少しご紹介します。

この茶壷は、中国の茶壷の産地である「宜興」で作られたものですが、台湾で宋師匠が選び、しゃおしゃんの手元まで届いたものです。
宋師匠と私(前田)が自分で使っている茶壷と同じものや、デザインは違っても土の質がほぼ同様のものを、茶壷の卸売業者の方から選んでおります。

使う茶壷によって、お茶の味わいは本当に変わると思います。

たとえ形が同じでも、土の質など様々な理由により、実際にお茶の味は違っています。
茶壷によって、お茶がまろやかになったり、甘くなったり、逆にそっけない味になったりするように感じます。

宋師匠は、茶壷の販売を仕事にしているわけではありません。
しかし、何年もかけて作り上げる自分のお茶を、お客様に淹れてご紹介する時に使う茶壷は、人一倍吟味しております。
(もともとお茶づくりを始めたのも、学生時代から茶壷好きだったのがきっかけだったそうですし)

中国で作られたものを台湾から仕入れるのは、とても遠回りなことに思われるかもしれません。

しかし、私自身、かつて茶壷産地の「宜興」に行き、よいと思う茶壷を国営工場などで購入しましたが、その茶壷で淹れたお茶の味わいは、宋師匠が使っている茶壷のようなまろやかさや甘味が残念ながら出ませんでした。
もちろん、どちらも宜興で作られた茶壷ですが、おいしくお茶を淹れられる茶壷を手に入れることは、簡単なことではないと思った次第です。
(必ず、どこかにはあるはずですが)

しゃおしゃんでご紹介している茶壷のほとんどは、決して高度な技工を凝らして作られた高級茶壷ではありません。
しかし、これらの茶壷は、宋師匠と私が数年使い続けてきて、それで淹れる茶の味わいをよいと思い、また、使い続けた時の変化も実際に体験してきたタイプの茶壷です。
(使いこんだ茶壷で淹れたお茶の味わいは、使い始めの同じものに比べて、よりまろやかで味わいが深くなってくるように思います。使いこむほどに、美味しくなるようです。)

是非、普段使いの茶壷として、ご利用いただければと思います。

茶壷紹介はこちらから。

                   2007年9月 焙茶工房しゃおしゃん
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