しゃおしゃんメールマガジンvo1.17号(2005年神無月号)

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しゃおしゃんメールマガジン Vol.17

2005年10月号   2005.10.19

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#今号のメルマガ目次

■巻頭ごあいさつ

■トピックス 鉄瓶とお茶

■しゃおしゃんニュース

白葉単そう#4を発売します!/cafe-sweets誌で紹介されました

■小香雑感 

<巻頭ごあいさつ>

皆様こんにちは!お元気でお過ごしでしょうか?

7月のメルマガ以来、大変ご無沙汰しております。あれよあれよと言ううちに、暑かった夏が過ぎ、秋祭りが終わって盛岡は急に肌寒くなりました。しゃおしゃん脇のななかまども、9月の黄色から、いまではすっかり赤く色づいています。

皆様のところはいかがですか?

さて、久しぶりのメールマガジン、お知らせやトピックスをお届けします。どうぞご覧ください。

<トピックス> 南部鉄瓶とお茶

しゃおしゃんでは、この夏からずっと、南部鉄瓶で湯を沸かして試飲のお茶を淹れています。鉄瓶を作る若手職人の方々の勉強会で、中国茶と鉄瓶の相性の研究を始めたのがきっかけでしたが、使ってみると、この鉄瓶のお湯は、口当たりが柔らかく、お茶の味わいを引き出し(色の出方が違うように思います)、甘みが広がるお茶になるようです。

既に茶壷を温める時から、鉄瓶のお湯とステンレスのお湯では差がついたのには、驚きました。温めた茶壷に茶葉を入れただけで、鉄瓶を使った方は、茶壷の中に甘い香りが広がり、ステンレスの方はそれに比べると甘みが少なく、一方で刺激のある雑味が目立つようでした。

お茶の味わいは、鉄瓶だと「四角い味の角がとれて丸くなった」という感じで、丸く柔らかく、雑味を少なくして甘みを出す方向に変化するように思います。初めはステンレスの湯との違いに少し戸惑いました。でも考えてみれば、宜興の茶壷を使っているのも、柔らかく湯を注ぐのも、全て同じ方向で味わいを追求しているのだし、何より飲み下した時にすうっと身体に入る感じは他のものでは味わえないので、鉄瓶を使うことにしました。

今まで、しゃおしゃんでの試飲は、できるだけシンプルな道具や簡便な水を、と心がけてきたのですが、鉄瓶は例外と思っています。なぜなら、盛岡辺りなら大抵のおうちに1つはあって、今は使わなくなって錆びていても、少し慣らしたら大体はまた使えるというからです。もしおうちになかったら、この機会に1つ手に入れてはいかがでしょう?一生、どころか、何代も、使い続けることができます。

「お茶」は茶葉と水で完成されます。同じお茶葉を使っていても、実際に飲んでいるお茶は皆一人一人違うといっても言い過ぎではありません。美味しいお茶を作り上げる選択肢の1つとして、鉄瓶をどうぞ使ってみませんか。

なお、11月3日(木・祝)には、盛岡・南昌荘で「みんなで話そう南部鉄器!」−若手南部鉄器職人と話そう 鉄器のこと盛岡のこと−というイベントが行われるそうです。

ご興味のある方は、詳細をしゃおしゃんまでお問い合わせください(定員30名、事前に申込みが必要とのことです)。

<しゃおしゃんニュース>
○  白葉単そう#4を発売します!

前回もご好評をいただいた、2004年春の白葉単そう、別ロットが出来上がりましたので、発売いたします。焙煎後、少し時間を置き様子を見ていましたが、だいぶ柔らかく美味しくなっております。

前回のロットにも増して、濃厚なよい甘みを持つお茶です。甘みと酸味のバランスから、マンゴーにも似た味わいだという感想をいただいています。

どうぞ召し上がって見てください。

なお、今回のロットは35gパックで80個限定とさせていただきます。特にご購入量の制限はいたしませんので、ご入用の方はお早めにお申し込みくださいませ。

白葉単そう#4(2004春A) 35gパック 1000円


○  cafe-sweets誌で紹介されました

10月5日発売の月刊誌「cafe-sweets」(柴田書店)に、しゃおしゃんが紹介されています。

全国の書店で販売されている雑誌ですので、よかったら本誌を手にとってご覧ください。

編集部の方々がいらして、丁寧に取材をしてくださいました。普段お客様に見ていただくことのできない「焙煎工程」も写真入りで紹介されています。

<小香雑感> 

数日前から、火鉢に炭をおこして鉄瓶をかけて湯を沸かしています。祖母が使っていた青い陶器の火鉢を物置から引っ張り出してきました。小さい頃私が張ったシールが茶色になって残っています。シューシューとお湯の沸く音、鉄瓶の口から立ち上る湯気、赤く透明に光る炭・・・、いいものです。お湯の味わいもびっくりするほど甘く柔らかくなりました。お時間のある方には、炭で沸かしたお湯で試飲していただくこともできそうです。どうぞ秋の一日、ゆっくりしゃおしゃんにいらしてください。

##では今回はこのへんで。皆様、お元気でお過ごしください。

焙茶工房しゃおしゃん (主宰 前田 千香子)

盛岡市材木町8-16 Tel&Fax: 019-625-7360 050-3374-4084

http://www8.plala.or.jp/xiaoxiang/

         mail to: teaworks@pure.plala.or.jp

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