大切なお知らせ   しゃおしゃんの店舗の移転について






2008年5月末を目処に、しゃおしゃんの店舗は、現在の盛岡市材木町から移転します。

 移転先は盛岡市郊外を予定しています。店の営業スタイルも、より「お茶づくり」にシフトしていくつもりです。移転、と言っても、いままでのしゃおしゃんの店舗とは少し違った形になると思いますし、材木町店を閉店した後、しばらくは、新しい店の環境づくりに時間をかけたいと思っています。

店舗でのお茶のご紹介は週に1、2日に抑え、よいお茶づくりができるよう、環境を、そして自分自身を、整えていきたいと思っています。

 店舗でのお茶紹介は減りますが、新たにお客様とお茶とのご縁を繋いでいけるように、地域の「市」や手仕事のイベントへの出店、お茶会の開催などのほか、通信販売の方法も考えていきたいと思っています。

 従来、店舗にいらしてくださったお客様にはご不便をおかけしますが、お茶のご紹介はこれからもいろいろな形で続けて参りますので、どうぞご理解を賜り、今後もご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。



2003年5月に盛岡市材木町に開店したしゃおしゃんの営業も、5年目に入りました。材木町しゃおしゃんでは、今までたくさんのお客様とよい出会いをさせていただきました。本当にありがとうございます。

5周年を迎えるにあたり、しゃおしゃんも新たなステップを踏み出したいと考えはじめました。この5年の間に、お客様との出会いに加えて、よいお茶との出会いもありました。そこで、台湾で勉強してきた焙煎・お茶づくりの技術を更に追求し、おいしいお茶を作り出してご提供できるようになりたいという思いが強まっております。

思えば、お茶の仕事を始めたのは、飲んでくださった方が元気になるお茶、幸せな気持ちになるお茶をご紹介したいと思ったからでした。その後、お茶を作るようになり、焙煎や茶摘み、製茶を重ねるにつれて、元気のお茶、幸せのお茶を作るには、作る人自身がまず気持ちよく元気でいることが大切なのだと実感しております。今の環境も素晴らしいと思っているのですが、気仙茶づくりで気仙に通い始めたり、様々の「気持ちよい人」との出会いによって、私は、よりよい空気、自然環境、そしてより健康な暮らしが自分のエネルギーの源になるという思いが強まりました。

移転を予定している郊外の場所は、とても風景のよいところです。ただ、建物にいろいろ手を加えないとお客様をお迎えするのは難しいようです。
いつの日か、この場所にお客様をお迎えできることを夢見ていきたいと思います。

材木町しゃおしゃんは、盛岡駅から10分足らず、土曜日には市が立つ昔ながらの商店街という、街の中の便利な場所にあります。なので、いろいろな年代や職業の方が同席して、初対面のお客様同士でも、お茶を飲みながらよもやま話をするという、とても不思議な空間になっています。ある時は賑やかに、ある時は店主とお客様と一対一となり、お茶を軸に時間と空間を共有していただく場所です。お茶をお探しのお客様、お茶についていろいろ思いのあるお客様とは、店主が淹れるお茶を召し上がっていただきながら、お茶についてとことんお話を交わし、お客様のお茶選びをお手伝いしたいと思っております。

この、私にとっても愛すべき「材木町しゃおしゃん」は、来年の5月まで、あと10ヶ月弱ここにあります。どうぞ残り少ない材木町しゃおしゃんを味わいにいらしてくださいませ。お待ちしております。

                   (2007年8月 焙茶工房しゃおしゃん)

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