宋勇進(ソン・ヨンジン)
1965年












1990年




1998年
台湾省屏東県生まれ。
小さい頃からお茶を飲むのが好きで、大学時代も青少年児童福祉を学ぶ傍ら、茶芸活動に励む。
当時、一般には「空腹でお茶を飲んではいけない」とか「お茶を飲みすぎると寝不足になる」などと言われており、またお茶の様々な効能が紹介されているのにも関わらず、逆にお茶を長期間飲んで身体の調子を悪くした、という話も聞いていた。
そんな時、偶然ある文献で、中国唐代、山中で修業中の僧侶たちの中に、「正午以降食べ物を食してはいけない、しかしお茶は飲んでもよい」という戒律があったことを知った。当時僧侶たちは、自分で植えて自分で製茶したものを飲んでいたのだが、これを読んだとき、「当時は空腹でお茶を飲んでも問題がなかったのだ」と気づき、これが更にお茶を研究するきっかけとなった。
焙煎講座で焙煎を学び、その後台湾省茶業改良場にて茶農に混ざって「茶葉産製班」と「茶葉品評官能鑑定測験班」に参加し、どちらも修了試験に優秀な成績で合格した。
以来今日に至るまで、茶葉の品質を向上させる焙煎方法、お茶を飲んで身体を養う方法について一心に研究を続けてきている。
「ホ古茗鼎」という養身茶作房を設立し、茶芸と焙煎について学生を交えて検討を行っている。


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